青森の直営牧場で実際に使われていた「牧柵」を東京・府中のホテルに設置

ホテルコンチネンタル府中、農場とホテルをつなぐ“食と経済の循環”を空間として表現

株式会社ホテルコンチネンタル府中のプレスリリース

ホテルコンチネンタル府中(東京都府中市)は、このたび本館および新館の外周部に、直営牧場「東北牧場」(青森県)で実際に使用されていた木材を活用した「牧柵」を設置しました。

ホテルコンチネンタル府中 バイキングレストラン東北牧場 テラス 

製作を手がけたのは、宮内庁や官公庁、高級ホテル・旅館をはじめ、数多くの建築空間の内装や特注家具を手がけてきたヒノキ工芸。その会長であり、「現代の名工」と称される家具職人・戸沢忠蔵氏によって、東北牧場で長年使われてきた牧柵に新たな加工が施され、東京・府中のホテルの風景として生まれ変わりました。

今回の牧柵は、単なる外構の装飾ではありません。

ホテルコンチネンタル府中と直営牧場「東北牧場」が大切にしている、青森から東京へとつながる「食のストーリー」と、「自然の循環」「経済の循環」を象徴するモチーフとして設置したものです。

ホテルコンチネンタル府中 本館

■青森の牧場の風景を、東京・府中のホテルへ

今回使用した牧柵は、新しく製作した木材ではなく、青森県の直営牧場「東北牧場」で実際に使用されていたものです。

長年、牧場の中で馬たちのそばにあり続けた牧柵には、風雨にさらされて生まれた木の表情だけでなく、実際に馬がかじった跡などもそのまま残されています。

それらは傷として取り除くものではなく、東北牧場で過ごしてきた時間そのものです。

新品の木材では表現することのできない、牧場で積み重ねられてきた年月や馬たちの気配を残しています。

ホテルの前を通る方や、ご宿泊・お食事で訪れるお客様にも、牧柵に残された一つひとつの痕跡を通して、ホテルと東北牧場とのつながりを感じていただければと考えています。

東北牧場のサラブレッド
牧柵をかじるサラブレッド

■「現代の名工」戸沢忠蔵氏とヒノキ工芸によるものづくり

牧柵の製作を手がけたヒノキ工芸は、1977年に戸沢忠蔵氏によって創立されました。

宮内庁や官公庁をはじめ、高級ホテルや旅館などの内装・特注家具を数多く手がけ、国内外の著名な建築家やデザイナーから高い信頼を寄せられている木工家具製作会社です。

会長を務める戸沢忠蔵氏は「現代の名工」と称される家具職人。

「クオリティ第一」を信念に、素材と向き合い、その空間にしか存在し得ないものづくりを追求しています。

ホテルコンチネンタル府中とヒノキ工芸との取り組みは、今回が初めてではありません。

これまでにも、本館1階ロビーおよび新館1階「バイキングレストラン東北牧場」のテイクアウト商品棚をはじめ、レストランコルトの客席と共用部を緩やかに仕切る竹格子や受付の竹格子、ロングテーブル、ロビーの椅子、レストランのテーブルや椅子など、館内のさまざまな家具・意匠を製作いただいています。

既製品を配置するのではなく、ホテルの考え方や、それぞれの空間が持つ意味を踏まえ、一つひとつつくられた家具や意匠。

今回の牧柵も、その延長線上にあります。

テイクアウト商品棚
ロビーの竹格子、椅子

■私たちは「直営農場の食を楽しむホテル」です

ホテルコンチネンタル府中と東北牧場の関係は、一般的な「ホテルが産地から良い食材を仕入れる」という関係とは異なります。

農場で食材を育てるところから、東京のホテルへ運び、料理人が料理し、お客様のテーブルへ届けるところまで。そのすべてを自社の中で一貫して行っています。

私たちが目指しているのは、「直営農場の食を楽しむホテル」であること。

青森の畑から、東京のお客様のテーブルまでが、一つのストーリーとしてつながっています。

無農薬・無化学肥料栽培の野菜
ホテルに食材を直送
東北牧場食材を楽しむお料理
和洋中のホテル料理人が腕をふるいます

■1917年創業。約100haの直営牧場「東北牧場」

青森県にある東北牧場は、約100ha、東京ドーム約21個分の広さを持つホテル直営牧場です。

1917年にサラブレッドの生産・育成牧場として創業。

1987年からは、牧場で生まれるサラブレッドの堆肥を土づくりに活用した野菜栽培を始め、現在まで農薬や化学肥料を一切使用しない農業を続けています。

野菜だけでなく、米、小麦、果実、山菜、野草、ハーブなど、年間約100種類の食材を生産。

さらに、平飼いによる養鶏も行い、鶏の主食となるデントコーンも無農薬で栽培。ブランド卵「青玉」「赤玉」を採卵しています。

東北牧場 全景

■東京と青森を自社でつなぐ「経済の循環」

ホテルコンチネンタル府中と東北牧場の取り組みには、もう一つ重要な意味があります。

それが、東京と青森の経済循環です。

青森の東北牧場で生産した野菜、米、小麦、果実、山菜、野草、ハーブ、卵などを、消費地である東京へ運ぶ。

ホテルコンチネンタル府中では、それらをレストラン、宴会、宿泊の朝食、弁当、テイクアウト商品、物販など、さまざまな商品・サービスへと変え、お客様へ提供します。

そこでお客様からいただいた対価は、東京側だけで完結するものではありません。

農場へ還流し、そこで働く人々の雇用や所得、生産設備、農地の整備、そして新たな作物への挑戦など、次の農業投資へとつながっていきます。

農場とホテルの双方を自社で運営しているからこそ、自らこの循環をつくり、育てていくことができます。


■「自然の循環」と「経済の循環」

ホテルコンチネンタル府中と東北牧場の取り組みを整理すると、大きく二つの循環があります。

一つは、自然・農業の循環。

サラブレッドの堆肥を土づくりに活用し、そこで野菜やデントコーン、牧草を育て、人やサラブレッド、鶏の食へとつないでいく。

自然からいただいたものを次の生産へと生かしていく循環です。

もう一つは、東京と青森の経済の循環。

青森で生産したものを、東京という消費地で付加価値の高い料理や商品として提供する。

そこで生まれた対価を青森へ戻し、人を雇い、農業へ再投資し、次の生産へつなげていく。

「自然の循環」と「経済の循環」を、自社の中で同時につくる。

これが、ホテルコンチネンタル府中と東北牧場が目指している一つの姿です。


■牧柵は、私たちが大切にしていることを体現するモチーフ

今回、ホテルの外周部に設置した牧柵は、こうした私たちの取り組みを象徴しています。

青森の東北牧場で実際に使われていたものが東京へ運ばれ、職人の手によって新たな価値を与えられ、ホテルの一部となる。

それは、東北牧場で育てた食材が東京へ運ばれ、料理人によって料理となり、お客様へ届けられる流れとも重なります。

私たちにとって、東北牧場は単なる「食材の仕入れ先」ではありません。

そしてホテルは、単なる「食材の消費地」でもありません。

青森の農場から東京のホテルまでが、一つの物語であること。

今回の牧柵を通じ、ホテルを訪れるお客様や地域の皆様にも、そのつながりを感じていただければと考えています。

ホテルコンチネンタル府中はこれからも、直営農場だからこそ実現できる食体験と、東京と青森をつなぐ新たなホテルのあり方を追求してまいります。


ホテルコンチネンタル府中 正面

直営農場の「食」を楽しむホテル

東京都府中駅から徒歩2分。青森県に直営農場の「東北牧場」をもつシティホテル。サラブレッドの生産・育成、その堆肥を利用した循環型農業で栽培された完全無農薬の野菜やハーブ、山菜、野草、そしてブランド卵。それらの食材を館内3つの直営レストランでお楽しみいただけます。

詳しくはこちらの資料をご覧ください。

ホテルコンチネンタル府中

所在地:〒183-0055 東京都府中市府中町1-5-1

お電話:042-333-7111(代表)

URL:https://www.hotel-continental.co.jp/


東北牧場

直営農場「東北牧場」

サラブレッドの生産・育成牧場として創業。農薬・化学肥料を使用しない農業を続け、野菜、米、小麦、果実、山菜、野草、ハーブなど年間約100種類を生産しています。平飼い養鶏によるブランド卵「青玉」「赤玉」も生産し、旬の食材をホテルコンチネンタル府中へ定期的に直送しています。

所在地:青森県上北郡東北町新舘有野部1-3
URL:https://www.tohoku-bokujo.co.jp/

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