株式会社リクルートのプレスリリース
*1: QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。以下、同様
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)が運営する、スマートフォンを使ったQRコード決済をお店にカンタンに導入できる『Airペイ QR』は、2023年11月15日(水)より、中国アント・グループのクロスボーダー決済サービス「Alipay+」の対応ブランド拡大に伴い、新たに海外QRコード決済を8ブランド追加致します。本機能により、イタリアやモンゴル、マカオのQRコード決済にも対応することができ、訪日外国人がキャッシュレス決済サービスで支払える幅がより広がります。
1. 取り組みの概要
カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス『Airペイ』のQRコード決済サービスである『Airペイ QR』では、2023年11月15日(水)より、海外QRコード決済ブランドを新たに8種追加し、合計16種に対応が可能となります。「Alipay+」を通して、2023年3月時点でタイ、フィリピンといったアジア諸国のQRコード決済8種に対応しておりました。今回新たにイタリアやモンゴル、マカオのQRコード決済ブランドを追加することで、合計16種の海外ブランドへの対応が可能となります。
『Airペイ QR』は無料で導入でき、機能アップデートも自動で完了します。そのため、導入後は特別な作業を必要とせず、国内外のキャッシュレス決済に対応でき、事業者の負荷の軽減につながります。訪日外国人にとっても、自国のQRコード決済サービスが使えるようになることで、快適で便利な消費体験ができると考えています。今後も決済ブランドの拡充や機能改善により、QRコード決済は『Airペイ QR』一つで対応できる世界を実現すべく、さらなるサービス向上を推進してまいります。
サービス詳細
月額固定費:無料
2. 取り組みの背景
新型コロナウイルス感染症による渡航者の水際規制が緩和され、コロナ前の水準までインバウンド需要が回復しています。2023年9⽉の訪⽇外客数は約218万人と、2019年同⽉⽐で96.1%*2まで回復。特に、今回新たに追加されたQRコード決済ブランドの対応国である韓国・イタリアからは、9月にそれぞれ約57万人、約1.5万人と過去最高*3を記録しました。渡航者にとって、日本円に両替し現金を用意するのは手間も時間もかかるため、キャッシュレスニーズは以前より高まっていると考えられます。一方、事業者にとっては、キャッシュレス決済への対応が遅れると売り上げ機会の損失につながる可能性がある中、多様化するキャッシュレスニーズに自身で対応し続けることは困難でしょう。
今回、8種のQRード決済が追加されたことで、『Airペイ QR』を通してより広範な海外キャッシュレスニーズへの対応が可能となりました。これからも、事業主が手間をかけずに国内外のキャッシュレスニーズへの対応を拡大し、消費者が場所を問わず、使いたい決済手段で支払いができる世界を実現すべく、さらなる利用拡大を目指します。
*2・3:⽇本政府観光局「訪日外客数」2023年9月推計値
https://www.jnto.go.jp/news/20231018_1500_monthly.pdf
3.プロダクト担当者コメント
山本 智永(やまもと ともなが)
※取材可能
株式会社リクルート プロダクト統括本部 SaaSプロダクトマネジメント室
決済プロダクトマネジメント ユニット 部長
『Airペイ』『Airペイ QR』プロダクト担当者
インターネットサービス企業などで事業立ち上げやグロースを経験後、2018年にリクルート入社。入社時より決済事業を担当し、2021年4月より現職。
『Airペイ QR』が海外キャッシュレス決済対応で実現したいこと
『Airペイ』は、2015年のサービス提供開始以来、一つのサービスで多種多様な決済手段に対応できる「オールインワン」戦略を掲げて、運営してまいりました。そうした中、今回中国アント・グループとの取り組みにより、さらに海外のQRコード決済8ブランド追加の実現に至りました。
インバウンド需要の回復が著しい今、積極的な海外観光客の取り込みに向けて海外キャッシュレス決済対応の重要性が一層増しています。今後も海外のQRコード決済ブランドへの対応はもちろん、決済にまつわる体験全てがより便利になるよう検討し続けることで、今よりも一層便利で快適な決済体験を消費者、事業者に提供していきたいと考えています。
4.『Airペイ』について
『Airペイ』は、カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービスです。iPadまたはiPhoneと専用カードリーダー1台があれば、全56種の決済手段に対応できます。 2015年10月にサービス提供を開始し、2023年3月末時点で加盟店舗数は39.4万(※1)を超え、導入率No.1(※2)のお店の決済サービスです。加盟店舗数は拡大を続けており、美容、飲食、小売、サービスなどの幅広い業種に加え、地方自治体と包括連携協定を結ぶなど、全国各地で導入が進んでいます。
『Airペイ』さえあれば、主要国際ブランドのクレジットカードや交通系電子マネーはもちろん、「iD」「QUICPay」「Apple Pay」などの電子マネーや「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」及び訪日外国人向けの「支付宝(アリペイ)」などのQR決済、そして「dポイント」「Ponta」「楽天ポイント」などの共通ポイントまで、お客様の望む決済手段に対応できます。手数料は業界最安水準。入金回数は3〜6回で、月額固定費・振込手数料は0円です。導入したお店からは、「操作がカンタンで入ったばかりのアルバイトでも使えた」「カードの決済額が1年で10倍近く増えた」「カードリーダーひとつで対応できるのでレジ周りもスッキリした」などの声をいただいております。さらに、0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』と一緒に使うと、会計時の対応は決済手段をタップするだけで選択でき会計作業がより便利になります。決済手段ごとに異なる操作方法を覚える必要もなく、二度打ちによるミスも発生しません。
『Airペイ』も含むAir ビジネスツールズでは、予約・受付管理、会計、決済から人材採用、シフト管理、資金調達や請求書管理まで、事業運営のアナログな業務にかかる、手間、時間、コストを軽減できます。
私たちは、事業を営むみなさまの「思い描く事業運営や自分らしいお店づくり」をこれからも支援し続けます。
※1:自社調べ
※2調査主体:株式会社リクルート、調査機関:株式会社マクロミル、調査対象商品:モバイル型決済端末(mPOS)、調査対象者:mPOS導入店舗に勤める18~69歳の男女1,613名、調査機関:2023年1月18日~1月27日、調査手法:インターネット調査
5.『Airペイ QR』について
『Airペイ QR』は、スマートフォンを使ったQR決済をお店にカンタンに導入できる『Airペイ』のオプションサービスです。中国最大級の決済サービス「Alipay」「WeChat pay」をはじめ、国内サービス「d払い」「PayPay」などにも対応することができます。導入することで、お客様の支払いに関する利便性が向上するだけでなく、集客や販促にも貢献できます。なお、『Airペイ QR』は単独での利用も可能です。
『Airペイ』について https://airregi.jp/payment/
『Airペイ QR』について https://airregi.jp/mp/
6.「Alipay+」について
Alipay+(アリペイプラス)は、アントグループが提供する越境デジタル決済および包括的なマーケティングソリューションです。消費者は、海外旅行中でも普段から使い慣れた決済方法を使用してシームレスに支払いを行い、様々な特典を受け取ることができます。さらに、中小企業はAlipay+のデジタルツールを活用し、運営効率を向上させることで、オムニチャネルでの成長を実現することができます。
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