ヒロシマから世界へ届ける2日間

株式会社広島マツダのプレスリリース

 おりづるタワー(株式会社広島マツダ/ 所在地:広島市中区大手町1-2-1 / 代表取締役会長兼CEO:松田哲也)では、8月5日(土)、アメリカのアイダホ大学の学生が、被爆者の小倉桂子さんの戦争体験をもとに制作された紙芝居を英訳した「英語版紙芝居」を披露いたします。また、8月6日(日)には、例年恒例となっている子供たちによる合唱イベント「広島愛の川」やG 7広島サミットのパートナーズ・プログラムで沖田孝司氏・千春氏によって演奏された楽曲を披露する「マイ・ハート・コンサート」~We love the EARTH from HIROSHIMA~を屋上展望台にて開催いたします。

  • アイダホ大学 紙芝居披露会 概要

【日  時】2023年8月5日(土)15:00開始(14:30受付)

【会  場】おりづるタワー  12階「おりづる広場」 / 広島市中区大手町1-2-1

【アクセス】https://www.orizurutower.jp/access/

【登 壇 者 】

・アイダホ⼤学 学生

・小倉桂子様

・アイダホ⼤学 ⽂学・芸術・社会科学学⻑ ショーン・クインラン様

・横⼭栞央様(紙芝居作者)

【スケジュール / 内容】

15:00     開始      

       アイダホ大学 挨拶(日・英)

15:10  横山様 挨拶(日・英)、紙芝居披露 (英)、アイダホ大学生によるコメント (英)、小倉様 挨拶(英または日)

15:50  質疑応答 (日・英)

15:55    閉会挨拶: アイダホ大学 文学・芸術・社会科学学長 ショーン・クインラン (英語)

16:10    終了

【参加申し込み】

 以下のフォームからお申込みください。

https://forms.gle/KiyRN2ua9HhkzNgS6

  

お忙しいところ恐れ入りますが、ご参加のご連絡は7月31日(月)16:00までにお願い申し上げます。

ご参加心よりお待ちしております。

  • 8.5 日本の若い世代からアメリカの若い世代に届ける

 昨年9月にアイダホ大学で行われたシンポジウムに招待された小倉さんは、広島市立基町高校の生徒たちが小倉さんの被爆体験を聞き制作した紙芝居を、アイダホ大学の学生たちに披露しました。小倉さんの声で語られた戦争の現実と平和のメッセージは学生たちに大きな影響を与え、小倉さんは学生たちにこの英語版を作り、この地方の小学生や子供たちにも伝えてほしいと願いを語りかけました。

 その想いを受け取り、学生たちが約1年かけて英訳に取り組み「英語版紙芝居」が完成。この度おりづるタワーで披露する運びとなりました。日本の若い世代からアメリカの若い世代へ被爆の継承を届ける瞬間を、ぜひ見届けていただけたらと思います。

  今回、小倉さんがアイダホ大学で講演することになったきっかけは、アイダホ大学で働く日本語教師の東條梓さんが5年前にニューヨークで小倉さんの講演を聞き感銘を受け、「アイダホ大学で被爆証言をして欲しい」と依頼されたことから始まりました。

 小倉さんを招いたシンポジウムでは、Remembering Hiroshima [ヒロシマをわすれない]と名付けられ、大学内では広島市平和記念資料館協力のもと小さな原爆展も開かれました。

 会場は被爆者の声を聞きたいと人であふれ、小倉さんは「自分と同じ経験をもう誰にもしてほしくない」と一人一人に語りかけたと言います。

「世界が平和であるようにと、そのためにはこれからも努力をしないといけない」と、未来に向けての想いを小倉さんは学生へ向けて語りました。

アイダホ大学の学生たちアイダホ大学の学生たち

 そして、小倉さんの被爆体験をもとに制作した紙芝居を見た学生は、「原爆の惨状とそれを若い世代に語り継ぐ

必要性を小倉さんから受け取った。時間がかかっても英訳をやり遂げる」と約束し、今日の披露に至りました。

<小倉桂子さんについて>

 8歳の時、広島市東区で被爆。自身の被爆体験にトラウマと差別への不安を持ち、目に見えない傷に口を閉ざしました。英語が堪能で平和記念資料館の館長も務めた夫は小倉さんが42歳の時に他界。はからずも亡き夫に代わり被爆者の通訳をするようになります。外国人から小倉さんの被爆体験を求められるようになり、「目に見えない苦しみを伝えられるのではないか。」と独学で英語を磨き、各国の政治家など年間2000人ペースで国内外で被爆証言をしてこられました。

  • 8.6 音楽の力で届ける

 G7広島サミットのパートナーズ・プログラムで沖田孝司氏・千春氏によって演奏された楽曲を披露する「マイ・ハート・コンサート」を屋上展望台にて開催いたします。沖田氏は同郷の岸田裕子夫人の依頼を受け、20年近く平和イベントなどで演奏してきた曲を披露。今当たり前にある日常、そして未来に向け、広島から世界に届ける楽曲を屋上展望台から響かせます。

「マイ・ハート・コンサート」の様子「マイ・ハート・コンサート」の様子

沖田氏は「今年も8月6日がやってきます。穏やかな日であり、そして、その穏やかな日々が続くことを祈っています。」と演奏への想いを語っておられます。

「広島 愛の川」は「はだしのゲン」の著者、中沢啓治さんが晩年に書き遺した詩。中沢さんが入院先の病院から平和記念公園を散歩していた際に、じっと川を眺めながら未来の子供たちを思い、書き上げられました。

昨年の「広島愛の川」の様子昨年の「広島愛の川」の様子

 広島愛の川プロジェクトは、8月6日にとうろう流しの際に子供達で歌い始め、次の世代へ繋げられるよう毎年続けられています。

今年はゲスト歌手に島谷ひとみさんとHIPPYを迎えて開催。

屋上展望台から子供たちの歌声を世界へ向けて届けます。

  • 愛の川、「マイ・ハート・コンサート」概要

【マイ・ハート・コンサート】

・8月6日(日)  19:30~20:00/20:30~21:00

・8月20日(日) 13:30~14:00/14:30~15:00

【愛の川】

・ 8月6日(日)    19:15〜   「広島 愛の川」公式HP:http://ainokawa.com/

展望台入場料金:大人2200円、中高生1400円、小学生900円、幼児(4歳以上)600円

        おりづる投入料金100円 

※イベント・公演の鑑賞には展望台入場料金が必要となります。

※最新の営業情報はHPにてご確認ください。 ※開催日時変更の場合は公式HPでお知らせいたします。

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