公益財団法人 東京都公園協会のプレスリリース
「海とつながる。アートをめぐる。―Harmony with Nature―」 4万本の向日葵と4つのアートが織りなす世界
葛西臨海水族園、葛西臨海公園は長きにわたり、海と深いつながりを持ってきた地域です。今年はその歴史を踏まえ、広大な敷地の魅力を全身で感じるアートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。―Harmony with Nature―」を開催いたします。
本イベント会期中、葛西臨海水族園では、「海とつながる」をテーマとして、水族園を象徴するガラスドームをミストが包み込み、海とつながる世界を生み出す演出を行います。また、葛西臨海公園では、「アートをめぐる」をテーマとして、蜷川実花with EiMの作品が東京湾を見渡せる展望レストハウスであるクリスタルビューを彩り、落合陽一氏、河瀨直美氏、平子雄一氏の作品が4万本の向日葵が咲くひまわり畑の中に溶け込み、新たな景色を生み出します。時間や天候で変化する自然の中で、アートを楽しみ、海とつながる水族園で生き物に出会い、生命と自然とアートを感じる夏の特別な時間をお楽しみください。
イベント概要
「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」
・会場:葛西臨海水族園(葛西臨海公園内)および葛西臨海公園
入場無料・予約不要 ※葛西臨海水族園のみ入園料が必要です。
・時間: 葛西臨海水族園 9:30~17:00(最終入園16:00)
葛西臨海公園 9:00~20:30
内容
①【葛西臨海水族園 ―海とつながる―】
※夜間開園時間:17:00〜20:00 (最終入園 19:00)
※水槽照明の消灯(18:30頃)以降、ご利用いただける展示エリアが昼間とは異なります。
場所:葛西臨海水族園 空の広場
時間:9:30〜17:00(15分間隔)※最終16:45
※2024年8月11日(日・祝) ~ 8月14日(水)のNight of Wonder期間中
時間:9:30~20:00(15分間隔)※最終19:45
霧発生時間:約2分半
※強風の場合、演出を中止する場合がございます。
②【葛西臨海公園 ―アートをめぐる―】
イベント特設サイト
■アート紹介1
蜷川実花 with EiMによる「Garden of Sky(空の庭園)」
多様な光をまとう花やクリスタルを使用し、建築と自然が一体となる空間を演出
会場:クリスタルビュー
蜷川 実花(MIKA NINAGAWA)
●公式サイト:https://mikaninagawa.com
写真家・映画監督の蜷川実花と、データサイエンティストの宮⽥裕章、セットデザイナーのENZO、クリエイティブディレクターの桑名功らで結成されたクリエイティブチーム。プロジェクトごとに多様なチームを編成しながら活動する。主な作品発表に、「胡蝶の旅 Embracing Lights」(安⽐Art Project、2022年)、蜷川実花「残照 / Eternity in a Moment」(⼩⼭登美夫ギャラリー前橋、2023年)、「蜷川実花展 Eternity in a Moment 輝きの中の永遠」(TOKYO NODE、2023年-2024年)、「蜷川実花展 with EiM:儚くも煌めく境界」(弘前れんが倉庫美術館、2024年)など。
■アート紹介2
落合陽一による「リキッドユニバース:向日葵の環世界のコペルニクス的転回」
自然と人工物と生成AIによって生み出された新たな知覚のインスタレーション
会場:ひまわり畑
落合 陽一 (YOICHI OCHIAI)
■アート紹介3
河瀨直美による「隠されたもう一人の私。ひまわり畑での問いかけ」
葛西臨海公園を舞台として、映画監督が届けるメッセージ
会場:ひまわり畑
河瀨 直美 (NAOMI KAWASE)
■アート紹介4
平子雄一による「Wooden Wood 73」
彫刻を通して“自然”とは何かを考える機会を提案
会場:ひまわり畑
平子 雄一 (YUICHI HIRAKO)
■プロデューサープロフィール
杉山 央 (OU SUGIYAMA)
■会場
A:霧の演出
「アートをめぐる。」
B:蜷川実花 with EiM「Garden of Sky(空の庭園)」
C:落合陽一「リキッドユニバース:向日葵の環世界のコペルニクス的転回」
D:河瀨直美「隠されたもう一人の私。ひまわり畑での問いかけ」
E:平子雄一「Wooden Wood 73」
■関連イベント情報| フードマーケット
・キッチンカー出店日:期間中毎日
・場所:中央園路 水族園入口付近
【水族園ステートメント】
新水族園では、海の生き物の美しさ、多様性を伝えるダイナミックな展示を展開します。単に生き物を見せるだけでなく、人の営みと海との関係性を伝える展示を行うことで、海への興味や関心を高めるとともに、海の文化や環境問題の現状を学ぶことができる場としていきます。
国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計による現在の水族園は、建物とその周辺のランドスケープ、海と一体となった美しい空間構成が東京のランドマークとして都民に親しまれています。都民共有の財産とも言えるこの建物は、新水族園オープン後も保存していく予定です。
美しいガラスドームとランドスケープをいかに未来に継承し、新たな価値を見出していくか、その検討を進める中で、建築家によるシンポジウムを行い、霧の演出でガラスドームの魅力をさらに引き出します。
訪れる皆様には、未来につながる新水族園の構想に想いを巡らせていただきながら、この先もずっと、この場所を見守り続ける「海とつながる水族園」を体験していただきたいと思います。
【公園ステートメント】
2040年の都立公園のあるべき姿として、豊かな緑を育み、次世代につなぎ、国内外の人を惹きつける魅力を生み出す、一人ひとりのウェルビーイングに貢献する公園をめざしています。公園を利用するすべての方に、公園の新しい価値を提案、共有したいという想いから、都立公園の一部では、四季を通じた花と光の演出を行ってきました。
今回、葛西臨海公園では、春の日比谷公園での実施に次いで、従来の花と光に「Art」の要素を加えたアートインスタレーションを実施いたします。葛西臨海公園は、平成元年に緑と水と人のふれあいをテーマに五つのゾーンを配して誕生し、今年で35年目になります。隣接する葛西臨海水族園や葛西海浜公園と共に、広大な敷地を活かして、独自の自然環境を利用した取組を行っています。長きにわたり、海と深いつながりを持ってきた地域の歴史を踏まえながら、多様な生き物の生息・生育環境に配慮した環境整備を進めるとともに、海辺のレクリエーション空間としての魅力を向上させてきました。このたびのアートインスタレーションで、緑と水の織りなす自然を五感で感じて頂けたら幸いです。
葛西臨海水族園、葛西臨海公園について
◇公共交通機関を利用される場合
JR:京葉線「葛西臨海公園」駅下車、徒歩1分(葛西臨海公園)徒歩5分(葛西臨海水族園)
(JR京葉線利用で「東京」駅から約20分、JR武蔵野線利用で「西船橋」駅から約20分)
バス:都バス「葛西臨海公園駅前」停留所、京成バス「葛西臨海公園駅」停留所下車、徒歩1分(葛西臨海公園)、徒歩5分(葛西臨海水族園)
・都バス:「葛西駅前」「西葛西駅前」停留所から「葛西臨海公園駅前行き」(臨海28-1、葛西21、西葛20乙)
・京成バス(シャトル☆セブン):「葛西駅」「一之江駅」停留所から「東京ディズニーシー行き」(SS07系統、SS08系統)
◇車を利用される場合
首都高速道路湾岸線 葛西ICから約10分
葛西臨海公園駐車場:有料 TEL 03-3877-0725
※大型バスをご利用の際は、事前に予約が必要になります。
※土曜日・日曜日・祝日など、混雑時のご来園は公共交通機関をご利用ください。
【問い合わせ先】
葛西臨海水族園
〒134-8587 江戸川区臨海町6-2-3
TEL 03-3869-5152(代)
葛西臨海公園サービスセンター
〒134-0086 江戸川区臨海町6-2-1
TEL 03-5696-1331(開所時間8:30~17:30)
「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature―」 特設サイト
■注意事項
(葛西臨海水族園のイベントについては、葛西臨海水族園公式サイトや葛西臨海水族園公式X(旧Twitter)をご確認ください。)