金乃竹のプレスリリース
金乃竹リゾートスタッフ一同、学生の皆様のインターンシップ参加を心からお待ち申し上げております。
|インバウンドの需要増と観光業界の人材不足
2020年までのコロナ禍において、感染防止策の一環でもあった自治体の要請による休館や稼働率の減少により、離職や管理職不足を引き起こしました。近年はインバウンド旅行者の回復や、8月10日から3年半ぶりに中国政府が訪日団体旅行を解禁したことで、今後は更なる旅行者の増加が見込まれており、持続的な人材採用の必要性が高まっています。しかしながら観光業界の就職希望者はコロナ前の水準に戻りつつあるものの、求人動向は約+55%増加であるものの新規求職者数は95%に留まり観光業界の採用市場は激化し、金乃竹リゾートを取り巻く雇用環境も厳しくなることが予想されます。※出典:株式会社やまとごころキャリア「観光業界での転職活動は活発化するも依然として人手不足は深刻 課題解決のカギは待遇改善」(2023年4月10日発表)
|産学協同で人手不足の解消と業界水準の底上げ
これまでの採用活動は人材プラットフォームへの掲載などメインで行っていましたが、新たな採用の形として、駒沢女子大学 観光文化学類と採用選考直結型インターシップの協定を締結し、これに伴い、同校の教授である鮫島 卓氏と『採用選考直結型インターンシッププログラム』を構築、今年度より導入を開始することになりました。
|12月1日より2025-26年卒の学生を対象にインターンシップ募集開始
プログラムの本導入に先駆け2023年2月7日~21日の期間で同校の学生を受け入れ実践することで、大学での学術的な知見に基づいた教育を受けた学生が実体験から率直な課題を観光・宿泊産業界における実務教育の双方の強みと弱みを補完できると考えました。今年度は全国の学生を対象に12月1日(金)から募集を開始します。
これにより、社内・社外の知識や技術を流出入させることで組織内部のイノベーションを促進し、革新的な雇用対策と最先端の実践教育を行っていくことで、業界の雇用に対する意識の変化や観光業界のおもてなしの心を次世代に繋ぐことに貢献できればと考えています。
|採用選考直結型インターンシッププログラムについて
◆募集概要
対象、採用人数:5名
実施期間 :2024年2月1日~2024年6月30日
募集期間 :2023年12月1日~2024年5月31日
実施場所 :金乃竹 塔ノ澤、松坂屋本店
本プログラムに関しては以下の流れでの実施を想定しております。
①金乃竹リゾートの経営課題への解決のための仮説を事前に設定いたします。
②現場の実習を通じ課題解決策の検討を発表
③優れた解決策は実際に導入を検討
④学生に対するフィードバックを行い関係構築と採用活動につなげる
*弊社指定のインターンシッププログラムを修了した際は、一次選考を免除いたします。
また弊社指定施設(金乃竹 塔ノ澤、松坂屋本店)の1泊試泊体験を提供いたします。
募集要綱:https://kinnotake-resorts.com/recruit/
|駒沢女子大学 鮫島教授のコメント
駒沢女子大学 観光文化学類 教授 鮫島 卓 様
本学観光文化学類では学生の将来の人生設計を主体的に行うことを目的に、旅行業、宿泊業、テーマパーク、ブライダル業、広告出版業、自治体や観光協会などでインターンシップ実習を実施しています。授業で学修した知識にとどまらず実践を通じて学ぶことは、本学の教育理念である「行学一如」に基づくもので、インターンシップは単位認定の科目としています。また、企業側の早期選考の流れを受けて、インターンシップ実習は2年次から春休みや夏休みで参加できるようにし、多くの学生が参加できるように工夫しています。金乃竹グループとインターンシップの協定を締結し、課題解決型実習プログラムを共同構築した背景は、大学における観光教育と観光産業での実務教育を接合する産学接続教育の試験的な運用を目指すためです。観光立国を目指す我が国の最大の問題は、観光人材育成と言われています。そのためには大学での学術的な知見に基づいた教育と産業界における実務教育の双方の強みと弱みを補完する産学連携が不可欠です。箱根で革新的な取組みを行う金乃竹グループとの連携は、観光教育を再構築することができると考えています。
|参加した学生のコメント
左:駒沢女子大学 観光文化学類 3年生 大熊 芽依 様
実習を通して、自分で考え行動する力がとても重要であるということを改めて感じることができました。今回行った金乃竹グループでは、お出迎えからお部屋案内、料理提供、お見送りまで幅広い業務を行うことができました。お客様と近い距離で接客することができ、実際にお客様に話かけてみると気さくに返して下さり、お褒めの言葉をいただくこともあったため、とても貴重な体験をすることができました。旅館には記念日や誕生日など特別な気持ちで来ているお客様も多くいるため、その瞬間や空間を大事にして想像以上のおもてなしができる人になりたいと改めて思いました。今回の実習で旅館での具体的な業務や接客の所作だけではなく、変化のある日々の中で様々なお客様と触れ合うことから沢山の学びがあり、 学校生活では得ることのできない体験をすることができました。
|インターンシップ実施場所について
金乃竹 塔ノ澤
渓谷の吊り橋を渡り別世界へ。サービス・空間・環境の全てにおいて線を引かないノーラインリゾートをコンセプトに、塔ノ澤の自然に溶け込む為のこだわりの空間を提供しています。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤191
HP :https://kinnotak
e-resorts.com/kinnotake-tonosawa/
松坂屋本店
創業360年の箱根 芦之湯温泉にある旅館。当館の温泉は毎分200リットル湧き出る「湯の花」舞う100%源泉かけ流しの温泉で、三大美肌泉質(硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉)すべてを含有する温泉です。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57
HP :https://matsuzakaya1662.jp/
|金乃竹リゾートについて
創業1947年、二代目の窪澤が1999年に事業を継承いたしました。当時の富士荘(金乃竹の前身)は昔ながらの古い民宿で客室は8部屋、年間わずか2,500万円ほどの売上規模でした。窪澤は自ら竹取物語のコンセプトを具現化した貸切露天風呂や客室露天風呂を新設したり、8年間ほど自ら包丁を握り厨房で料理を創りお客様が残した残飯から傾向を分析して、お客様が喜び食す料理メニューの考案に日々明け暮れました。その結果、貸切露天風呂と料理の評判から「昔ながらの古い民宿」を6年で日々満室になる人気旅館へ成長させました。現在では、箱根で5つの旅館施設と2つの飲食店を運営、コロナ禍を含むこの5年間では+18%の成長を遂げています。
ビジネスで注目をされ日常を送る大人たち。そんな遊び足りない大人たちが、大切な人と人目を気にせずに過ごせる大切な時間を、リュクスな空間・料理・サービスで提供しています。
|会社概要
会社名 :株式会社 金乃竹
本社所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817
設 立 :1947年
代表者 :取締役 窪澤 圭
URL :https://kinnotake-resorts.com/
事業内容 :旅館運営事業 / 飲食事業