【星のやグーグァン】原住民族タイヤル族の文化と暮らしを体験する秋の滞在プランを提供開始

台湾原住民族の文化に浸る、秋のひととき｜期間：2024年10月2日～12月5日

星野リゾートのプレスリリース

各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。台湾・雪山山脈の麓に佇む温泉リゾート「星のやグーグァン」は、2024年10月2日から12月5日まで、「タイヤル族文化体験」をテーマにした秋の滞在プランを提供開始します。本プランでは、台湾の地域性の体験だけでなく、谷關（グーグァン）に古くから暮らす台湾原住民族タイヤル族の食文化や工芸に没入することで、非日常に浸り、心身のリフレッシュの時間と新たな発見をお届けします。

プラン開発背景

台湾には16の原住民族のグループがあり、タイヤル族は谷關エリアを含む台湾中北部の山間部に多く居住しています。「Gaga（ガガ）」と呼ばれる先祖の教えと伝承を大切にし、織物技術や顔の入れ墨が特徴です。タイヤル族にとって秋は狩猟や収穫の重要な季節であることから、当館ではこの時期に収穫の要素を取り入れた、タイヤル族の文化体験を提供することにしました。

特徴1：ウォーターガーデンの植物散策

星のやグーグァンのウォーターガーデンには、タイヤル族の生活に欠かせない薬草や、木々が数多く生育しています。星のやグーグァンで働くタイヤル族のスタッフが案内する植物散策を通して、「苧麻（カラムシ・織物の原料）」や「二葉松（二ヨウマツ・天然の火種）」などの植物を探しながら、その利用方法や言い伝えに触れることができます。

特徴2：タイヤル文化の秋のひととき

■タイヤル黄藤（キフジ）編み体験

海抜2000ｍ以上の高山に生育する黄藤（キフジ・日本語名：トウヤシ）を使い、タイヤル族の伝統的な技法でコースターを作ります。黄藤は、弾力性がありながらも強靭な繊維が特徴で、背負い籠や椅子、寝床の材料として、古くからタイヤル族を含む台湾の原住民に活用されてきました。（※1）地元のタイヤル族講師の指導のもと、自然の音や香りに包まれたウォーターガーデンで黄藤編みに没頭することで、日常から物理的にも心理的に遠く離れることによる、ストレス軽減効果（※2）を得ることができます。

■タイヤルの点心ティータイム

黄藤編みの後には、タイヤル族の伝統的な点心「バナナ葉の粽（ちまき）」と「馬告（マーガオ）紅茶」を楽しみます。バナナの葉に包んだもち米の粽は、狩猟の際に携帯食として食べられていました。馬告はタイヤル族の料理に欠かせない、さわやかな香りのスパイスです。自然の中で、これらの伝統的な点心を味わうことで、タイヤル族の文化をより身近に感じることができます。

特徴3：キノコづくしディナー

谷關周辺地域は、しいたけをはじめとするキノコ類の産地であり、その生産量は台湾全体の5~6割を占めます。（※3）豊富な食物繊維や栄養素を含むキノコ類は、タイヤル族にとって貴重な食材です。キノコづくしディナーでは、前菜、スープ、リゾット、デザートの五品すべてにキノコがふんだんに使われ、地元の滋味を味わい尽くすことができます。ディナーはウォーターガーデンを望むテラスに設けたテーブルに用意され、心地よい自然の風と共に、料理を楽しむことができます。