日本初のMTBコース造成用の特殊重機で壮大なMTBフィールドをわずか3か月で造成——防災公園に「マウンテンバイク×災害対応」を実装。山守人が和歌山・海南ハレアメのフィールドコンサル・造成を担当

和歌山県初の常設MTBフィールドが4月29日オープン。日本初となるパワーチルト搭載の竹内製作所製ユンボ導入で、通常半年を要する規模の造成を3か月で実現。防災公園にMTBを位置づけた先進事例が誕生

一般社団法人山守人のプレスリリース

■ フィールドの概要——和歌山県初の常設MTBコース誕生 

2026年4月29日(水・祝)、和歌山県海南市に市民防災公園「海南ハレアメ」がオープンした。その目玉施設として、和歌山県内初となる常設の「MTBスキルパーク」と「MTBトレイルフィールド」が整備され、開園初日には約9,300人が来園。そのうち200名以上がマウンテンバイク体験に参加し、大盛況のスタートとなった。

 

自転車専門メディア「Bicycle Club」(2026年5月9日掲載)でも大きく取り上げられたこのフィールドのコンサルティングおよびコース造成を手がけたのが、山梨県を拠点に活動する山守人(代表・弭間亮)だ。

市民防災公園「海南ハレアメ」の指定管理者は株式会社オリエンタルコンサルタンツ。

幅ひろい世代が一緒に楽しめるフィールド

■ 日本初の特殊技術——パワーチルトバケット搭載ユンボで造成コストと工期を大幅削減 

今回のMTBコース造成において、山守人は日本初となるパワーチルトバケット搭載の竹内製作所製特殊ユンボを導入した。

 

パワーチルトバケットとは、バケット(掘削部)を左右に最大で大きく傾斜させながら稼働できる機構で、マウンテンバイクコースに不可欠な複雑な地形——バームと呼ばれる傾斜コーナーや起伏のあるトレイルラインなど——を、従来は多くの人手と時間を要した手作業に近い工程を重機単体で精緻に再現できる革新的な技術だ。

 

この特殊機械の活用により、

 人件費を大幅削減:複雑な地形整形に必要な手作業の工程を機械化 工期を大幅短縮:通常であれば半年以上を要するMTBコース造成を、わずか3か月で完了 

という圧倒的なコストパフォーマンスと施工スピードを実現した。公共施設の整備において予算と工期の制約が大きい自治体・指定管理者にとって、この技術はコース開発の新たなスタンダードとなりうるものだ。

紀伊半島特有の岩盤地形でも特殊ユンボで完璧なコース形状を実現した

■ 防災公園でのMTB活用——日本において極めて重要な先進事例 

「海南ハレアメ」は単なるスポーツ公園ではなく、市民防災公園として設計されている点が特筆すべきポイントだ。

 

山守人代表・弭間亮は当初からフィールド設計のコンセプトとして「MTBを災害対応のモビリティとして位置づける」という視点を明確に打ち出した。道路が寸断される災害時においても、マウンテンバイクであれば山道・未舗装路・瓦礫の多い地形も走行が可能であり、安否確認・避難・救助・物資輸送などへの活用が期待される。

 

防災公園においてMTBフィールドを整備し、平時はスポーツ・レクリエーションとして市民が親しみ、有事には機動力あるモビリティとして機能させるというこのコンセプトは、日本において極めて重要かつ先進的な事例として、全国の自治体や防災関係者からの注目を集めている。

誰でも体験しライド技術を習得することが可能なMTBコース、誰でも防災人材になっていく

■ コース設計と運営サポート——山梨での実績を和歌山へ 

山守人はこれまで、山梨県市川三郷町の「市川公園」へのMTBコース新設をはじめ、地域の自然環境を活かしたフィールドづくりに多数の実績を持つ。また広大な山道トレイル網を有し長年の維持管理や利活用の実績も豊富だ。今回の海南ハレアメにおいても、コンサルティングから造成、さらに人材育成や運営システム、オープニングイベントの運営アドバイスやサポートまで一貫して担当。自然地形を最大限に活かしつつ、キックバイクから乗れる子どもも安心して楽しめる設計が実現した。

 

フィールドは「MTBスキルパーク」と「MTBトレイルフィールド」の2エリアで構成。初回講習でイロハを学び、スキルパークで基礎を身につけ、トレイルフィールドは初心者向け・初級・中級の3コースに分かれており、家族連れから経験者まで幅広く対応している。

長年の公共的な経験から人材育成も非常に得意としており短期間でインストラクターを養成

■ 今後の展開——周辺山域の調査・拡大と古道再生プロジェクト 

オリエンタルコンサルタンツと山守人では現在、海南ハレアメ周辺の山域についてさらなる可能性の調査を検討しており、フィールドの拡大・整備を目指している。

 

弭間代表は今後の展望についてこう語る。「将来的には、周辺に残る古道の再生にも取り組み、マウンテンバイクで楽しめる新たなルートとして、また災害時の代替ルート・代替モビリティとして活用していきたい。防災とアウトドアスポーツが融合した、日本各地のモデルケースとなることを目指します」

 

古道を活かしたトレイル拡充は、地域の観光資源の創出としても大きな意義を持つ。山守人は引き続き、行政・指定管理者・地域コミュニティと連携しながら、日本各地の山に新たな価値を生み出す環境仕組みづくりに挑んでいく。

海南の次のステージについて話し合う関係者、MTB活用社会推進協議会メンバーも応援にかけつけた。

■ 施設情報 

市民防災公園 海南ハレアメ(海南マウンテンバイクフィールド)

 所在地:和歌山県海南市大野中995番地2ほか(阪和自動車道・海南東ICから車で1分) 

開園時間:9:00〜17:30 

休園日:月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始 

駐車場:326台(+臨時駐車場81台) 

MTBトレイルフィールド利用料:大人・中高生 1,430円 / 小学生以下 770円 

公式サイト:https://kainan-hareame.jp/

オープニングセレモニー

■ 会社情報 

山守人(やまもりびと)

 

山梨県を拠点に、マウンテンバイクや山道を活用した街づくりを、フィールドの企画・コンサルティング・造成から、ライディングスクール・ガイド人材育成、運営サポート、伴走まで一貫して手がける専門企業。自治体との包括連携協定や様々な正式な形で拠点や山道を利活用し、新たな中山間地域づくりに自ら率先して取り組んでいる。日本初のパワーチルトバケット搭載特殊ユンボを用いたコース造成技術により、低コスト・短工期でのフィールド開発を実現。防災・観光・地域振興を掛け合わせた次世代型アウトドアフィールドの普及に取り組んでいる。

世代や立場を超えて誰でも親しめる世界を目指し
Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。