~全国20地域の採択事業がローカルゼブラ推進政策として選出され、京都では3つの事業が取り組まれています〜
一般社団法人リリースのプレスリリース
一般社団法人リリース(本社所在地:京都府京都市、共同代表:桜井肖典・風間美穂)は、ローカル・ゼブラ企業として認められるようなOne Rice One Soup株式会社や株式会社堤淺吉漆店、株式会社ニシザワステイ、株式会社ソーシャル・エックス、&PUBLIC(アンドパブリック)株式会社、京都市ソーシャルイノベーション研究所などと共創し(※1)、京都に育まれた和食文化の精神性や生態系を多様な視点からリサーチし、五感を通して複層的に体験する寄附付きのラーニング・ジャーニーとして2024年12月に実証事業を行います。
本事業は、経済産業省が令和6年度のローカルゼブラ推進施策として実施する「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)(※2)」の1つであり、京都では3つのエリアやテーマに基づいて各地域企業等による取り組みが採択されています。
世界文化自由都市としての京都においてリリースでは、多様に関係し合う産業全体の可視化や課題解決への連携を後押しし、「自然資本」「文化資本」を増やすような商品・サービスを原資に、経済の好循環システムが巡る地域を目指します。
□企画意図
食文化の多様化により “和食以外を志向する人” が増える一方で、文化産業を担う “関係人口減少” により、和食に携わる事業者の経営資源や人的資本が確保しにくい現状をはじめ、道具や原材料などの自然資本や文化資本を増やす試みも必要とされていました。
地域が抱える社会課題など要因分析を行う中で、リリースとしては創出したい社会的インパクトに“食文化産業の関係人口”と “和食文化の付加価値”を据えながら、域内企業や専門家等と2022年より共創してきた文化を重層的に体験できる「ラーニング・ジャーニー」を通して、解決策へのレバレッジポイントを探りたいと考えました。
□事業内容
文化の基層となす風土や歴史を見つめ、京都に育まれた和食文化の精神性や生態系を多様な視点からリサーチし、事業者の仕事/道具/素材/仕入先の現状等を総合的に学び体験する寄附付きの「ラーニング・ジャーニー」を構築することで、和食文化の関係人口を広げ、域内企業や和食産業に携わる事業者連携を促進します。
市場で食材を購入し、調理道具について教わり、漆のお椀で和食をいただく等、様々な体験価値を翻訳することで共創された寄附金などの原資は、次なる商品へ巡らせることで「京都をつくる文化創造者」へと託す流れをうみだします。
※1 本事業の参画組織の概要
本社:京都市下京区朱雀正会町1−1 KYOCA 301
創業:2012年5⽉
事業代表者:代表理事 桜井肖典・⾵間美穂
本社:京都市上京区寺町通今出川下ル東入米屋町311 リーガル石薬師301
創業:2019年5⽉
事業代表者:代表取締役 中東 篤志
本社:京都市下京区間之町通松原上る稲荷町540番地
創業:1909年
事業代表者:専務取締役 堤 卓也
本社:京都市東山区宮川筋二丁目255
創業:2017年7月
事業代表者:代表取締役 西澤 徹生
本社:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F
創業:2021年11月
事業代表者:取締役 藤井 哲也
本社:神奈川県中郡二宮町二宮212 栄ビル3F-305
創業:2023年2月
事業代表者:代表取締役 桑原 憂貴・長友まさ美
所管:京都市産業観光局 地域企業イノベーション推進室
開始年月:2015年4月
※2 「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」
経済産業省・中小企業庁が管轄する実証事業で、ローカル・ゼブラ企業が地域内外の関係者と協力して地域課題の構造分析や社会的インパクトの可視化等に取り組み、事業計画や社会的インパクトの創出に向けた戦略をバックアップし、新たな関係者との連携や支援体制の構築に取り組むことで社会的インパクトを活用しながら地域課題解決事業に取り組む先行事例を創出することを目的に実施。
▼今年度採択されたローカルゼブラ企業20企業
□令和6年度「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」採択事業一覧はこちら
1. 北海道十勝地域:一般社団法人十勝うらほろ樂舎
2. 宮城県仙台市、丸森町:株式会社Wasshoi Lab
3. 宮城県仙台市:株式会社zero to one
4. 神奈川県西地域:株式会社湘南べルマーレフットサルクラブ
5. 長野県下高井郡野沢温泉村:株式会社野沢温泉企画
6. 静岡県静岡市(その他、静岡県中部地域):株式会社TeaRoom
7. 愛知県名古屋市及びその周辺地域:千年建設株式会社
8. 石川県能登地域:株式会社御祓川
9. 京都府京都市右京区(京北エリアを想定):一般社団法人ソーシャル企業認証機構
10. 京都府京都市:一般社団法人リリース
11. 京都府 丹後地域:株式会社ウエダ本社
12. 福井県高浜町:株式会社まちから
13. 島根県大田市 大森地区・温泉津地区:株式会社石見銀山生活観光研究所
14. 島根県隠岐郡海士町株式会社:離島キッチン
15. 香川県三豊市:合同会社時代おくれ
16. 熊本県 球磨川流域、白川・緑川流域:公益財団法人地方経済総合研究所
17. 鹿児島県 島嶼地域:東シナ海の小さな島ブランド株式会社
18. 鹿児島県:株式会社musuhi
19. 沖縄県宮古島市:株式会社青空
20. 沖縄県全域:株式会社うむさんラボ
□一般社団法人リリースについて
RELEASE;は「未来が歓迎する経済をつくる」ために、ビジネスとクリエイティブをはじめとした多様な専門家が集まり共創する非営利型ビジネスプロデュースプロジェクトです。自然や文化等社会の分母となる資本を減らすことなく、それらを耕し育み続けるビジネスを、地球と呼応する経済活動として将来世代に手渡します。
▼参考:関連する一般社団法人リリースのプレスリリース
・「美しい経済の風景をめぐる旅の記録」をテーマに、 過去に学び、現在に出会い、未来に遺すために世界をめぐるビジネスドキュメンタリー誌『Community Based Economy Journal』創刊(2023年6月30日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120099.html
・ビジネスドキュメンタリーマガジン「Community Based Economy Journal 002 – 美しい経済の風景をめぐる旅の記録 -」2024年8月29日に2号目を刊行(2024年8月29日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000120099.html
【本件に関するお問い合わせ先】
問い合わせ全般
一般社団法人リリース(担当:鳥屋尾、橋田)
hello@release.world