株式会社バカンのプレスリリース
AIとIoTを活用して「待つ」をなくすサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、2024年10月14日開業の「長崎スタジアムシティ」に、混雑緩和サービスを提供します。本提供により、同施設内各所の混雑状況を可視化し、施設内のサイネージや長崎スタジアムシティ公式アプリでリアルタイム混雑状況の配信を行うことで、待たせない施設の実現をサポートします。
■取り組みの詳細
今回は、混雑状況の可視化と順番待ちのオンライン化を行います。
混雑状況の可視化は、混雑抑制プラットフォーム「VACAN」とトイレ向け混雑状況可視化サービス「Throne」を用いて行います。これにより、施設内のサイネージや長崎スタジアムシティ公式アプリから混雑状況をリアルタイムに確認することが可能です。
順番待ちのオンライン化は、順番待ちシステム「Q ticket(キューチケット)」を用いて行い、行列に並ばずに待ち時間も有効に活用できます。
混雑状況の可視化場所
・飲食店、フードコート
・ホテル内更衣室(大浴場、プール)
・トイレ(商業施設・アリーナ・スタジアム)
順番待ちシステム設置場所
温浴施設、アトラクション、ホテル朝食会場、ジップライン他
【提供サービス詳細】
・混雑抑制プラットフォーム「VACAN」(https://corp.vacan.com/service)
混雑抑制プラットフォーム「VACAN」は、混雑状況の可視化・管理・配信といった混雑に関する様々な機能を提供しています。このVACANを用いて、カメラや人感センサーなど様々なデバイスから取得したデータを統合/解析を行い、混雑状況を検知しています。検知した混雑状況は、サイネージやWebサイトなどで配信を行っています。本プラットフォームは、混雑を検知したい場所や環境に合わせて、検知や配信の方法の最適化が可能といった特長があります。
・トイレ向け混雑状況可視化サービス「Throne」(https://corp.vacan.com/throne-airknock)
「Throne」は手のひらに収まる程度のセンサーをトイレ内に設置することで、トイレの空き情報をリアルタイムに可視化するサービスです。検知した情報は、デジタルサイネージやwebサイト、導入店舗アプリなどを通して柔軟に配信可能なため、多くの商業施設やオフィスビルに導入されています。
・順番待ちシステム「Q ticket(キューチケット)」(https://corp.vacan.com/service/qticket)
Q ticketとは、設置場所のタブレットを操作したり、専用ページにアクセスするなどしてデジタル整理券を発券し、その場に並ばずに順番待ちができるサービスです。メールアドレスやLINE等を登録することで、順番が近づいたらスマートフォンで通知を受け取ることができ、待っている時間を自由に過ごしていただくことができます。またスピーカーを接続し、音声で呼び出すことも可能です。これにより、利用者の待つストレスや混雑発生を抑制します。
■導入の背景
長崎スタジアムシティは、JR長崎駅から徒歩10分という好立地にあり、約20000席を収容するスタジアムや約6000席のアリーナ、さらには飲食店や温浴施設、日本初のサッカースタジアムビューホテル、県内最大級のオフィスを含む複合施設です。世界的にも珍しいこの施設は、通常時に加え、イベント開催時にはさらに多くの来場者が予想され、混雑が一層懸念されます。今回はこのような状況を防ぎ、混雑の抑制を行うことで、来場者に快適な環境を提供することを目的に弊社サービスを導入する運びとなりました。
■長崎スタジアムシティについて
長崎スタジアムシティは、ジャパネットグループの株式会社リージョナルクリエーション長崎(本社:長崎県長崎市、代表取締役社長:岩下英樹)が主導する大型複合施設です。サッカースタジアムを中心に、アリーナ、ホテル、商業施設、オフィスなどが一体化した珍しい施設であり、2024年10月14日に開業いたします。スタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」は、JリーグのV・ファーレン長崎の本拠地として利用され、約20,000人を収容できるうえ、ピッチとの距離が最短約5mと非常に近いことが特徴です。また、「HAPPINESS ARENA」は、プロバスケットボールクラブ長崎ヴェルカのホームアリーナとして使用され、約6,000人を収容可能で、スポーツだけでなくコンサートやイベントにも対応する多機能・可変型の施設です。
総事業費は約1,000億円にのぼり地域経済に大きなインパクトを与えることが期待されています。
公式URL:https://www.nagasakistadiumcity.com/
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
設立:2016年6月
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑情報を起点としたムダな「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。