市独自の地域遺産制度「遠野遺産」の取り組みが「グッド・プラクティス・ストーリー」として高く評価
観光マネジメントボード遠野のプレスリリース
この度、持続可能な観光の国際的な認証団体であるグリーン・デスティネーションズが実施する表彰制度「世界の持続可能な観光地TOP100選」に、岩手県遠野市が初めて選出されました。
遠野市独自の地域遺産制度である「遠野遺産認定制度」の取り組みが、地域の優れた事例「グッド・プラクティス・ストーリー」として高く評価されたものとなります。
今回の選出により、遠野市がグリーン・デスティネーションズのホームページに掲載されるなど、持続可能な観光に取り組む地域として、国内外の認知度向上につながることが期待されます。
「世界の持続可能な観光地TOP100選」とは
「世界の持続可能な観光地TOP100選」とは、国際認証の公式認証機関であるオランダの非営利団体グリーン・デスティネーションズが、持続可能な観光の国際基準を取り入れ、より良い地域づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。選出には、初年度のエントリーでは国際基準100項目から特に重要な15項目の指標をクリアしていることが条件となります。入選した地域は、入選の証であるロゴマークの活用や専用ホームページ掲載による国際的なPRが可能となり、国際的な認知度向上が期待されます。2024年版の発表では、日本から5の地域が選出されました。
世界に認められた「遠野遺産」の取り組み
遠野市は、次世代に残すべき地域遺産を保存し活用するため、2007年から市独自の地域遺産制度「遠野遺産認定制度」をスタートさせました。これは、市民の申請に基づいて、地域資源を認定し、地域協働でその保護と活用を推進するものです。現在までに169件が「遠野遺産」として認定されており、その取り組みが「文化と伝統」部門で入選しました。
遠野市は令和5年3月より、日本版持続可能な観光ガイドライン（JSTS-D）を観光推進基本計画に取り入れ、観光を通じた、住んで誇れるまちづくりを推進しています。今後も、観光まちづくりを推進するとともに、その認知度向上に取り組んでまいります。
【観光マネジメントボード遠野】
観光マネジメントボード遠野は、持続可能な観光まちづくりを実現するため、観光・文化・産業振興を推進している現場の事業者らによって令和4年に構成された協議会です。（事務局：遠野ふるさと商社）官民連携の協議会として、「遠野市観光推進基本構想」及び「遠野市観光基本計画」に基づいた観光施策の意思決定を行っています。
【グリーン・デスティネーションズ公式サイト】
https://www.greendestinations.org/top-100-destinations
2024 Green Destinations Top 100 Stories
【遠野市観光情報サイト「遠野時間」】
