株式会社しおまち企画のプレスリリース
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就任の背景
瀬戸田と西粟倉村の出会い
人口1400人弱の西粟倉村で、地域の限られた資源を最大限有効活用しながら、持続的な村づくりを進めているエーゼログループ。人口減少や過疎化など、日本の各ローカル地域が今後直面するであろう課題にすでに取り組んでいる西粟倉にて、事業を実践している彼らに学ぶべきは多く、昨年西粟倉村を視察で訪れたことをきっかけに交流がスタート。
それぞれのメンバーがお互いの地域を行き来し、地域にかける思いや事業構想などの情報交換をしてきました。そのほか、ショップハウスプロジェクト*の第1号と第2号では、「一般的にB品・C品と呼ばれるような節の多い木材を使用することで、従来の木材に対する価値観の見直し提唱したい」「西粟倉の掲げるビジョンに共感し、西粟倉の林業に関する取り組みを応援したい」という思いから、西粟倉村で製材加工されたFSC認証を受けた内装材や、西粟倉村の原木からつくられたFSC認証を受けた構造用合板を使用。またショップハウスの外壁に使用している焼杉は、西粟倉村で実施したワークショップで瀬戸田のプロジェクトメンバーが作るなど、これまで地域間の交流を深めてきました。
*ショップハウスプロジェクトについて
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000070170.html
西粟倉村で製材加工された構造用合板や内装材を使用したSOIL Setodaの客室
焼杉ワークショップの様子
牧氏と描く瀬戸田のこれから
しおまち企画は、瀬戸田での「しおまちとワークショップ」を発端に、観光を基盤としたまちづくりプロジェクトを展開しています。最近では、瀬戸田を観光で訪れたことをきっかけに、移住する人や新たなに事業を始める人も増加しています。長期的な視点でまちづくりを考えると、高い熱量を持つ関係人口が増え、挑戦の循環が生まれる土壌を作っていく必要があります。
さらに、持続的な瀬戸田の繁栄を見据えたときに、人口減少や、経済環境や自然環境などの変化といったさまざまな社会課題に対処しながら、人的にも産業的にも限られた地域資源を効果的に活用し、観光分野だけでなく、教育、医療、インフラなど多岐にわたる分野にアプローチする必要があります。
牧氏をはじめとする西粟倉村の皆様が、「未来の里山をつくる」をヴィジョンに林業、木材加工業、農業、ローカルベンチャースクールなど、西粟倉で生み出してきた地域経済の循環からしおまち企画が学べることは多くあります。今後はローカルベンチャーの育成、ふるさと納税事業、林業をはじめとする一次産業を起点とした事業など、西粟倉で実践されてきたことを通じて得た牧氏の知識と経験を吸収し、瀬戸田での事業拡大に活かしてまいります。
同時に、牧氏のしおまち企画社外取締役就任により、西粟倉と瀬戸田の両地域の連携が一層深まり、それぞれの地域での取り組みが一層発展していくことを期待しています。
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牧大介氏の紹介
牧大介氏 プロフィール
株式会社エーゼログループ 代表取締役CEO 牧大介
1974年生まれ。京都府宇治市出身。京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンクを経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・プロデュースなどを各地で手掛けてきた。2009年に株式会社西粟倉・森の学校を設立し代表取締役、2015年10月にエーゼロ株式会社を設立し代表取締役に就任。2023年4月には森の学校とエーゼロを合併させ株式会社エーゼログループを発足し、代表取締役CEOに就任。
牧大介氏 コメント
「私が代表をしているエーゼログループでは、地域で多様なチャレンジが生まれ連鎖していくこと、そして自然資本を守り生かしていくことに取り組んで来ました。この経験を生かして、しおまち企画が地域全体を面的に盛り上げて行くことに貢献したいと思っています。共に学び合い、共に日本の地域を未来を作っていくことができる、そういうご縁をいただけたことが嬉しいです。」
問い合わせ先
株式会社しおまち企画:info@shiomachi.jp