「海外旅行保険に関する意識調査」を実施

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)は、夏の海外旅行シーズンを迎えるにあたり「海外旅行保険に関する意識調査」を行いました。結果を公表するとともに、損保ジャパンが提供する「新・海外旅行保険【off!】」についてご案内します。

1.調査実施の背景
 新型コロナウイルス感染症の影響により日本からの海外旅行客は一時激減していましたが、日本や世界各国の水際対策が緩和されたことや、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されたことなどを受けて、海外旅行客数は回復の兆しが見え始めています。一方、海外旅行に伴う旅行先でのケガや事故の増加、円安の影響による旅行先での想定外の高額な治療費負担など、さまざまなトラブルの発生も予想されます。多くの方に安心して海外旅行を楽しんでいただくために、海外旅行時のリスクについて一層理解を深めていただくことを目的として「海外旅行保険に関する意識調査」を実施しました。

2.調査結果のポイント

「海外旅行に行く際に保険会社が提供する海外旅行保険に加入する」と回答した方が77.9%にのぼり、多くの方が補償の手厚い保険に加入してリスクに備える傾向にあることがわかりました。(参照:Q9)

②日本と海外の医療費の違いを「知っている」方と「知らない」方の海外旅行保険への加入意向割合は、「知っている」方のうち83.4%が「加入する」と答えたのに対し、「知らない」方で「加入する」と答えたのは49.4%と大きな差が出ました。(参照:Q9)

③海外旅行において不安なこととしては、「旅行先での事故や病気」(56.0%)の割合が最も高く、「急な飛行機の欠航や遅延」(49.3%)、「旅行先での盗難被害や持ち物の破損、紛失」(44.3%)、「旅行予約キャンセルによるキャンセル料の負担」(33.8%)と続きました。(参照:Q5)

3.調査概要
◆調査期間:2023年6月19日~6月22日
◆調査方法:インターネット調査(無記名)
◆調査対象地域:全国
◆調査対象者:2023年4月から2024年3月の間に海外旅行にすでに行った、または予定(検討中含む)している15歳以上の男女1081人 
(内訳)男性:567人 女性:514人

4.調査結果
設問および分析結果は以下の通りです。(n=回答者数)

Q1.2023年4月から2024年3月の間、海外旅行に行こうと思っている(行った)時期はいつですか。(複数回答、n=1081)

・半数以上の方が夏休みシーズンに海外旅行に行くことを検討しており、今夏は今年度で最も海外旅行への関心が高まる可能性があることが確認できました。

Q2.海外旅行に行く場合、何日間行きたいですか。(単一回答、n=1081)

・5~6日間の海外旅行を希望する方が33.3%と最も多く、3~4日間(28.6%)、7~9日間(19.0%)と続きました。9割以上の方が、海外に行く場合3日以上の旅行を希望されていることがわかりました。

Q3.海外旅行に行く場合、1回の旅行にかけられる1人あたりの費用はどれくらいですか。(記述回答、下限1万円、上限1000万円。n=983)

・10~19万円と回答する方が25%と最も多く、20~29万円が19%、5~9万円が16%と続きました。また、7割の方が29万円以下の回答でした。
・1人あたりの平均では、約32万3,300円という回答でした。

Q4.今年度、海外旅行を予約したタイミング、またはしようと思うタイミングはいつですか?(単一回答、n=1081)

・「出発日から2か月以内」という回答が24.1%と最も多く、「出発日から3か月以内」が17.1%、「出発日から3か月より前」が18.0%と、時間的な余裕をもって予約する方が多いことがわかりました。

・「出発日から1か月以内」が19.9%、「出発日から2週間以内」も5.1%で、旅行直前で予約する方も一定数いることがわかりました。

Q5.海外旅行において不安なことは何ですか。(複数回答、n=1081)

・5割以上の方が「旅行先での事故や病気」を不安だと回答したほか、「急な飛行機の欠航や遅延」、「旅行予約キャンセルによるキャンセル料の負担」など多様な要因を不安に思う方が多いことが確認できました。

・「他人にケガを負わせる、他人の物を壊してしまうなどのトラブル」を選択した方は約2割にとどまり、「他人に迷惑をかけるリスク」についての意識はあまり高くないことがわかりました。

Q6.旅行予約をキャンセルするかもしれない理由として最も不安に思うことを選択してください。
(Q5で「旅行予約キャンセルによるキャンセル料の負担」を選択した方に質問。単一回答、n=365)

・「旅行直前での病気やケガ」という回答が6割を超え、自身や家族の健康状態がキャンセルの理由になる可能性が最も高いことがわかりました。

・その他の理由としては、「仕事」や「旅行先の新型コロナウイルス感染症の状況」などがありました。

Q7.国民皆保険がある日本と比べて医療費が非常に高額な国もあるなど、日本と海外の医療費に違いがあることを知っていますか。(単一回答、n=1081)

・全体では83.9%の方が、日本と海外の医療費の違いについて知っていることがわかりました。

・一方、19歳以下の場合は「知っている」の割合が68.4%にとどまっており、10代の若年層は海外旅行先で高額な医療費を請求されるケースもあることを知らないまま旅行に行ってしまうリスクがあることがうかがえます。

Q8.過去の海外旅行で困ったことは何ですか。(複数回答、n=1081)

・「空港での手荷物の到着遅れ」(28.4%)が最も多く、「急な飛行機の欠航や遅延」(27.1%)、「旅行先での持ち物の破損・紛失」(26.6%)と続きました。

・その他、「観光地の訪問制限」、「自然災害」、「強盗などの犯罪被害」といった意見もありました。

Q9.海外旅行に行く際、保険会社が提供する海外旅行保険に加入しますか。(クレジットカード付帯の海外旅行保険を除く)(単一回答、n=1081)

全体の77.9%の方が「加入する」と回答し、多くの方がリスクに備える傾向にあることがわかりました。

・日本と海外の医療費の違いを「知っている」方と「知らない」方に分けた場合の加入意向割合を見ると、「知っている」と答えた方のうち83.4%が海外旅行保険に加入すると答えたのに対し、「知らない」と答えた方では49.4%と大きな差が出ました。海外で高額な医療費を請求される可能性があることを知っている方のほうが、保険加入で万全の備えをする傾向にあることが明らかになりました。

Q10.保険会社が提供する海外旅行保険に加入する際は、何を経由して加入しようと思いますか。(Q9で保険会社が提供する海外旅行保険に「加入する」を選択した方に質問。単一回答、n=842)

・4割以上の方が「旅行プランとセットで加入」と回答した一方、保険代理店や保険会社のホームページ経由で加入する方はいずれも10%台にとどまり、加入手続きの手軽さや導線のわかりやすさが求められていることがうかがえます。

Q11. 保険会社が提供する海外旅行保険を選ぶ理由は何ですか。(Q9で保険会社が提供する海外旅行保険に「加入する」を選択した方に質問。単一回答、n=842)

・半数以上の方が「万一の時に手厚いサポートを受けられる安心感がある」(50.6%)を挙げるなど、保険会社に対して、補償だけではなく幅広いサービスを求めていることが分かりました。

Q12.保険会社が提供する海外旅行保険に加入しない理由は何ですか。(Q9で保険会社が提供する海外旅行保険に「加入しない」と答えた方に質問。複数回答、n=239)

・「クレジットカードに付帯の海外旅行保険で十分」(53.1%)、「保険料がもったいない」(28.5%)という回答が多かったことから、なるべく出費を抑えたいという方が多いことが推察されます。

Q13.クレジットカードに付帯の海外旅行保険で十分だと思う理由は何ですか。(Q12で「クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分」を選択した方に質問。複数回答、n=127)

・約7割の方が「旅行の度に申し込みの手続きをしなくて良い」(70.1%)を選択し、保険加入においても手軽さが重視されていることが浮き彫りになりました。

Q14.海外旅行保険に付帯されている緊急時の通訳サービスを使ったことがありますか。(単一回答、n=1081)

・6割超の方が、多くの海外旅行保険で利用することができる通訳サービスを使ったことが「ない」(61.9%)と回答しました。トラブルに遭わないことが一番ですが、加入した保険にどのようなサービスが付帯されているか、旅行前に確認していただくことが重要です。

5.損保ジャパンが提供する「新・海外旅行保険【off!】」のご紹介

 損保ジャパンが提供するインターネット完結型の「新・海外旅行保険【off!】」は、店頭販売の海外旅行保険と比較し50%以上割安な保険料で補償を受けられるケースもある商品です。3つの基本プランのほか、個人でご加入いただく場合はオーダーメイドプランにて、クレジットカードに付帯された保険に足りない補償だけを追加することも可能です。旅行行程が同じご家族をまとめてご契約いただいた場合、一部の補償をご家族で共有するため、それぞれでご加入いただくよりも保険料が抑えられます。

 現地でケガや病気の治療を受ける際は費用が高額になるケースが多く、例えばスイスで新型コロナウイルス感染症に罹患し15日間の入院治療を受けた際の費用として約264万円をお支払いしたという事例もあります。治療により現地滞在が延びた場合の宿泊費や直接帰国するための航空機費用も補償できるため、昨今の円安の影響でさらに高額になる万が一の出費に、海外旅行保険で備えることができます。自宅出発前であれば、出発当日の申し込みも可能です。

<サポートも充実>(日本語で24時間365日対応)
〇 医療アシスタンスサービス(海外メディカルヘルプライン)
 キャッシュレス治療が可能な病院をご紹介し、現地でのお支払いは不要で治療が受けられます。病院予約や通訳手配だけでなく、かけつけるご家族のサポートも行います。
〇事故相談サービス(海外ホットライン)
 海外旅行先で万一の際に、盗難の届出方法や必要書類手配などを日本語でアドバイスします。契約内容や保険金に関する疑問にもお答えします。
〇海外とらべるサポート
 電話通訳サービスで緊急時の対応をサポートします。タクシーや航空券、ホテルの予約・手配を代行します。パスポートやクレジットカード紛失時の対応もご案内します。

6.今後について
 「海外旅行保険に関する意識調査」では、海外旅行に行く際に多くの方が様々な不安を感じていることがわかり、過去のトラブル経験の有無がリスクへの備え方(保険への加入意向)にも影響を与えていることがうかがえました。損保ジャパンは海外旅行保険を提供する保険会社として商品・サービスに関する周知や丁寧な説明に努め、お客さまに安心して旅行を楽しんでいただけるようサポートしてまいります。
 今後も、お客さまにご活用いただける保険商品を開発するとともに、適時適切なサービスの提供に努めてまいります。
                
以上

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