東海旅客鉄道株式会社のプレスリリース
このたび、「conomichi」に参画する連携パートナーが新たに追加となるほか、今後、様々な地域で「conomichi」の連携パートナーを拡大していくことで、沿線地域とJR東海グループの連携を更に強化していきます。
※関係人口:移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人々。
1.関係人口の創出に取り組む狙い
・JR東海グループは、沿線地域の「地域づくりの担い手を増やしたい」というニーズと、お客様の「観光と比べてより深く地域と繋がる体験をしたい(=コト消費)」というニーズとの橋渡しを行って関係人口を創出することで、沿線地域の発展に貢献していきます。
・この取組みにより、中長期的には沿線地域が活性化し、都市から沿線地域への人流も増え、鉄道のご利用やJR東海グループの事業機会の創出に繋がると考えています。
2.関係人口創出サイト「conomichi」(別紙1)
・2023年6月、JR東海グループが沿線地域と連携して関係人口を創出するためのサイト「conomichi」をオープンしました。
・「conomichi」では、地域が抱える「社会課題」を地域の「個性」と捉え直し、住民らとともに楽しく課題解決に取り組める企画を練り、参画してくれる人を募ることで、「関係人口の創出」への貢献を目指しています。
【conomichi】https://market.jr-central.co.jp/conomichi/
3.「conomichi」連携パートナーと取組内容(別紙2)
(1)岐阜県中津川市
・中津川市観光局と連携し、中津川名産の「栗」の選別や皮むき作業の担い手不足等、様々な地域課題を解決することを目指します。
(2)長野県飯田市
・南信州観光公社と連携し、全国的な課題となっている竹林の荒廃に対して、竹の伐採から利活用まで体験していただく等、様々な地域課題を解決することを目指します。
(3)山梨県中央市・三重県津市【新規追加】
・ZERO株式会社と連携し、フードロス削減を共通の課題認識に持つ地域と関係人口のコミュニティの創出を目的とし、都市部の若年層をメインターゲットに、一連のプログラムを通して課題に対する理解を深度化してもらうとともに、参加者にも本取組みの発信を担ってもらいます。
(4)岐阜県羽島市【新規追加】
・ひつじサミット実行委員会と連携し、「ウール」を中心とした尾州が誇る地域資源の持続可能性を伝え、繊維工場の見学等が楽しめるイベント「ひつじサミット尾州」を実施し、訪日客も楽しめる産業観光を目指します。
(5)その他(過去に実証実験を実施した地域)
・2022年9月、みのシェアリング株式会社及び岐阜県美濃市と連携し、地域の「こだわり」をおすすめする「案内人」との交流を通じて、参加者に地域への関わりを継続的に持ってもらうことを目指しました。
・2022年11月、「ヒダスケ! -飛騨市の関係案内所-」及び岐阜県飛騨市と連携し、地域の観光資源である「御所桜」の開花時期に合わせ、高山本線杉崎駅を接点にした地域づくりへの参加を募集しました。
※ 画像はすべてイメージです。
※ 【新規追加】地域のコンテンツは、準備ができ次第順次「conomichi」に掲載します。
※ 各地域のコンテンツの詳細は、「conomichi」をご確認ください。
4.今後の展開
・当社の沿線地域から当社の駅がないような地域まで、様々な地域で「conomichi」の思いに共感していただける連携パートナーを増やしていきたいと考えています。
・「conomichi」へのご参画にご興味のある自治体や事業者の皆様は、以下のURLよりお問い合わせください。
▼自治体・事業者の方へ
【URL】https://market.jr-central.co.jp/conomichi/service
別紙1
<関係人口創出サイト「conomichi」>
1.サイトの概要
【サイト名】conomichi(読み:コノミチ)
【内 容】JR東海グループが沿線地域と連携して沿線地域と連携して
関係人口を創出するためのサイト
【公開日時】2023年6月28日(水)15:00
【U R L 】https://market.jr-central.co.jp/conomichi/
2.サイトコンセプト
今まで知らなかった場所へ出かけて、その地域の風土や歴史・文化にふれ、その地域の人々と共に何かを生み出すこと。そこには好奇心を満たしてくれる体験があふれています。
本サイトでは、地域が抱える「社会課題」を地域の「個性」と捉え直し、住民らと共に楽しく課題解決に取り組める企画を練り、参画してくれる人を募ることで、「関係人口の創出」に貢献することを目指しています。
JR東海グループは、この取組みを通して、これまで行なってきたモノやコトの販売から、より一歩地域に踏み込み、一緒に地域づくりに取り組んでいきます。
3.サイト名とロゴの由来
「co(「共に」を意味する接頭辞)」と「michi(未知・道)」を組み合わせた造語。訪れる人と地域が、未知なる道を一緒に歩んで元気になっていく、「この道」の先の未知なる価値を共に創り地域に新たな人や想いを運ぶ、そんな姿から「conomichi(コノミチ)」と名付けました。
別紙2
<「conomichi」連携パートナーと取組内容>
(1)岐阜県中津川市
・中津川市は、古くは交通の要衝として栄え、中山道の宿場町として旅人を出迎えた歴史ある街です。
・中津川市観光局と連携し、中津川名産の「栗」の選別や皮むき作業の担い手不足等、様々な地域課題を解決することを目指します。
・「conomichi」では、栗拾いから皮むきまで、作業の途中に栗を使ったランチも堪能しながら、栗農家のお手伝いをしていただくコンテンツをご用意しています。
(2)長野県飯田市
・飯田市は長野県の南部に位置し、豊かな自然環境を背景に、様々な地域活動や伝統文化が根付いています。
・南信州観光公社と連携し、全国的な課題となっている竹林の荒廃に対して、竹の伐採から利活用まで体験していただく等、様々な地域課題を解決することを目指します。
・「conomichi」では、竹の伐採、伐採した竹を利活用する竹灯篭づくりワークショップや、竹網を使用したバーベキュー等を通じて、「竹の循環」を楽しみながら理解を深めていただくコンテンツをご用意しています。
(3)山梨県中央市・三重県津市【新規追加】
・ZERO株式会社と連携し、フードロス削減を共通の課題認識に持つ地域と関係人口のコミュニティの創出を目的とし、都市部の若年層をメインターゲットに、一連のプログラムを通して課題に対する理解を深度化してもらうとともに、参加者にも本取組みの発信を担ってもらいます。
(4)岐阜県羽島市【新規追加】
・ひつじサミット実行委員会と連携し、「ウール」を中心とした尾州が誇る地域資源の持続可能性を伝え、繊維工場の見学等が楽しめるイベント「ひつじサミット尾州」を実施し、訪日客も楽しめる産業観光を目指します。
(5)その他(過去に実証実験を実施した地域)
○ 岐阜県美濃市
・2022年9月、みのシェアリング株式会社と連携し、実証実験として、地域の「こだわり」をおすすめする「案内人」との交流を通じて、参加者に地域への関わりを継続的に持ってもらうことを目指しました。
・実証実験では、「地元住民とっておきの裏グルメツアー」や「和紙職人に弟子入りする手すき和紙のアートパネル作り体験」等、その地域が自信を持っておすすめする「こだわり」の体験を用意しました。
・延べ69名が体験に参加し、参加後のアンケートでは98%の方が継続参加のご意向を示されました。
○ 岐阜県飛騨市
・2022年11月、「ヒダスケ! -飛騨市の関係案内所-」と連携し、実証実験として、地域の観光資源である「御所桜」の開花時期に合わせ、高山本線杉崎駅を接点にした地域づくりへの参加を募集しました。
・実証実験では、杉崎駅を接点として、駅の活用アイデア募集、オンラインミーティング、現地イベントの3段階に分けてプログラムを実施しました。
・延べ90名がプログラムに参画し、2023年3月25日(土)に実施した現地イベントには、杉崎駅を管理する高山駅の駅長等も運営に加わり、13名の関係人口と50名以上の地元の方々が杉崎駅に来駅されました。
※ 【新規追加】地域のコンテンツは、準備ができ次第順次「conomichi」に掲載します。
※ 各地域のコンテンツの詳細は、「conomichi」をご確認ください。