三井不動産株式会社のプレスリリース
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:植田俊)および三井不動産リゾートマネジメント株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:洲戸渉)は、神奈川県足柄下郡箱根町に HOTEL THE MITSUI HAKONE を2026年に開業いたします。
三井不動産グループの最高級ラグジュアリーホテルブランド HOTEL THE MITSUI として、2020年11月に開業した HOTEL THE MITSUI KYOTO (※)に続く新たなホテルが誕生します。
(※) 日本で初めて開業年度より3年連続「フォーブストラベルガイド5つ星」を獲得し、2024年には「3ミシュランキー」を獲得
(2024年10月現在、「フォーブストラベルガイド5つ星」「3ミシュランキー」の両獲得は国内2ホテルのみ)
当計画地は「富士箱根伊豆国立公園」内に位置し、箱根の山々の大自然に囲まれた135,000㎡(東京ドーム 3個分)を超える広大な敷地で、その一部や周辺はかつて三井家の別荘が群をなして存在した三井家ゆかりの地です。日本を代表する温泉リゾート地の箱根エリアで稀有な大規模ラグジュアリーホテルとして、新たな滞在価値をご提供いたします。
本リリースのポイント
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HOTEL THE MITSUI KYOTOに続く三井不動産グループ最高級ラグジュアリーホテルとして、
HOTEL THE MITSUI HAKONEが2026年、箱根に誕生。
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4万坪の広大な森に囲まれ大自然を存分に感じることができる立地を最大限に活かしながら、
箱根の土地・文化にちなんだエクスペリエンスを提供。
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全客室(126室)とサーマルスプリングに敷地内から湧く豊富な天然温泉を引き入れ、
世界的デザイン事務所「Yabu Pushelberg」等とともに洗練された空間を計画。
■HOTEL THE MITSUI ブランドについて
HOTEL THE MITSUI は、2020年11月に HOTEL THE MITSUI KYOTO を開業して以来、ブランドコンセプトである「日本の美しさと-EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」のもと、伝統文化や建築、工藝、食などに見られる日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練された振る舞いによって、すべてのお客様に特別な体験と くつろぎを提供してまいりました。
この度箱根・小涌谷に開業する HOTEL THE MITSUI HAKONE でもそのコンセプトを継承し、箱根の恵まれた自然環境を最大限に活かしながら世界レベルのハードとサービスの提供を行い、箱根の土地・文化にちなんだエクスペリエンスを実現します。雄大な自然に富む箱根には、古都京都とは異なる日本の美しさがあります。HOTEL THE MITSUI ならではのサービスですべてのお客様を心からお迎えし、真の居心地とかけがえのない時間を提供するホテルを目指してまいります。
日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-
古来、日本に暮らす人々は四季とともに移ろう自然に無上の美を感じ、その美にふれた感動を人と分かち合うという独自の美意識を育んできました。その土地の自然や風土、歴史と調和し、お客様のよろこびを自分たちのよろこびと感じる。それが HOTEL THE MITSUI の理想とするホテルのあり方、そしてブランドコンセプト「日本の美しさと」に込めた想いです。
■HOTEL THE MITSUI HAKONE の立地
箱根は、東京・日本橋と京都と結ぶ“東海道”に位置し歴史的に重要な宿場町であったとともに、かつて日本初の外国人専用ホテルが誕生するなど古くから避暑地として国内外の多くの方々を受け入れてきた場所で、現在においても温泉体験や数々の美術館、芦ノ湖からの富士山の眺望を楽しみに国内外の旅行客が集まる我が国を代表する観光拠点です。
また、太古の噴火により形成された地形に多様な自然を有し、今なお残る荒々しい火山の風貌と、安らかなリゾート地の雰囲気が共存するのが箱根の自然の大きな魅力です。なかでも計画地は、訪れた方々の目の前にそびえる浅間山(せんげんやま)を敷地に有し、山裾を流れ心地よいせせらぎを奏でる蛇骨川、神秘的な姿を見せる千条(ちすじ)の滝など、四季により表情が移り変わる大自然を身近で存分に感じることができる、絶好のロケーションです。
箱根の温泉は、火山「箱根山」の活動から生まれ、箱根エリアには多種多様な泉質の温泉が存在しています。 HOTEL THE MITSUI HAKONE が位置する小涌谷温泉は塩分を多く含んだ泉質が特徴で、敷地内の源泉から高温で湧く豊富な天然温泉を全客室とサーマルスプリングに引き入れ、自然と一体になった空間で格別の温泉エクスペリエンスをお楽しみいただけます。
■HOTEL THE MITSUI HAKONE の特長
4万坪の広大な森に囲まれ木々と渓谷の魅力を五感で体験できる母屋、天然温泉を引き入れ緑豊かな景色と悠々とお風呂が楽しめる客室、箱根の自然と文化に触発されたアート、空・森・水が一体となる空間で日常から解放されるひとときが感じられるサーマルスプリングなど、すべてにこだわりと繊細さを兼ね備えた居心地のよい空間を実現します。
客室は126室・平均約60㎡となっており、100㎡超のヴィラや240㎡超のプレジデンシャルスイートを含む多様な部屋タイプをご用意しています。また、ホテル内のオールデイダイニング、スペシャリティレストランでは、屋外テラス席や開放的な窓から眼前に広がる雄大な自然を臨みながら四季折々の料理をお楽しみいただけます。
世界的デザイン事務所「Yabu Pushelberg」をはじめとした卓越したデザイナーとともに、箱根の伝統や文化、日本の美しさをモダンに昇華し、新しい価値を追求した施設を計画しています。一時の流行を追いかけるのではなく、時代に左右されない価値を生み出し、洗練された唯一無二のホテルを作ってまいります。
【主なデザイナー】
インテリアデザイナー : Yabu Pushelberg
インテリアデザイナー(スペシャリティレストラン) : A.N.D.(AOYAMA NOMURA DESIGN)
外装デザイナー : 小林・槇デザインワークショップ
ランドスケープデザイナー : オンサイト計画設計事務所
当ホテルの運営は、ハレクラニ沖縄や HOTEL THE MITSUI KYOTO などを運営する三井不動産リゾートマネジメント株式会社が行います。2026年の開業に向けて、三井不動産グループの総力を結集したラグジュアリーホテルを創造してまいりますので、ぜひご期待ください。
なお、このたび、マリオット・インターナショナル社のラグジュアリーブランド「ラグジュアリーコレクション」と提携することといたしました。世界中に会員顧客を有する同社と連携し、国内外から多くのお客様にご利用いただけるホテルを目指してまいります。
■計画概要
ホテル名称 |
HOTEL THE MITSUI HAKONE |
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所在地 |
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷字箕作沢450番1他(地番) |
敷地面積 |
約135,500㎡ |
開発面積 |
約50,500㎡ |
延床面積 |
約23,600㎡ |
交通(アクセス) |
箱根登山鉄道「小涌谷」駅徒歩2分 |
構造・規模 |
鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造・木造)・地上3階地下2階 |
着工 |
2024年7月 |
開業 |
2026年(予定) |
設計・施工 |
株式会社竹中工務店 |
客室数 |
126室 |
付帯施設 |
レストラン、バー、サーマルスプリング、フィットネスジムなど |
■マップ
(広域図)
(敷地航空写真)
■三井不動産グループのリゾート・ラグジュアリーホテル事業
三井不動産グループでは、自然や地域の特色を活かしたリゾート開発や、国際的に評価の高いホテルの誘致・開発を国内外で推進しております。
ハレクラニ沖縄、HOTEL THE MITSUI KYOTO は、2022年より3年連続で「フォーブストラベルガイド5つ星」を獲得しています。また、2024年7月発表の「ミシュランキー」では三井不動産グループ運営の6ホテルが選出されており、グローバル基準で高い評価をいただいています。
【三井不動産グループが開発・運営しているラグジュアリーホテル(開業予定含む)】
開業年 |
ホテル名 |
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2016年 |
AMANEMU |
2019年 |
ハレクラニ沖縄 |
2020年 |
フォーシーズンズホテル東京大手町 HOTEL THE MITSUI KYOTO |
2023年 |
ブルガリ ホテル 東京 |
2026年(予定) |
HOTEL THE MITSUI HAKONE ウォルドーフ・アストリア東京日本橋 |
【ミシュランキー(2024年7月発表)で選出された三井不動産グループ運営ホテル】
3ミシュランキー:『世界で最も素晴らしい滞在を体験できる場所』(6ホテルのうち4ホテル)
HOTEL THE MITSUI KYOTO
ブルガリ ホテル 東京
フォーシーズンズホテル東京大手町
AMANEMU
2ミシュランキー:『素晴らしい滞在を提供する宿泊施設』 (17ホテルのうち1ホテル)
ハレクラニ沖縄
1ミシュランキー:『特別な滞在を提供する宿泊施設』 (85ホテルのうち1ホテル)
ホテル ザ セレスティン京都祇園
■三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」「2.環境との共生」「3.健やか・活力」「4.安全・安心」「5.ダイバーシティ&インクルージョン」「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、 サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/