CAPsのプレスリリース
3人の生産者が「食べ物」ではなく、その背景にある「人」を伝える旅。地域の観光・行政・事業者らと体験価値を検証し、11月4日のサービス開始へ
日本農業遺産に認定された宮崎市田野・清武地域で農業に取り組む3人の生産者によるプロジェクト「CAPs(キャップス)」は、2026年11月4日から、国産カカオ、自然栽培、放牧養豚の3つの生産現場を1日で巡るアグリツーリズムを開始します。
開始に先立ち、10月25日(日)、観光・体験事業者、今後連携が期待される地域事業者、行政・観光関係者等を招いたデモツアーを実施します。農園を「見学する」だけではなく、生産者自身と話し、その考え方や挑戦に触れ、地域の食材を使った食卓を囲むことで、宮崎の農と食の価値を体験してもらう新たな観光の形を検証します。
ツアー詳細・予約ページ
3つの異なる農業を、「人」を通して知る一日
CAPsを構成するのは、宮崎市田野町・清武町で、それぞれ異なる農業に挑戦する3人の生産者です。
合同会社宮崎カカオ|大田原 尊之
日本でカカオを育て、多品種栽培から発酵・加工までの挑戦。
AKASAKA farm|野﨑 遥平
農薬・肥料に頼らず、自然の循環の中で野菜を育てる自然栽培に取り組む。
Pioneer Pork|有方 草太郎
豚が自由に動き回れる環境で、希少品種を含む放牧養豚に取り組む。
「人を知ると、食べ物の味が変わる。」
私たちがツアーで伝えたいのは、珍しい農作物そのものだけではありません。生産者の考え方や背景を知り、その人が育てたものを実際に食べることで、それまでとは違った食の価値が生まれるのではないか。そんな考えから、このツアーをつくっています。
10月25日は「完成披露」ではなく、地域と一緒に磨くデモツアー
今回のデモツアーは、完成した商品を披露するためだけのイベントではありません。11月4日の開始を前に、実際に体験してもらい、異なる立場から意見を受け取り、内容を磨き上げる「公開プロトタイプ」として実施します。
・体験そのものにどのような価値を感じるか
・生産者との対話に十分な時間が取れているか
・食事体験がツアー全体の価値につながっているか
・移動や時間配分に無理がないか
・県外・インバウンド客に提案できる観光商品となり得るか
当日は、今後CAPsとの連携が考えられる観光・地域事業者、宮崎市職員や宮崎市観光協会職員も参加します。異なる立場から意見をもらい、11月4日の正式開始までに内容をさらに磨き上げます。
デモツアー概要
日時
2026年10月25日(日)10:00〜15:00予定
場所
宮崎市田野町・清武町
目的
11月4日のサービス開始前に、体験価値・時間配分・食事・移動・連携可能性を検証
主な行程
10:00 AKASAKA farm 自然栽培の畑を見学し、季節の野菜の収穫などを体験。
11:30 Pioneer Pork 放牧地を見学し、豚の飼育環境や考え方を知る。えさやり等も体験。
12:15 昼食 とれたて野菜と放牧和豚を使った料理を、生産者とともに囲む。
13:30 宮崎カカオ 国内では珍しいカカオ栽培の現場を見学。果実からチョコになるまでを知る。
15:00 振り返り・終了 一日の体験について参加者から意見を受け取り正式開始へ改善につなげる。
※天候や生育状況等により内容を変更する場合があります。
舞台は、日本農業遺産に認定された田野・清武地域
ツアーの舞台となる宮崎市田野・清武地域は、2021年2月に「宮崎の太陽と風が育む『干し野菜』と露地畑作の高度利用システム」として日本農業遺産に認定された地域です。
宮崎空港から各農園までは車で約20分。都市部や空港から近い場所にありながら、畑、放牧地、カカオ農園という異なる生産現場を1日で巡ることができます。
11月4日から一般向けにサービス開始
デモツアーで得た意見を反映し、2026年11月4日から一般向け体験を開始します。
体験では、「農業を見る」「生産者と話す」「その人が育てたものを食べる」という一連の時間を通して、単なる農園見学とは異なる、生産者との関係が生まれる旅を目指します。
正式ツアー概要
・開始日:2026年11月4日
・エリア:宮崎市田野町・清武町
・所要時間:約5時間
・定員:最大15名
・食事:昼食・デザート付き
・予約:じゃらん、noumee、ポケットマルシェ等
国内一般客に加え、今後は宿泊施設・旅行事業者等との連携や、インバウンド客の受入れについても検討していきます。
CAPsについて
CAPsは、宮崎カカオ、AKASAKA farm、Pioneer Porkの3者によるプロジェクトです。それぞれ異なる農業に取り組む3人が、生産物を販売するだけでは伝わらない農業の背景や、生産者自身の考え方を、食・体験・対話を通して伝えることを目指しています。
大学横断GX-DX細目研究室(責任者: 宮崎大学工学部特別准教授 細目圭佑)との連携など、農家だけの枠組みに捉われない取組を行っています。