株式会社東京ドームのプレスリリース
株式会社東京ドーム(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:斎藤 裕)は、2026年3月31日(火)、東京ドームホテルにて、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の根治に向けて日米の知見を集結させた「日米ALSフォーラム」を開催しました。このたび当日のオフィシャルムービーが完成しましたので、その内容をご報告します。
本フォーラムには、ALS当事者、ご家族、支援者、および研究者ら約130名をご招待し、米国Regelife社による最新の再生細胞医療研究の共有や、日米の専門家によるパネルディスカッションを通じ、当事者の多様な声を起点とした未来への対話を深めました。また、視線入力等を含む多様な意思表出環境を想定し、事前質問や当日アンケートシステムを活用。会場には吸引器用の電源やケアスペースも設置し、あらゆる状況の参加者の方が主体的に参加できる環境を整えました。
オフィシャルムービーURL:
ダイジェストムービーURL:


■開催の背景
当社は企業理念として「感動の共有」を掲げ、多くのレジャー・エンターテインメントを創出し、豊かな社会の実現を目指してまいりました。お客様に楽しみや生きがいを提供する企業として、希望と革新が出会う場所をひらき、ALS当事者の方やそのご家族とともに未来を考えたい。そのような強い想いから、本フォーラムの開催にいたりました。最先端の科学的知見を共有するとともに、一人ひとりの想いや希望が尊重される社会の実現に寄与することを目指しています。
■開催概要
名称:日米ALSフォーラム
開催日:2026年3月31日(火)
会場:東京ドームホテル 地下1階「シンシア」
主催:株式会社東京ドーム
協賛・協力:
ALS Network
慶應義塾大学再生医療リサーチセンター
Regelife
一般社団法人WITH
有限会社LIBRA
特定非営利法人ALS/MND サポートセンターさくら
一般財団法人すこやかさゆたかさの未来研究所
一般社団法人せりか基金
鷹和合同会社
一般社団法人日本ALS協会
吉本興業ホールディングス株式会社
一般社団法人END ALS
一般社団法人LINK-J
登壇者:
岡野 栄之氏(慶應義塾大学再生医療リサーチセンター センター長/教授)
Sheri Strahl氏(ALS Network President & CEO MPH, MBA)
Mark Ma氏(Regelife CEO & Co-Founder)
武藤 将胤氏(一般社団法人WITH ALS 代表理事)
来場者数:約130名
■当日の様子と主な内容
1. 日米ALS支援やテクノロジーの最新事例についてのプレゼンテーション
米国におけるALS支援の最前線で活躍されているSheri Strahl氏と、コミュニケーションクリエイターとして視線入力などのテクノロジーを活用した表現活動とALSの啓発に取り組まれており、ALS当事者でもある武藤 将胤氏が登壇しました。
【Sheri氏によるプレゼンテーション】
Sheri氏は現在のALSを取り巻く環境における「3つの前向きな変化」について語りました。多職種連携クリニックによる「ケアの進化」、患者自身が新しい発見を主導し臨床試験の設計等にも参画する「患者と研究者の強固なパートナーシップ」、そしてAIやバイオマーカーの活用によってもたらされる「サイエンスの驚異的な加速」。これら3つの力が合わさることで実際の治療、そして最終的な治癒(Cure)への道が開かれるとして、『私たちには今、心から希望を持つべき確かな理由がある。』と力強いメッセージを発信しました。


【武藤氏によるプレゼンテーション】
自身もALS当事者であり、クリエイターとして国内外で活躍を続ける武藤氏は、「NO LIMIT, YOUR LIFE(限界を作らない生き方)」を体現する立場から、テクノロジーやアートが切り拓くALSの未来について語りました。視線入力や脳波を活用したデバイス、分身ロボットなど、失われた身体機能を拡張し社会と繋がり続けるための最新テクノロジー事例を紹介しました。


2. 日米のキーマンによるパネルディスカッション、そして多様な声が交差する対話
前半は、日本の再生医療の第一人者である岡野 栄之氏と、ALSの根治を目指した再生医療の研究に取り組まれているMark Ma氏が登壇しました。
【Mark Ma氏によるプレゼンテーション】
パネルディスカッションの冒頭、Mark氏は「ALSにおける神経接続の再構築」をテーマに、最新の細胞治療と微小環境エンジニアリングを組み合わせた研究成果を発表しました。現在のALS治療の多くが「進行を遅らせること」に注力している中、同氏は失われた神経機能を「回復・再構築する」というビジョンを提示しました。具体的には、患者自身の細胞からiPS細胞技術を用いて健康な運動ニューロンを作製し、体内に移植するアプローチを説明。さらに、ALS患者の体内は炎症などにより「細胞が生き残れない過酷な微小環境」となっているという課題に対し、AIを活用して移植細胞の生存と定着をサポートする「バイオマテリアル(ハイドロゲル)」を設計・提供するという革新的なメカニズムを解説しました。
【パネルディスカッション前半】
プレゼンテーションを受けたディスカッションで、岡野氏は『科学技術を社会に役立てるためには、研究だけでなくビジネス(産業化)の視点が不可欠である。』と述べ、日米での同時開発の重要性を強調しました。日米のトップ研究者や組織が連携し、強固な協力体制が構築されつつあることが示されました。


【パネルディスカッション後半および質疑応答】
後半は、Sheri氏、Mark氏、武藤氏の3名で、日米における支援体制の現状と未来について議論を交わしました。ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)やAIを活用した最新のコミュニケーション技術の展望、多職種連携による早期ケアの重要性が語られたほか、日本の規制当局(PMDA)のスピード感に期待を寄せる臨床試験の早期化など、踏み込んだ意見が交わされました。
また、来場者からの質疑応答の時間も設け、治療開発への期待だけでなく、生活や家族の想いも対話の軸とし、登壇者と共に議論を深めました。当事者、支援者、研究者が垣根を越えて連携し、「日米がワンチームとなって1日でも早くALSを治せる未来を実現する」という強い決意が共有されました。


3. 「希望の証明」としてのNFT(Non-Fungible Token)の発行
イベントの終盤には、ALS根治を目指すコミュニティに集う方々の絆の証として、当社が発行した譲渡不可能なNFT(非代替性トークン)が来場者に配布されました。参加したこと、つながったこと、支え合ったことを後からも振り返ることができる「参加の証」として形に残せればとの想いから、今回ご登壇いただいた武藤氏にデザインをお願いしました。


本フォーラムの模様は、冒頭にてご案内のオフィシャルムービーからご覧ください。
本フォーラムにおける医療情報および研究状況の取り扱いについて
※本イベントで紹介されるRegelife社(米国)によるiPS細胞を用いたALS根本治癒を目指す研究内容、およびFDA(米国食品医薬品局)への認可申請の見通しは、現時点における同社の研究進捗および計画に基づく情報です。これらは研究段階のものであり、現時点で特定の治療効果を保証するものではありません。
※主催である株式会社東京ドームは、日米の当事者・支援者・研究者が連携するプラットフォーム(場)の提供を目的として本イベントを開催しました。
※各登壇者による発表内容および医学的見解について、当社がその正確性、完全性、妥当性を保証するものではありません。
※掲載されている情報は、特定の医薬品、医療機器、または治療法の宣伝や勧誘を目的としたものではありません。

