「穴場検索」「旅程作成」など、AIで自分だけの日本旅行を設計し、 SNS情報の要約や最初からAIに相談する“スマート訪日スタイル”が拡大
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社のプレスリリース

中国・台湾などの海外プロモーション・インバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:譚 玉峰、以下 インタセクト)は、中国からのインバウンドが増加する「春節」の時期にあわせて、中国人観光客の訪日旅行におけるAI活用に関する最新動向を探るべく、中国在住者を対象に調査を実施しました(有効サンプル数:3,995人、そのうち2026年の春節期間中に海外旅行をすると回答した2,869人、その中で「日本」を訪問予定と回答した429人が対象)。
中国人観光客の訪日旅行において、AIを活用して旅行計画を立てるスタイルが急速に広がっています。今回、当社が実施した調査では、2026年の春節に訪日予定の中国人観光客の9割以上が「生成AI」や「AIアシスタント」を活用して旅行計画を立てていることが明らかになりました。
本ニュースリリースでは、その最新調査の結果を発表いたします。また、訪日プロモーションを専門に担当する当社担当者が、本調査の結果を踏まえた中国インバウンドにおける旅行者の意思決定の変化と、AI時代に求められる観光プロモーションのあり方について解説します。
<本調査結果のサマリー>
・2026年の春節期間、訪日予定の中国人観光客の9割以上(90.4%)が、「生成AI」や「AIアシスタント」を活用して旅行計画を立てていることが明らかに
・AIの主な活用方法として、「穴場スポットの検索」、「旅程作成」、「日本の伝統文化などの情報収集」が上位に挙がり、AIが訪日旅行の計画や情報整理をサポートしている様子がうかがえる
・訪日旅行前にオンライン予約をする際に参考にしたプラットフォームや情報源は、「RED(小紅書)」※1が68.5%で最多
・さらに、AI利用者の約4割がAIの活用方法として「SNS(小紅書等)の膨大な投稿からの最新トレンド要約」と回答しており、SNSの膨大な情報を自分の好みにあわせてAIで取捨選択する、新しい旅行の意思決定スタイルが広がっていることが明らかに
・旅行前のオンライン予約では、3人に2人(67.4%)が宿泊施設を予約しており、入場チケット、レンタカーや送迎サービス、指定券や周遊券など、複数のサービスを事前手配する傾向も見られる
※1 RED(小紅書)・・・中国発のライフスタイル共有型SNSで、口コミや体験レビューをもとに、商品・サービスの検索から購買意思決定までを担うプラットフォームとして、若年層を中心に高い影響力を有しています。
URL: https://www.xiaohongshu.com/
<回答者の属性について>
本調査は、テンセント社が提供するメッセンジャーアプリ「WeChat」上のアンケート機能を使用し、中国在住の方(有効サンプル数:3,995人、そのうち2026年の春節期間中に海外旅行をすると回答した2,869人、その中で「日本」を訪問予定と回答したのは429人)を対象に、2026年1月15日~17日に実施しました。
今回、調査に回答したのは、北京市、天津市、上海市、南京市、蘇州市、杭州市、成都市、重慶市、広州市、深セン市の計10都市に在住の3,995人(男性: 1,755名、女性: 2,240名)です。年齢層の内訳は、18歳未満が24人、18~24歳が766人、25~30歳が1,265人、31~40歳が1,206人、41~50歳が479人、51~60歳が177人、61歳以上が78人となっています。
また、2026年の春節期間中に海外旅行をすると回答した2,869人の旅行の手配形態の内訳は、個人手配が54.8%(1,572人)、半個人(航空+ホテルのみ)が21.4%(614人)、団体が21.2%(608人)、その他が2.6%(75人)でした。
<中国人観光客の訪日旅行におけるAI活用状況(調査結果の詳細)>
■「あなたの今回の訪日旅行の計画において、『生成AI』または『AIアシスタント』を利用しましたか?」(回答者数:429人、単一回答)

2026年の春節期間に訪日予定の中国人観光客に対し、訪日旅行の計画において「生成AI」または「AIアシスタント」を利用したかを尋ねたところ、全体の9割以上(90.4%)がAIを活用していることが明らかになりました。
その内訳を見ると、「積極的に利用した」と回答した人が53.4%と過半数を占め、「部分的に利用した」と回答した人(37.0%)も含めると、訪日旅行を計画するうえでAIが広く活用されている実態がうかがえます。
中国では「生成AI」や「AIアシスタント」の利用が急速に広がっており、デジタルサービスに慣れ親しんだ若年層を中心に、AIを活用して効率的に旅行情報を収集・整理する傾向が強まっている可能性が考えられます。実際に、本調査の年齢層別の結果を見ると、18~24歳が94.0%、25~30歳が94.5%と、若年層ほどAIの利用率が高い結果となりました。
■「利用したAIの具体的な使い方について、当てはまるものをすべて選んでください。」(回答者数:前問で「『生成AI』または『AIアシスタント』を利用した」と回答した388人、複数回答)

訪日旅行の計画にAIを利用したと回答した人に、具体的な活用方法を尋ねたところ、最も多かった回答は「自分の好みに合った『穴場』や『隠れ家スポット』の検索」で52.3%となりました。次いで、「自分だけのオリジナル旅程(周遊ルート)の作成」(47.2%)、「日本や訪問先エリアの伝統文化などに関する深い情報収集」(43.6%)が上位に挙がりました。
また、活用方法として「SNS(小紅書等)の膨大な投稿からの最新トレンド要約」を挙げた人も約4割(39.4%)にのぼり、SNS上に蓄積された大量の情報をAIで整理・要約することで、効率的に旅行情報を収集する行動が広がっていることが明らかになりました。
こうした結果から、中国人観光客の訪日旅行では、SNSなどで収集した情報をAIで整理しながら、自分の興味や目的にあわせてオリジナルの旅程を作成するという、新しい旅行計画のスタイルが広がりつつあることがうかがえます。
■「訪日にあたり、中国出発前(旅行前)に、WebやWeChatミニプログラムなどでオンライン予約を行う際、参考にしたプラットフォームや情報源は何ですか?」(回答者数:429人、複数回答)
訪日前にオンライン予約を行う際に参考にしたプラットフォームや情報源は、「RED(小紅書)」が7割近く(68.5%)で最多となりました。次いで、「Ctrip(Trip.com)」(45.5%)、「Douyin(TikTok)」(42.4%)が上位に挙がりました。
「RED(小紅書)」は、中国において旅行やグルメ、ショッピングなどの体験情報を共有するSNSとして広く利用されており、ユーザーによる投稿やレビューを参考にしながら旅行計画を立てる情報源として重要な役割を担っていることがうかがえます。

■「訪日にあたり、中国出発前(旅行前)に、WebやWeChatミニプログラムなどでオンライン予約をした、もしくはする予定の内容はありますか?」(回答者数:429人、複数回答)

訪日前にオンライン予約をした、もしくはする予定の内容について尋ねたところ、最も多かった回答は「ホテル・旅館の宿泊予約」で67.4%となり、約3人に2人が事前に宿泊予約を行っていることがわかりました。
次いで、「美術館・博物館・テーマパーク等の入場チケット」(31.0%)、「レンタカーの予約や空港送迎サービス」(29.6%)、「新幹線・特急の指定席やジャパン・レール・パスなどの周遊券」(28.9%)、「レストランの予約」(25.9%)などが上位に挙がり、宿泊予約だけでなく、観光施設のチケットや移動手段などを含め、旅行に関わる複数のサービスを事前に手配する傾向が見られました。
こうした結果から、訪日旅行において、出発前の段階で旅行の計画や予約をある程度具体的に固めておく旅行スタイルが定着しつつあることがうかがえます。
■当社 担当者による解説
海外広告推進グループ 一部 リーダー 辰巳 亮
今回の調査から、中国人観光客の訪日旅行において、生成AIの活用が単なる情報収集の手段にとどまらず、旅行の意思決定そのものに深く関与する段階に入っていることが明らかになりました。
訪日予定者の9割以上がAIを活用しているという結果は、旅行者の行動が「検索して比較する」従来型から、「AIに相談し、提案をもとに意思決定する」スタイルへと大きく変化していることを示しています。
特に、WEB上に蓄積された膨大な情報をAIが要約し、個々の嗜好に応じた旅程や購買候補を提示する動きが広がっています。これにより、旅行者はSNSを含むWEB検索の結果や人気ランキングではなく、「AIが提示した選択肢」を起点に意思決定を行う傾向が強まっています。
この変化により、従来はSNSや検索で関心を獲得できていたとしても、AIの回答に「誘客したい地名・施設名・商品名が含まれなければ、訪日客の認知や意思決定のプロセスから外れてしまうリスク」があるといえます。いわば、AI上で参照されない情報は、旅行者にとって“存在しないもの”として扱われる可能性があります。
こうした環境変化は、自治体やDMO、観光関連事業者にとっても大きな転換点となります。今後は、検索結果やSNS上での露出に加え、「AIにどのように認識・参照されるか」を前提とした情報設計が不可欠となります。
訪日客がAIを起点に旅行を設計する“AI時代”においては、AIが参照する情報源や評価軸を踏まえ、信頼性の高い情報を適切な形で発信することが求められます。すなわち、インバウンドにおいてもAIに見つけられ、選ばれるための最適化、いわゆる“AIO(AI Optimization)”への対応が重要な戦略領域となりつつあります。

*「2026年 春節期間の日本旅行に関する調査」の詳細は、以下をご参照ください。
◇2026年2月6日発表:<中国インバウンドの最新動向>インタセクト、2月15日から始まる「春節」の大型連休を前に「2026年 春節期間の日本旅行に関する調査」の結果を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000032118.html
■本調査の一部および全文引用・転載等について
・公序良俗に反する掲載方法、媒体ではないことを前提とし、当社への事前・事後の許諾なしで自由に行っていただいて構いません。
・報道機関様以外に、同業他社様のセミナー・サービス紹介資料などへの引用も可能です。
・引用・転載いただく際は、「出典/インタセクト・コミュニケーションズ㈱」または類似の記載にて出所の明示をお願いいたします。
・公表内容をもとにしたグラフの再作成なども自由ですが、引用の仕方により実際と異なる結果に誤認されるような表現とならないようご留意ください。
・報道機関様向けに担当者のコメント、取材対応なども可能です。
・その他ご要望などは、文末のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
■会社概要
商号 :インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
代表者 :代表取締役社長 譚 玉峰
所在地 :〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目1番地 B・Mビル2F
設立 :2000年11月
事業内容 :中国本土・台湾を主軸とした観光DXによる海外プロモーション・インバウンド
(訪日誘客)支援、中国向け越境EC、アフィリエイト運用代行、アフィリエイト
サイトパトロール、システム開発など
資本金 :9,856万円
URL :https://www.intasect.com/
2000年に設立した日本国内および中国大陸・台湾地域を主体とした海外プロモーション・システム開発企業で、以下のとおり、幅広い事業を展開しています。
国内外QR決済ソリューション「IntaPay」をはじめ、海外向けには訪日誘客施策・旅ナカ回遊促進として、馬蜂窩(マーフォンウォー)・飛常准(フェイチャンジュン)等の現地プラットフォーム活用、百度・Google等の検索エンジン施策、小紅書(RED)等の海外SNS施策およびKOL/KOCを活用したインフルエンサーマーケティング、WeChatミニプログラム開発、越境EC等による海外販路拡大を支援しています。
また、アフィリエイト広告運用およびアフィリエイトサイトパトロール、SIサービス、ERP事業、BPM、電子契約、ウォークスルー型無人AI店舗、モバイルオーダー「eateat」、添削・共有・指示ツール「Passton」等、国内外においてDX技術を活用した幅広い事業を展開しています。
さらに当社中国グループにおいては、スマート工場、在庫管理システム、金融与信・債権管理システム、診療所向けDXソリューション等、金融・製造・物流・医療領域におけるDX支援も推進しています。2026年現在、国内・中国本土あわせ10拠点以上、グループ全体の従業員数は約882名となっています。
当社の実績・事例は「 https://www.intasect.com/case.html 」をご参照ください。
【本件に関するお問い合わせ】
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 海外広告推進グループ
電話:03-3233-3527 (営業時間: 平日9:00~18:00)
メール: pr@ml.intasect.co.jp

