昨年急逝したBurtonライダー、マルコ・グリックを偲ぶスノーボード 「グリルマスター LTD」11月23日(水)より100本限定で販売

バートンジャパン合同会社のプレスリリース

​ Burtonは、グリロの愛称で親しまれ、2021年11月23日にオーストリア・ゼルデンでの撮影中に不慮の事故で急逝したBurtonライダー、マルコ・グリック(Marko Grilc:享年38歳)を偲び、彼が遺した数々の功績を讃えるスノーボード「グリルマスター LTD」を、11月23日(水)より100本限定で、北米・ヨーロッパおよび日本のBurton.comにて販売いたします。

 スロベニアで生まれたグリロは、14歳でBurtonチームに加入。26年にわたるキャリアを通じて、数々のコンテストにてタイトルを獲得するだけでなく、多くのスノーボーダーの記憶に残る映像を残すとともに、若いライダーのメンターとしての役割も果たしてきました。常に独自の感性に磨きをかけ、それを雪山で表現していたグリロは、今では当たり前となったVlogシリーズやソーシャルコンテンツにおいて、これらがスタンダードになるずっと前から取り入れ、まさにパイオニア的存在として活動してきました。また、3人の子供の父親として、彼の妻であるニーナとともに、ファミリースノーボーディングの素晴らしさを発信。世界中の家族に、子供を育てながらスノーボードを楽しむ方法を教えてくれました。

 グリロがスノーボードに与えた影響は、彼が亡くなってから1年経った今でも非常に大きいものだと改めて気付かされます。事故のわずか1週間前、Burtonは「グリルマスター」と呼ばれる特別なスノーボードを開発するため、そのインスピレーションと、具体的形状について、まさに彼と話し合っていたところでした。子育てとライディング、双方に対する愛情を両立させた父親として、グリロは、スノーボードそのものとそのコミュニティ、そして大切な家族に対する情熱を形にしたプロダクトを求めていました。彼は、家族と一緒にクルージングする時間も、また、子供たちがロッジでフライドポテトを食べている間に1人でライディングする時間も、全てを最高に演出してくれるパートナーとして、「グリルマスター」のイメージを思い描いていました。

 グリロの妻であるニーナ・グリックは、以下のように話しています。
「きっとグリロは、世界中のお父さんたちに向けたスノーボードを作りたかったんです。私たちとBurton、2つの家族を合わせたようなものを。彼にとっては、それが幸せの象徴ですから」

 残念ながら、このスノーボードを完成させる前に、彼はこの世を去ってしまいましたが、Burtonは、彼の情熱が注ぎ込まれたプロジェクトを未完成のままにすることなく開発を継続。そして、彼が思い描いていたものを形にするには、家族の協力が必要不可欠でした。Burtonはグリロの家族に、大きい2枚の真っ白なボードキャンバスを渡し、子供たちにイメージを描いてもらいました。子供たちは、父親であるグリロとの想い出に思いを馳せながら、彼が歩んできたこれまでの物語と、最後に星になるまでの軌跡を、そのキャンバスに描いたのです。

 グリロの家族は、こう話します。

 「このグラフィックは、パパのスノーボード人生そのもの。最初はビッグエアで、次にスロープスタイル。まさに星のように美しく輝かしくて、最後は空に輝く星の場所へと旅立つ。星空から出てくる黒い足跡は三女のもの。そして、山の頂にある窓から出る矢印は、高い山に登って夜空を眺めてみれば、そこからはいつでもパパの星が見えるんだってことを表現しているんです」

 Burtonでは、この度の「グリルマスター LTD」の販売を記念し、またこれからもグリロの子供たちがスノーボ ードを続けられるように、売上の一部をグリロの家族に寄付します。世界限定100本の「グリルマスター LTD」は、同じくスノーボードにおいてパイオニア的な活動を行い多くの功績を残したライダーであり、2003年の雪崩事故で帰らぬ人となったクレイグ・ケリー(Craig Kelly)にちなんで名付けられたプロトタイプ工房「Craig’s」にて、1本1本ハンドメイドで作られました。

 今回、グリロの家族は、彼の魂とレガシーを遺し伝えるために、オンラインショップと財団を設立しました。 Thegriloshop.comは、プロダクトを販売しながらアクションスポーツイベントの開催等を通して、ファミリースノーボーディングの魅力を紹介しています。

 「私たち全員、これからも彼を忘れることはありませんし、私たちがここにいる限り、彼の想い出やその物語をこれからも共有していきたいと思っています」
                                        -ニーナ・グリック-
 

  • グリルマスター LTD プロダクト概要

□グリルマスター LTD
・Craig’s プロトタイプ工場で製作
バーモント州の本社敷地内にある Craig’s プロトタイプ工場にて、1 本 1 本ハンドメイドで作られました。
・バランスフリーライド形状(ツイン)
セットバックされたキャンバーとスタンスのセンターに設けられたサイドカットが、硬めの雪ではツインのようにフリースタイルなライドフィールをもたらし、柔らかい雪ではディレクショナルならではの浮力と安定性を提供します。
¥ 115,000 (税込 ¥ 126,500)
サイズ:130cm、145cm、155cm
 

 Burtonの活動の全ては、ブランドが掲げる「パーパス」に基づいています。山をフィールドとして楽しむスノーボードのブランドとして、「人」、「地球」、そして「スノーボード」のためにできることは何か?を常に追求し、行動に移しています。今シーズン展開されているプロダクトの一つ一つにも、それらの想いが込められています。
 

  • Burtonのパーパスについて

私たちが目指す未来は明確です。
関わる全ての人々にポジティブな影響を与えること。
環境への負荷を最小限に抑えること。
そして、思いっきりスノーボードを楽しむことです。

人々のために
人々を尊重するということは、公正な賃金を支払い、責任ある調達を徹底し、誰もが歓迎されるコミュニティを築くことです。

地球のために
環境への負荷を最小限にする。そのために必要なことは、CO2の排出量を削減し、地球や人々にとって安全で、かつ長く使えるプロダクトを作ることです。

スノーボードのために
私たちの使命は、スノーボードの未来を守り、誰もがライディングを楽しめる世の中にすることです。

2025ゴール
クライメートポジティブに向かって

私たちは、2025年までのクライメートポジティブ達成を目指します。 
そのために、SBT(Science Based Targets) に沿ってカーボンフットプリントを削減し、
その排出量を相殺するための投資を行い、そして気候変動を引き起こす構造レベルでの変革を提唱します。
 

BurtonはBコーポレーション認証企業
「B Corporation(Bコーポレーション)」= 「B Corp(Bコープ)」とは、米国の非営利団体
B Labがおこなっている、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度。
Burtonは、スノーボードカンパニーとして初めて、2019年に認証を取得しました。

 

  • Burtonについて

ジェイク・バートン・カーペンター(https://www.burton.com/jp/ja/jake-burton-carpenter.htm)は、1977年にアメリカ・バーモント州のガレージでスノーボード作りを始め、Burton Snowboardsを設立。以後、生涯をスノーボードに捧げました。Burtonは、創業時より画期的なプロダクトライン、リゾートに対する草の根的努力、そしてトップレベルのチームライダーにより、スノーボードを裏山での遊び道具から、ワールドクラスのスポーツへと成長させることにおいて、極めて重要な役割を果たしてきました。現在は、スノーボードギアとアウトドアに関連する業界トップのプロダクトをデザイン、製造しています。アウトドア/ウィンタースポーツ業界のサステイナビリティ・リーダーとして、スノーボードの企業として世界で初めてB-Corp認証を取得しました。Burtonはドナ・カーペンターにより所有されているプライベートカンパニーで、アメリカ・バーモント州バーリントンに本社、オーストリア、日本、オーストラリア、カナダ、中国にオフィスを置いています。詳しくはwww.burton.comをご覧ください。

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