熱海の老舗温泉宿「古屋旅館」が勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation」を導入

AIを活用して公平かつ効率的なシフト作成を実現、担当者の負担軽減と従業員の満足度向上に

合資会社古屋旅館のプレスリリース

創業1806年の熱海で最も老舗とされる温泉宿「古屋旅館」を経営する合資会社古屋旅館（代表：内田宗一郎）は11月、勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation（シフトメーション）」を導入しました。

弊社が取り組む働きやすい環境づくりによる従業員満足度向上の取り組みの一環で、シフト作成担当者の負担軽減と効率的な業務の推進を実現しています。

■古屋旅館による「働きやすい環境づくり」の取り組み

宿泊業界における労働力不足が叫ばれている昨今、当社では働きやすく働き甲斐のある職場環境づくりを数年前から進めています。

・当館の隣地への「デザイナーズ女子寮」、市内中心部に社員寮の新設

・従業員間のコミュニケーションを円滑にする「クラウド型ビジネスチャットツール」導入

・効率的かつ均一な従業員研修を実現する「クラウド型動画マニュアル」の開発

・「次世代型インカム」の導入による業務コミュニケーションの改善

・従業員のデジタル教育を推進する「オンライン英語学習システム」の導入

・予約データ入力作業のアウトソーシング化

・ファミリーエンゲージメントプログラムの導入

（参考）「なぜ、新卒の応募者数が数倍に？熱海の老舗旅館が本気で取り組んだDXの全貌」（ITmedia）

　https://www.itmedia.co.jp/business/divs/2306/20/news003.html

（参考）古屋旅館のプレスリリース一覧はこちら

　https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/63789

■「Shiftmation」導入の背景

創業200年の歴史を持つ当社では、デジタル・DX化を推進することで働きやすい職場づくりを進めてきましたが、これまでシフトの作成はアナログで行われており、従業員の希望休を考慮した公平なシフト作成に苦慮してきました。

また、シフトを作成する担当者の負担が大きく、本来の業務に集中しづらいという課題も抱えていました。ホテル・旅館など労働集約型産業においては、シフト作成担当者の心労や時間的負担はとても大きく、組織運営に支障をきたすくらいの大きな事案と言えます。

そのため、シフト作成にかかる時間と労力を軽減して業務の効率化を図ることが必要となり、勤務シフト自動作成サービスである「Shiftmation」の導入を決めました。

■導入の成果について

「Shiftmation」の導入により、従業員の希望や繁忙期に応じた条件を考慮し、公平で効率的なシフト作成が可能となりました。

当社では、約100項目の条件を設定。その設定した条件を元にAIが自動的にシフトを作成します。

この自動シフト作成機能により、シフト作成時間を約7〜8割削減でき、シフト作成者が本来の業務に集中できるようになったことで、旅館全体の業務効率も向上しています。

さらに、公平な「AIが作ったシフト」という共通認識が図れたことで、シフト作成者の精神的な負担も軽減されました。年次が高い人や早く休みを希望した人が優先されるようなシフト作成ではなく、従業員それぞれが希望する働き方を条件に設定しながら、AIが自動的に作成することによる公平で納得感の強いシフトを実現しています。

シフトの提出から完成したシフトの確認まで、従業員はスマホで完結できるのでとても利便性が高いこともメリットの一つです。

今後もAIなどデジタル・DXを活用し、より効率的で働きやすい職場環境を目指して参ります。

（参考）勤務シフト自動作成サービス「Shiftmation」　https://shiftmation.com/