一般社団法人アート東京のプレスリリース
本年は「アートで見る未来社会」をテーマに作品を購入できる展覧会を3つのセクションで構成いたします。駐日大使・領事と連携しアジア10カ国のアーティストの作品を展示する「World Art Osaka」、日本を拠点に活躍する現代アーティストの作品を展示する「Japanese Contemporary」、そして熱狂的なコミュニティから支援を受けるNFT作品を展示する「New Media」を展開いたします。
これら3つのセクションによる展示とシンポジウムなどのプログラムを通じ、art stage OSAKA 2023は異なる地域や領域の人々が、互いの意見や視点を共有・交換することで相互理解を深め、より豊かな未来社会の実現に向けて、新たな洞察や各々の進むべき道を探究する場となることを目指します。
セクション1.
World Art Osaka ―Paintings Now Redux – アジアの「いま」をめぐる―
駐日大使・領事と連携し、多様な文化的背景や世界情勢の中で活躍するアジア地域10カ国のアーティストの作品を発表する国際展です。極めて短いスパンの中で急激な成長を遂げ、エネルギッシュでときにカオティックであり、さまざまな矛盾をモダニズムによって乗り越えたてきたアジア地域では、絵画の表面が常にその「現場」として存在してきました。本展はそのようなアジア絵画のリアリティを紹介します。抽象から具象まで、コンセプチュアルなものから社会派の作品まで、ヴァラエティに富んだアジア地域の「いま」を是非ご体験ください。
セクション2.
Japanese Contemporary ―すべてが計算される世界でまだ祈るべきものは残されているのか?―
未来へのビジョンを読み解くことができる現代アーティストの作品を、社会問題や精神性、信仰などの視点にわけて展示します。本展では、戦後日本の政治と芸術の関係や、科学技術によって培われる新たな芸術の精神を考察し、科学の合理性が進む中でも、日本やアジアの精神性を持つアート作品が非合理性によって新たな価値を創造することを探求します。アーティストたちの作品が私たちにとっての羅針盤となり、より豊かな未来へとすすむ新しい洞察をもたらすことを期待します。
セクション3.
New Media ―State of the “Art”―
熱狂的なコミュニティから支援を受けるNFT作品と、実在するアート作品のデジタルアーカイブなど、現行のアートマーケットとは異なる方法で価値が形成されているデジタルコンテンツを展示します。アートとテクノロジーの交錯がもたらす新たな表現の最先端で、コミュニティという形で鑑賞者すらアートの一部に取り込もうとするNFTは、熱狂を乗り越えファインアートと共生できる未来を迎えるのでしょうか。フィジカルとデジタルの境界が更に曖昧になり、「仮想」がまた一つの「現実」となる未来社会を見据え、アートの体験を拡張し、デジタル空間に広がる未踏の地平を共に想像できることを願います。
【World Art Osakaについて】
2018年に各国駐日大使の推薦による将来グローバルな活躍が期待される各国代表のアーティストが集結する国際展として誕生し、
東京で開催してきた「World Art Tokyo」が「World Art Osaka」として、大阪で初開催。本展を通じて、各国の文化的背景や社会情勢の中から生まれたアート作品を日本から発信いたします。
【World Art Osaka 展示ディレクター/遠藤水城】
1975年札幌生まれ。キュレーター。
2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。art space tetra (2004年・福岡)、Future Prospects Art Space (2005年・マニラ)、遊戯室 (2007年・水戸)などのアートスペースの設立に携わる。 2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」を受賞。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。2017年、ヴェトナムはハノイに新しく設立されたVincom Center for Contemporary Artの芸術監督に就任。国際美術評論家連盟会員。京都造形芸術大学客員教授。
【Japanese Contemporary キュレーター/高橋洋介】
1985年東京都生まれ。キュレーター。2014-2021年、金沢21世紀美術館主任学芸員、2021-2022年、角川武蔵野ミュージアムキュレーターを経て独立。2023年、世界に3000人しかいないビリオネアであるアメリカの貴族「ペラス家」のギャラリーで企画展「Liminalism」を開催。同年、ダミアン・ハーストらとNFTによる芸術の変容を考える「超複製技術時代の芸術」展を企画。金沢21世紀美術館での主な展覧会に「DeathLAB: 死を民主化せよ」(2018-2019/コロンビア大学大学院と共同企画)、「Ghost in the Cell: 細胞の中の幽霊」(2015-2016/オーストリアのアルスエレクトロニカへ巡回)など。他館での企画に 「未来芸術」(森美術館 、2019/企画協力)、「国立科学博物館の相対性理論」(国立科学博物館、2018/展示監修)など。
【New Media キュレーション】
GASHO2.0 (日本の伝統技法による 2.5Dアートプロジェクト)/Rodman(GASHO2.0 代表)/Tommy(NFTプロジェクト Founder)/工場長(NAT代表)/malo(キュレーター)/XYZA (東京発コンテンポラリーアートの NFT コレクティブスタジオryfp / TOMO XYZA代表)
【6月30日(金)より前売チケットの販売開始! 美術館優待特典もあり】
前売チケットは6月30日(金)午前10時よりオンラインで販売を開始いたします。
■発売日:6月30日(金)午前10時 〜
■チケット料金:前売¥2,000/当日¥2,500
■販売サイト:https://artstageosaka.com/blank-4/art-stage-osaka-2023
《art stage OSAKA 2023チケットご提示で下記特別協力美術館の優待入場がございます》※対象期間はそれぞれ異なります。詳しくはWebサイトをご覧ください。
・国立国際美術館「ホーム・スイート・ホーム」/一般1,100円・学生500円(団体料金にて入場)
・上方浮世絵館「夏季展示」「秋季展示」/入館料50円引き+オリジナルポストカード1枚プレゼント
・絹谷幸二 天空美術館「ヴェネツィア祝歌(いわいうた)」/一般200円引き・学生100円引き
・和泉市久保惣記念美術館「東海道名所風景 -浮世絵に見る将軍様の御上洛-」/一般2割引き
・正木美術館「禅ものがたり」/一般100円引き
【開催概要】
名称:art stage OSAKA 2023
日程:2023年9月1日(金)10:00-17:00/9月2日(土)10:00-17:00/9月3日(日)10:00-16:00
※8月31日(木)は、関係者向けの特別内覧会
会場:グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)〒530-0005大阪府大阪市北区中之島5丁目3−51
主催:一般社団法人 アート東京、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
後援:内閣府(申請中)、外務省 (後援名義)、経済産業省、観光庁、アフガニスタン・イスラム共和国大使館、アンゴラ共和国大使館、ベルギー大使館、駐日ベナン共和国大使館、ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館、駐日ブルガリア共和国大使館、ブルキナファソ大使館、在日本国カンボジア王国大使館、在大阪中華人民共和国領事館、コロンビア共和国大使館、駐日コスタリカ大使館、駐日クロアチア共和国大使館、キューバ共和国大使館、デンマーク王国大使館、ジブチ共和国大使館、ドミニカ共和国大使館、エクアドル共和国大使館、エルサルバドル共和国大使館、エチオピア連邦民主共和国大使館、在日ジョージア大使館、駐日ギリシャ大使館、グアテマラ共和国大使館、ホンジュラス共和国大使館、ハンガリー大使館/リスト・ハンガリー文化センター、アイスランド大使館、インドネシア共和国大使館、イラン・イスラム共和国大使館文化部(イラン文化センター)、イラク共和国大使館、アイルランド大使館、ヨルダン・ハシェミット王国大使館、キルギス共和国大使館、ラオス人民民主共和国大使館、レソト王国大使館、駐日リトアニア共和国大使館、駐日マダガスカル共和国大使館、マリ共和国大使館、在日メキシコ大使館、在日モルドバ共和国大使館、ミャンマー連邦共和国大使館、駐日ネパール大使館、北マケドニア共和国大使館、駐日パナマ共和国大使館、パラグアイ共和国大使館、駐日フィリピン共和国大使館、ポルトガル大使館、在日ルーマニア大使館、サモア独立国大使館、サンマリノ共和国大使館、シンガポール共和国大使館、スロヴァキア大使館、スロヴェニア共和国大使館、スペイン大使館、スーダン共和国大使館、在日スイス大使館、
シリア・アラブ共和国大使館、トーゴ共和国大使館、トンガ王国大使館、チュニジア共和国大使館、在日ウクライナ大使館、駐日ウズベキスタン共和国大使館、ベネズエラ・ボリバル共和国大使館、大阪府、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県、公益財団法人大阪観光局
協賛:大阪芸術大学
協力:株式会社 大丸松坂屋百貨店
オフィシャルパートナーホテル:W大阪
特別協力美術館:国立国際美術館、上方浮世絵館、絹谷幸二 天空美術館、和泉市久保惣記念美術館、正木美術館
URL:https://artstageosaka.com/
art stage OSAKA 2023は「令和5年度日本博2.0事業(委託型)」です。
【パートナーイベント】
一般社団法人アート東京は、世界遺産・二条城を舞台に開催するアートフェア「artKYOTO 2023」を開催します。2025年に開催される大阪・関西万博に向け2つのアートイベントを同時期に開催し、大阪・関西を拠点に国内外の人々にアートの魅力を発信していきます。
名称:artKYOTO 2023
日程:2023年10月6日(金)・10月8日(日)・10月9日(月・祝)
※5日(木)及び7日(土)は、関係者向けの特別内覧会
会場:世界遺産・二条城(元離宮二条城 二の丸御殿台所・御清所 ほか)
〒604-8301京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
主催:artKYOTO2023実行委員会
チケット料金:前売¥2,000/当日¥2,500 6月30日(金)午前10時より販売開始
※別途二条城への入城料が必要。
※16時以降は入城料不要。ただし、artKYOTO会場以外は進入不可。
※小学生以下は、大人同伴に限りartKYOTO2023への入場無料。