燕三条から世界に発信する本格的クラフトツーリズム。「世界にひとつだけの包丁づくりツアー」など、ものづくりの価値を伝える『KRaft Tour』2024年12月1日より本予約開始!

地域関係者へのお披露目&メディア向け内覧会を11月29日(金)に開催。

株式会社KRaftのプレスリリース

新潟県燕三条地域でローカルガイドツアーの企画・運営を行う株式会社KRaft(本社:新潟県三条市、代表取締役社長:横山 裕久)は、築85年、広さ900平米を超える巨大な空き蔵を拠点としたものづくり体験を提供するクラフトツーリズム「KRaft Tour(クラフトツアー)」の提供を2024年12月1日(日)より開始致します。

この度、蔵に開設した地域産業の継承を伝えるギャラリーのオープンに伴い、11月29日(金)にメディア向け内覧会を実施致します。

日本有数の「ものづくりのまち」として有名な新潟県燕三条エリア。刃物や作業工具、洋食器など、その品質の高さから海外でも高い評価を得ています。一方で、後継者不足などから工場の数が減少しており、まちのアイデンティティが失われてしまいかねない状況に直面しています。

株式会社KRaft(クラフト)は、日本が誇る燕三条の技術や歴史を未来に継承するため、「Craft Your Trip ガイドブックに載っていない、一点ものの旅」をコンセプトに、ものづくり体験と地域資源をかけ合わせたクラフトツーリズム「KRaft Tour(クラフトツアー)」の提供を開始致します。

ツアーの拠点となる旧三条物産 土蔵。
木造の外壁のなかに3つの土蔵を構える特殊な構造。

本ツアーでは、築85年を超える旧三条物産 土蔵を拠点に、個性豊かな職人から直接、伝統技術を学び、自分の名前を刻んだ世界にひとつだけの包丁や鉄フライパンを一から造る本格的なものづくりを体験。高性能バッテリーを搭載したe-Bikeで工場や町並みを散策するサイクルツアーなど、全部で4つのコンテンツを提供します。

高性能バッテリーを搭載したe-Bikeで工場まで移動しながら町を散策。

普段は入れない歴史ある町工場や地元の人が通うローカルスポットなど、地元出身のツアーガイドだからこそ案内できるオーダーメイドのプライベートツアーで、燕三条の人々のリアルな生活を体験。「ガイドブックに載っていない、一点ものの旅」のコンセプトを実現します。

公式WEBサイト:https://kraft-ts.jp/

※本事業は観光庁より「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」の補助を受け、実施しています。


事業立ち上げまでのストーリー

高い技術力を誇る製造業、その製品を日本全国・世界各地へと届ける卸売業で発展してきた燕三条エリアですが、過去10年間(2011年〜2021年)の燕三条地域の製造業の総生産額(付加価値額の合計)は、横ばいとなっており(図1)今後の製造業を担う若手人材(15歳〜24歳)約3,000人が域外に流出しています(図2)。また、こうした厳しい状況から後継者不足などが顕著になっており、燕市、三条市の工場(製造業)の数は年々減少しています(図3)。

(図1)燕三条エリアの製造業の総生産額(付加価値額の合計)は、横ばいとなっている

【出典】市町村民経済計算(新潟県)※2011年時点の総生産額(三条市と燕市の付加価値額の合計)を100としたもの

(図2)燕三条エリアでは、若手人材(15~24歳)約3,000人が域外に流出している

【出典】国勢調査(2015年、2020年)※平成27年調査時の年齢を令和2年調査時の年齢に置き換え、人口の増減をグラフ化

(図3)燕三条エリアでは、工場(製造業)の数が年々減っている

【出典】経済センサス – 活動調査(2012年、2016年、2021年)

「製品の価値に見合った適正な価格設定ができていないこと」「若手人材が地場産業の魅力や価値を知らずに、進学・就職のタイミングで域外へ流出してしまうこと」、これらの課題の根本要因として、燕三条のものづくりの魅力や付加価値を実体験をもって伝える「”伝え手”の不在」がボトルネックにあると考えられます。その伝え手となるべく、新会社「株式会社KRaft」を2024年に設立しました。

また、燕三条エリアでは、これまでも燕三条 工場の祭典など様々な取組みが行われてきた一方で、滞在につながる宿泊施設や常時開催される観光コンテンツが不足していました。

そこで、株式会社KRaftは地域に不足していた「観光」を切り口に、インバウンドを主要ターゲットとした本格的なクラフトツーリズム「KRaft Tour」の提供を開始。燕三条のものづくりの魅力・価値を世界中に伝えるための事業を展開します。

◇プロジェクト第1期

インバウンドを主要ターゲットとした本格的なクラフトツーリズム「KRaft Tour」

◇プロジェクト第2期

旧三条物産 土蔵を改装した「蔵ホテル」オープン

※プロジェクト第1期:2024年12月1日〜本予約開始

※プロジェクト第2期:時期未定

主幹は観光事業ですが、観光はあくまで手段であり、地域産業の魅力に光を当てることによって、新たな出会いや価値観が混ざり合う機会を創出。この地に住む人々が仕事や生活により一層の誇りと愛着を持って暮らせるよう、その魅力と価値を伝え続けていきます。

事業立ち上げの詳細について:https://matcha-jp.com/jp/22328


KRaft Tourの拠点

KRaft Tourの拠点となる旧三条物産 土蔵。80年以上の時を刻んだ重厚な建物は、3棟の蔵が連結し一体構造を持ちながら、それぞれの蔵が独自の空間を保っているのが特徴です。さらに、これらの蔵を包み込むようにもう一層の外壁が建てられた特殊な構造をしています。

築85年、広さ900平米を超える旧三条物産 土蔵。
今も倉庫に残る三条の特産品だった足袋。

燕三条のものづくりを未来に残すために、⻑い年月の中で地域産業の変遷を見守り続けてきたこの蔵を拠点に事業を展開することに意味があると考えたのは、KRaft代表の横山 裕久。三条市出身の横山が、三条市役所の職員時代に出会ったのがこの土藏でした。

株式会社KRaft 代表:横山 裕久

「燕三条はものづくりで海外からも高く評価されている地域ですが、後継者不足により、廃業を余儀なくされている工場が多くあります。燕三条の製品の価値を高く評価してくれる国内外の人々を地域に呼び込み、新たな繋がりをつくることで、この地域のものづくりを未来に残していくことができるんじゃないかと思いました。

モニターツアーを実施する中で、海外の方が蔵に訪れた時にとても興味を示してくれ、手応えを感じています。燕三条に来る一つの目的となれるように、今後はツアー事業だけでなくホテルを作ることを目標に、さらにこの蔵が地域の拠点となるような活動を行っていきます。」

世界にひとつだけの包丁やフライパンを手造りする本格的なクラフトツーリズム

KRaft Tourでは、普段は入れない歴史ある町工場にご案内し、伝統技術を扱う職人のもとに弟子入り。自分の名前を刻んだ世界にひとつだけの包丁や鉄フライパンを一から造る本格的なものづくり体験を提供します。地域産業の歴史や文化、自然、食、アウトドアなどの様々なコンテンツをストーリーで繋げ、観光地じゃないからこそ提供できる地域のリアルな魅力をツーリズムに落とし込んでいます。

自分の名前を刻んだ世界にひとつだけの包丁を製作する、包丁づくりツアー。
一生ものの道具を育てる楽しみが生まれる、自分だけの鉄フライパンづくりツアー。

ツアーガイドを務めるのは幸地 顕成。横山と同じく三条市出身の幸地は、学生時代をアメリカを中心とした海外で過ごした後、「祖父の代から続くものづくりを未来にのこしたい」との想いでKRaftに参加。地元出身のツアーガイドだからこそ案内できる穴場の町工場やローカルなスポットを案内し、ガイドブックに載っていない、一点ものの旅を演出します。

ツアーガイド:幸地 顕成

「西洋のカルチャーに憧れ、魅了されてきたからこそ、外の世界から見える日本の格好良さを知りました。世界のどこに行っても、日本の文化やものづくりは高く評価されます。日本の高品質なものづくりを目で見て、肌で感じることができるのが燕三条地域の魅力。

観光地じゃないからこそできることを、このツアーでは提供したいと思っています。外国の方々にとって、彼らの目に映る産業と一体化した燕三条の人々の生活そのものが、一番のお土産になるんじゃないでしょうか。」

モニターツアー参加者の声

「ものを手造りするプロセス全体を通して職人たちへの新たなリスペクトが生まれ、その緻密さと細部へのこだわりには圧倒されました。 本当に技術も練習も必要な芸術。朝、手造りのフライパンを使うたびに達成感と満足感を感じています。」

「実際に体験に参加して、ものづくりの裏側の苦労を知ると、さらにありがたみが増します。ものづくりに興味がある方、普段使いできる貴重な手造りのお土産を持ち帰りたい方にぜひおすすめです。」

包丁体験ツアーの詳細はこちら:https://matcha-jp.com/jp/20821

フライパン体験ツアーの詳細はこちら:https://matcha-jp.com/jp/22203

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【KRaft Tour 概要】

■ツアーコンテンツ:

1)世界にひとつだけの包丁づくりツアー

2)世界にひとつだけのフライパンづくりツアー

3)町工場(まちこうば)ホッピングツアー

4)ものづくりサイクリングツアー

※1)2)所要時間:7.5時間、3)所要時間:5時間、4)所要時間:3.5時間(すべて送迎時間のぞく)

■開催時期:通年開催 (冬季は天候により移動手段に変更あり)

■所在地:〒955-0851 新潟県三条市西四日町1-16-22

■アクセス:JR燕三条駅より車で15分

※当ツアーでは、JR燕三条駅からの送迎サービスを行います。

都心部から車で約4時間、関越自動車道・三条燕ICより車で約10分

■電話番号:070-3961-3607(受付:9:00〜18:00)

■予約:https://kraft-ts.jp/tour_reservation/


地域のものづくりの歩みを伝えるギャラリーをオープン

今後はプロジェクト第2期として旧三条物産 土蔵を改装し、インバウンド向けホテルとしての開業を目指しています。その第1段階として蔵内にギャラリーを開設いたします。

ギャラリーの大きなテーマは「燕三条の技術の継承」。燕三条地域は、伝統に根ざしつつも新しい技術を取り入れ、時代のニーズに応えながらものづくりを次代へと受け継いできました。

かつて地域を支えた産業の痕跡や、衰退の危機にありながらも今なお受け継がれている技術を織り交ぜ

ながら展示することを構想しており、時代とともに進化してきた燕三条のものづくりの営みを描きたいと考えています。

◇メディア・関係者様向け内覧会のご案内

蔵に開設したギャラリーのオープンに伴い、メディア・関係者様に向けた内覧会を11月29日(金)に実施致します。

日時:2024年11月29日(金)

(12:30 開場・受付開始)

第1部:13:00〜14:15 内覧会(代表挨拶 / KRaft Tour 事業紹介 / 自由内覧など)

第2部:14:30〜15:30 体験会(ものづくり体験またはサイクルツアーのプレ体験 *希望者のみ)

※具体的なプログラムは変更される可能性がありますので、ご了承ください。

参加費用:無料

場所:〒955-0851 新潟県三条市西四日町1-16-22

※参加ご希望の方は広報担当までメールでお申し込みください。(info@kraft-ts.jp)

会社概要

会社名:株式会社KRaft(クラフト)

所在地:〒955-0851 新潟県三条市西四日町1-16-22

設立:2024年4月3日

事業内容:ものづくり体験、サイクルツアーを展開する燕三条地域のローカルガイドツアー企画・運営

代表:代表取締役社長 横山 裕久

電話番号:070-3961-3607(代表電話)

URL:https://kraft-ts.jp/

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