ウィズコロナとなりお出かけ先のジャンルはどう変わった?コロナ前と比べて「公園」「宿泊施設」に行く割合が増加/いこーよ総研

アクトインディ株式会社のプレスリリース

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、コロナ前(2019年)とウィズコロナ(2022年秋以降)とを比較し、お出かけ先ジャンルはすでにコロナ前に「戻った」と言える状況なのか、変化があるとしたらどのような変化なのかなどについて、いこーよのアクセス数から比較、分析し、結果を公開いたしました。

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《トピックス》

  1. ​コロナ前と比べウィズコロナの現在は「公園」と「宿泊施設」「体験施設」へのお出かけ割合が増加
  2.  コロナ前と比べてお出かけが減っているのは「屋内遊園地」だが、少しずつ回復
  3. コロナ前後のお出かけジャンルの変化を総括

1. コロナ前と比べウィズコロナの現在は「公園」と「宿泊施設」「体験施設」へのお出かけが増加
まず、2019年のコロナ前と比較して、ウィズコロナの現在でお出かけ先のジャンルがどのように変化しているかを見てみたいと思います。
お出かけ先のジャンルは季節によって大きく変動するため、季節要因が比較的少ない9〜11月に絞って比較を行いました。

<分析の方法>
まず、いこーよサイトの施設ページアクセス数を100%としてその中の全53のお出かけ先ジャンルについてアクセス数のシェアを算出。そのシェアを2019年9〜11月と2022年9〜11月とで比較した増減をグラフにしています。

その結果、コロナ前と比べてウィズコロナでは「公園」が大きく増加しました。コロナ禍では3密回避の目的で身近なアウトドアである公園で遊ぶ機会が増加し、それがウィズコロナになっても定着化したことに加え、昨今の物価高による節約志向などで無料の公園へのお出かけが増えたのではないかと思われます。

その他「美術館・アート」、「博物館」などもコロナ前よりも増加しています。これらのジャンルはコロナ禍では屋内施設であることからお出かけを自粛されていた傾向があり、その反動で行く人が増えているのではないかと推測されます。

コロナ前より「宿泊施設」や「体験施設」も増えています。これは9~11月を比較期間としているため、2022年の秋に実施されていた全国旅行支援の影響が大きいと思われます。全国旅行支援は4月以降も延長が予定されており、今後も旅行関連の施設は伸びていくと推測されます。

 

 

出典:いこーよサイトアクセス解析より出典:いこーよサイトアクセス解析より

2. コロナ前と比べてお出かけが減っているのは「屋内遊園地」だが、少しずつ回復
次に、コロナ前と比べて減っているジャンルについて見ていきます。

コロナ前より現在の方が減っている施設ジャンルの筆頭は「屋内遊園地」です。分析対象期間の2022年9~11月の後半は第8波が拡大し始めた時期でもあり、まだ屋内施設へのお出かけ控えの影響が残っていたことが大きいでしょう。

ただし、屋内遊園地への来場は少しずつ戻りつつあり、2023年1月と前年の2022年1月とを比較したデータでは屋内遊園地が最も伸びているジャンルとなっています。ウィズコロナに移行していくにつれて今後は屋内施設へのお出かけも徐々に回復していくと思われます。(詳しくは2023年2月の市場レポートをご覧ください)

いこーよサイトアクセス解析よりいこーよサイトアクセス解析より

※小数点第2位以下を四捨五入してグラフ上の%を表示。同じ0.0%でも実際のスコアは小数点第2位以下がプラスかマイナスになっている。

3. コロナ前後のお出かけジャンルの変化を総括
コロナ前(2019年)と比べて、ウィズコロナの時期(今回のデータでは2022年9〜11月を抽出)では、「公園」にお出かけする割合が増加していました。これは、コロナ以降身近なアウトドアである公園で遊ぶことが習慣化したり、昨今の物価高によるお出かけの節約志向などが影響していると思われます。

また、「宿泊施設」「体験施設」へのお出かけ割合も増加しています。コロナ禍での旅行自粛の反動や全国旅行支援の後押しの影響と考えられます。

一方、第8波の影響で2023年9〜11月の時点ではコロナ前と比べて「屋内遊園地」へのお出かけがまだ回復していませんでした。しかし、2023年1月のデータをみると少しずつ回復してきている兆候が見られます。

3年間の長い間コロナ禍にいたことによる行動様式の変化や急激な物価高などの影響で、ウィズコロナとなっても私たちは前と全く同じようなお出かけ行動、意識には戻れていないように思います。旅行支援などのサポートがある業態、施設にはお出かけ意欲が活発になってきても、支援のない業態、施設などには、まだまだ人が戻ってきていないと言えるでしょう。

今回は9〜11月の秋の時期で比較しましたが、新型コロナが5類へと移行される5月以降などでもコロナ前との行動変化を分析していく予定です。

■元の記事はこちらから
https://research.iko-yo.net/report/8741.html

■その他のいこーよ総研の記事
・2023年2月公開分(1・2月分データ)「「物価の上昇に伴う節約志向がお出かけにも…一方で屋内施設への回帰見られる」
URL:https://research.iko-yo.net/report/8405.html
・今後のマスク着用についてのユーザーアンケート「3月13日以降も混雑している場所などではマスクを着用、距離が近いと他の人のマスク着用も気になる」
URL:https://research.iko-yo.net/solutions/research/8602.html
・今後のマスク着用についての施設アンケート「3月13日以降お客様にはマスク着用は個人の判断に任せるが、スタッフは全員着用を継続する施設が多数」
URL:https://research.iko-yo.net/solutions/research/8572.html

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【会社概要】
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月

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