知床でクマ対策用スプレー貸出とあわせて「ココヘリ」発信機の貸与を開始

〜4月20日から知床自然センターなど4拠点で運用、知床での安全対策強化へ〜

AUTHENTIC JAPAN株式会社のプレスリリース

山や海での行方不明者の位置を特定する会員制捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:久我 一総、以下 当社)は、北海道斜里町において、知床での安全対策強化の一環として、2026年4月20日(月)より、知床自然センターなど4拠点で「ココヘリ」発信機の貸与を開始します。

本取り組みでは、知床自然センター、知床羅臼ビジターセンター、ルサフィールドハウスの3拠点において、クマ対策用スプレーの貸出とあわせて「ココヘリ」発信機を貸与します。加えて、道の駅しゃりでは「ココヘリ」発信機のみを貸し出します。

クマ対策用スプレーを貸し出す拠点では、「ココヘリ」発信機も一体的に運用することで、来訪者が現地で安全装備の一つとして自然に携行できる体制を整えます。

今回の取り組みは、来訪者が安全装備に触れやすい環境を整えるとともに、万一の際の捜索迅速化に資する仕組みを地域の実情に即して導入するものです。知床を訪れる方の安全対策の一助となることを目指します。

取組概要

  • 開始日:

    2026年4月20日(月)予定

    *ルサフィールドハウスは5月10日(日)開始予定です。

    *道の駅しゃりでの貸出開始日は別途調整中です。

  • 貸与・貸出拠点:

    • 知床自然センター

    • 知床羅臼ビジターセンター

    • ルサフィールドハウス

    • 道の駅しゃり

  • 運用内容:

    • 知床自然センター、知床羅臼ビジターセンター、ルサフィールドハウスでは、クマ対策用スプレーの貸出にあわせて「ココヘリ」発信機を貸与します。

      *上記3拠点では、クマ対策用スプレーと「ココヘリ」発信機を一体的に運用することで、来訪者に安全装備の携行を促します。

    • 道の駅しゃりでは、「ココヘリ」発信機のみを貸し出します。

  • 貸出品:

    ココヘリ発信機(GPSモデル)

  • 利用料金:

    無料

背景:知床で進む“安全DX”と、観光動線上での安全装備の提供

知床は国内有数の自然地域であり、多くの来訪者が登山や自然散策を楽しむ一方で、世界有数の高密度でヒグマが生息する地域として知られています。

知床では、ヒグマが活動する時期と観光のシーズンが重なることから、来訪者に対する安全対策が重要視されています。そのため、地域では、ヒグマとの遭遇リスクを踏まえた安全確保の取り組みが継続して進められており、知床自然センター、木下小屋、知床羅臼ビジターセンター、ルサフィールドハウスでヒグマ撃退スプレーの貸出が行われています。

 

加えて、環境省(知床データセンター)は2026年3月31日、2025年の羅臼岳登山道におけるヒグマ人身事故に関する報告書等の掲載をしており、斜里町も連携して地域として安全対策の検討・発信を続けています。

また、知床において当社は、2022年の知床遊覧船沈没事故を受け、2024年4月28日に知床小型観光船協議会所属の観光船事業者3社に対し、位置情報を発信する発信機140台(専用ポーチ付属)と捜索用受信機7台を寄贈するなど、海上での安全対策にも取り組んでいます。

さらに2026年1月より、総務省「地域社会DX推進パッケージ事業(補助事業)」において、当社とINCLUSIVE Holdings株式会社と共同でLPWA通信網(SONYのIoTネットワークサービス ELTRES)を活用した知床半島の主要観光の安全DX化推進を開始しています。世界自然遺産エリアにおいて環境への配慮と両立しながら、観光客が知床でのアクティビティを安全に楽しめる環境整備を目指しています。

こうしたなかで当社は、現地で貸し出される安全装備とあわせて「ココヘリ」発信機を提供することで、来訪者が無理なく携行でき、かつ捜索側の初動にもつながる体制づくりに取り組みます。

「ココヘリ」発信機貸与の意義

「ココヘリ」は、専用発信機を携行した利用者が山岳エリアなどで行方不明となった際に、専用受信機を搭載したヘリコプター、ドローン、地上捜索隊などが電波を捉え、位置の特定を支援する仕組みです。携帯電話の通信環境に左右されにくい形で、捜索・救助の迅速化を支援できる点が特長です。

今回の取り組みでは、クマ対策用スプレーの貸出にあわせて発信機を貸与することで、知床を訪れる方にとって分かりやすく、現場でも運用しやすい安全対策の実装を目指します。あわせて、安全装備を単体で貸し出すのではなく、複数の備えを組み合わせて提供することで、現地における安全対策の実効性向上にもつなげます。

■「ココヘリ」とは

国内で唯一へリで山岳遭難者を捜索できる会員制の「民間へリ捜索サービス」です。山小屋などの民間組織による救助活動費用や公的機関の捜索打ち切り後に実施される民間の捜索費用を保険金としてお支払いする「山岳保険」に対して、「ココヘリ」は捜索サービスとして遭難者の生存率をあげることができます。

「ココヘリ」は発信機の電波とヘリ・ドローンを利用することで、従来の”目視での捜索”と比べ捜索時間を大幅に短縮し、「ここにいる」という0mの距離まで遭難者の位置を特定。捜索時間を長期化させないことが特徴です。

ココヘリ会員にそれぞれ専用の発信機を貸与し、会員は必ず発信機を身に着けて登山を行います。遭難事故発生時には、登山計画書にある山域をめがけてヘリを飛ばす準備を進めます。ヘリ・ドローンに受信機を搭載し、会員が身に着ける発信機と「直接通信」することで、スマートフォンが通信圏外の山域地帯でも迅速な捜索が可能となります。こうした「命を守る」ことへの高い性能が登山家に強く支持され、会員数は17万人を超えるまでに達しています。

会社概要

AUTHENTIC JAPAN株式会社

代表取締役社長:久我 一総

本社:福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15-4F

URL:https://www.authjapan.com/

事業内容:山岳捜索サービス「ココヘリ」などの展開

代表取締役 久我 一総の略歴

1978年、福岡県福岡市生まれ。西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。2002年パナソニックシステムネットワークスに入社し、SCM部門の責任者としてイギリスの子会社へ出向。10年後に帰国し、商品企画部門へ異動。2011年にAUTHENTIC JAPANを立ち上げ、退職。現在に至る。

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