釣り人のマナーを見直そう!秋田の釣り場や漁港の状況把握!釣りマナーアンケート結果発表!

~最も気にかかる釣り人のマナーは、ごみ放置という結果に~ 【調査期間】2024年5月~7月

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、豊かな美しいあきたの海を守るため近年問題となっている釣り人のマナー低下によって引き起こされる問題や、海洋ごみの中でも大きな割合を占める漁業・釣りに関わる釣用具の流出を防ぐことを目的に、現状の秋田の釣り場や漁港の状況を把握しその対策を検討するために、漁業関係者に対しての「釣りマナーアンケート」を2024年5月~7月実施し、2024年8月に調査結果を発表しました。 
アンケート結果を踏まえ、漁協や釣具店など水辺に関わる団体との関係性を深め、現状の課題を探り、課題に向けてイベントやメディアを活用し、広く県民に啓発活動を実施します。
この調査は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施するものです。

  • アンケート調査概要

2024年5月中旬から7月上旬までに実施したアンケート調査の回答者は84名、回答者の大多数が60代以上の男性で全体の約50%を占めています。今回のアンケート調査により以下のことが明らかとなりました。

・最も気にかかる釣り人のマナーは、ごみ放置と違法駐車。

・釣り人のマナー問題は通年で見られますが、特に夏から秋にかけて多く見られる。

・ごみの種類では、ペットボトルや釣り具が多く挙げられており、これらは長期間分解されずに環境に悪影響を与える可能性がある。

・解決策としては、看板設置などわかりやすい対策をするべきという意見が多く、視覚的な注意喚起や広範 囲への啓発が効果的と考えられる。

アンケート調査の結果を受け、釣り人のマナー向上とごみ問題の解決には、継続的な啓発活動が大切となり、特にごみの持ち帰りや駐車ルールの遵守については、看板設置やメディアを活用し、当事者がメディアサインを目にする機会を増やし、定期的かつ長期的に呼びかけすることが効果的と考えます。

<釣りマナーアンケート(漁業関係者向け)調査詳細>

・調査期間:2024年5月~7月

・アンケート対象エリア:17エリア

・対象エリア:本荘西目地区、平沢地区、南部支所、象潟地区、本所・秋田地区、脇本地区、船越地区、天王地区、戸賀地区、畠地区、能代地区、中央支所南地区、椿地区、若見地区、五里地区、中央支所北地区、岩館地区・北部支所

  • アンケート調査資料(一部抜粋)

<団体概要>

団体名称:あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会

URL:https://www.akita-abs.co.jp/blog/umigomizero/

活動内容:秋田県は、全長264キロメートルもの海岸線を有し日本海と接している。また、秋田県を流れる河川は、雄物川、米代川といった計352河川があり、総延長は3,185kmにものぼる。最近の調査によると、海洋ごみの8割は街を起点に、内陸部の川を伝って海へと流出していると言われている。本事業では、海岸沿い以外にも内陸部での活動にも力を入れ海ごみ削減を呼びかけ盛り上げていく。これらの事業を多種多様な業界と連携を図り行うことで、秋田県の海洋ごみの現状を把握し、より多くの県民にふるさとの海を大切にするマインドを醸成する。

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。

産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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