【沖縄移住への意識調査】就業前は38.7%だった「移住・多拠点視野層」が、就業後は59.1%と約1.5倍に拡大

ダイブのプレスリリース

全国5,900施設以上の観光施設に特化した人材サービス事業を行う株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役社長:庄子潔、証券コード151A、以下ダイブ)は、沖縄県内でのリゾートバイト就業経験者および現在就業中の男女93名を対象に、「沖縄移住に関する意識調査」を実施いたしました。
 

【調査背景】

現在、政府は観光業を「日本経済の成長エンジン」と位置付け、市場の拡大を後押ししています。なかでも日本屈指のリゾート地である沖縄県では、観光需要の拡大が顕著です。沖縄県が発表した最新データによると、令和7年度の入域観光客数は1,093万5,800人(前年度比9.9%増)に達し、これまで最多だった平成30年度を9.3%も上回る過去最高を記録しました。(*1)
一方で、この空前の観光ブームの裏で、沖縄の現場は深刻な人手不足に直面しています。あるホテル事業概況の調査では、観光シーズン(3~10月)に70.3%のホテルが人手不足と回答しており、オフシーズン(11~2月)でも62.1%が不足していると回答しています。(*2)こ
うした中、労働力不足の解決策として注目される「リゾートバイト」は、都市部からの人材供給だけでなく、地方への「お試し移住」の手段としても機能し始めています。
そこで今回ダイブでは、沖縄県内での就業経験者および現在就業中のスタッフを対象に「沖縄移住に関する意識調査」を実施いたしました。実際に現地で働き、生活したからこそ見えてきた「移住への意識変化」や「移住における不安や課題」といった実態を報告いたします。
 
(*1)出典元:沖縄県「令和7年度 沖縄県入域観光客統計概況(速報)」
(*2)出典元:一般社団法人沖縄県ホテル協会と株式会社おきぎん経済研究所の共同調査「ホテル事業者における業務概況調査報告書」
 

【調査サマリー】

⚫︎現地でのリアルな就業・生活体験をきっかけに、事前の関心度(38.7%)から約1.5倍へと「移住・多拠点視野層」が拡大する結果 ⚫︎本格移住における不安の第1位は「継続的な仕事の確保(38.2%)」であり、生活基盤や経済面が現実的な課題に ⚫︎リゾートバイトを選んだ理由は「生活費を抑えて現地生活を体験できるから」が77.5%で圧倒的多数 ⚫︎就業体験を通じ83.8%が意識変化を実感し、そのうち53.7%が「地域を支える一員」としての当事者意識を持つ

 

回答者の属性

単一回答n=93

 

大都市圏からの人材流入が顕著。トップ3は「大阪・東京・神奈川」

主な出身都道府県は、大阪府が10.8%で最多となり、次いで東京都(9.7%)、神奈川県(8.6%)、福岡県(6.5%)、兵庫県(5.4%)と続き、全国の主要な大都市圏出身者が上位を占めている実態が伺えます。大都市圏に人口や労働力が集中するなか、リゾートバイトという働き方が、都市部から地方(沖縄県)へ人材を還流させる一つのインフラとして機能している背景がデータから読み取れます。

Q.出身地を教えてください(単一回答)n=93

リゾートバイトでの就業状況

沖縄でのリゾートバイト稼働状況を尋ねたところ、「過去1年以内に就業を経験した」が30.1%で最多となりました。次いで「過去2〜3年以内の就業経験(29.0%)」、「現在、就業中(1ヶ月以上経過)(28.0%)」と続きます。
 
Q.沖縄でのリゾートバイトに関する状況を教えてください(単一回答)n=93

就業先選定時に、最も参考にした媒体

就業先選定時に最も参考にした媒体は、「求人サイトの条件(時給・待遇)」が47.3%で最多となり、次いで「特に参考にしたものはない(12.9%)」、「以前観光で訪れた際の自分の体験(11.8%)」、「SNS(Instagram, TikTok, YouTube)(9.7%)」と続きます。

Q.沖縄での就業を選ぶ際、最も参考にしたものは何ですか(単一回答)n=93

就業前(38.7%)から約1.5倍に!就業をきっかけに「移住肯定派」へ

沖縄での就業を開始する前、将来的な移住に興味が「なかった(当時は考えていなかった)」と回答した人は61.3%にのぼり、当初から移住を視野に入れていた層は38.7%に留まっていました。(Q.1-1)
しかし、実際に沖縄でのリゾートバイトを経験した後に将来の移住意向について尋ねると、「良い縁や仕事があれば沖縄移住も選択肢に入ると感じた」(41.9%)、「数年以内に沖縄と他地域との多拠点生活をしたいと考えている」(9.7%)、「具体的に移住の準備を始めた/検討している」(7.5%)を合わせた、移住や多拠点生活に前向きな意識を持つ「移住・多拠点視野層」の割合は59.1%となりました。

これは就業前の関心層(38.7%)と比較して約1.5倍に拡大しており、リゾートバイト経験が沖縄での暮らしをより具体的にイメージするきっかけになっていることがうかがえる結果となりました。(Q.1-2)
この結果から、最初から移住を目的としていなかった層であっても、現地でのリアルな就業や生活体験をきっかけに、自身のキャリアとライフステージの選択肢を前向きに広げている実態が伺えます。
 
Q.1-1沖縄での就業を開始する前、将来的な「移住」に興味がありましたか(単一回答)n=93

 
Q.1-2今回の沖縄での就業をきっかけに、将来的な「移住」についてどう考えるようになりましたか(単一回答)n=93
 

沖縄移住における壁は「仕事と経済」

将来、本格的に沖縄へ移住する際の最大の不安について尋ねたところ、移住後の「継続的な仕事」の確保(38.2%)」が最多となり、次いで「経済面について(32.7%)」が上位を占めました 。
一方で、「孤独感(新しいコミュニティに馴染めるか)」は5.5%と低い数値にとどまっています 。 (Q.2-1)この傾向を裏付けるように、移住支援プログラムで最も魅力的だと感じる特典では、「住まいに関する情報(34.5%)」に加え、「沖縄での転職活動フォロー(21.8%)」や「直接雇用への移行フォロー(18.2%)」といった、仕事に関する具体的なサポートを求める声が計4割に達しています 。
 地域への適応や人間関係よりも、長期的な雇用や収入の安定といった「現実的な生計維持の継続性」が、本格的な移住を実現するための主たる課題になっている実態が伺えます 。(Q.2-2)
 
Q.2-1将来、本格的に沖縄へ移住をする際、何が一番不安ですか(単一回答)n=55
 

 
Q.2-2「沖縄移住」に役立つ特典があるなら、何が最も魅力的ですか(単一回答)n=55
 

8割近くが「生活費抑制」をメリットに。リスクを抑えた“お試し移住”の手段として定着

移住や長期滞在の手段として「リゾートバイト」という働き方を選んだ理由を尋ねたところ、「生活費(家賃等)を抑えて現地生活を体験できるから」が77.5%と圧倒的多数を占めました 。
次いで「いきなり移住するより経済的・心理的リスクが低いから(37.5%)」 、「地域のリアルな生活環境(物価や不便さ)を知りたいから(30%)」が上位に入っています。
Q.移住や長期滞在の手段として「リゾートバイト」という働き方を選んだ理由は何ですか(複数回答)n=80

リゾートバイトでの就業体験を通じ、全体の8割以上が「自身の価値観や意識の変化」を実感

沖縄での就業を通じて、自身の考え方や意識の変化があったかを尋ねたところ、「少し変化があった(47.5%)」が最多となり、「非常に変化があった(36.3%)」を合わせると、全体の83.8%が何らかの意識変化を実感していることが分かりました。
一方で、「あまり変化はない」と答えた層は16.3%にとどまっています。この結果から、現地に身を置いて働くリゾートバイトという経験が、単なる一過性の短期労働やリゾート地での滞在に終わらず、参加者自身の内面や物事の見方に影響を与える契機になっている実態が伺えます。
 
Q.沖縄での就業を通じて、ご自身の考え方や意識の変化はありましたか(単一回答)n=80

就業体験を経て価値観が変化した層の過半数(53.7%)が、「観光客」から「地域を支える担い手」へ

就業を通じて意識に変化があったと回答した層に対し、観光客ではなく「地域を支える一員」としての実感があるかを尋ねたところ、「非常にそう思う(22.4%)」と「そう思う(31.3%)」を合わせた肯定層の合計が53.7%に達しました。
この結果から、現地での就業体験を通じて価値観が変わった人々は、単なる一時的な訪問客としての視点を超え、地域の産業を支える当事者としての責任感や愛着を深めている傾向が伺えます。
 
Q.観光客ではなく、地域を支える一員であるという実感がもてたか

 

意識変化があった層の半数以上(50.8%)が、現地の深刻な「人手不足への貢献」を前向きに実感

意識の変化があった層に対し、地域の深刻な人手不足への支援貢献実感があるかを尋ねたところ、「非常にそう思う(28.4%)」と「そう思う(22.4%)」を合わせた肯定層の合計が50.8%に達しました 。
特に「非常にそう思う」の割合が約3割と高い水準にあることから 、リゾートバイトを通じた日々の業務が、「現地の課題を解決する直接的な社会貢献」として本人たちに前向きに捉えられている実態が伺えます。
 
Q.地域の深刻な人手不足に対して、実質的な力になれていると感じた

意識変化があった層の8割超が、多様な出会いによる「自身の視野や価値観の広がり」を実感

意識の変化があった層に対し、多様な仲間や地域住民との出会いを通じて自身の視野や価値観が広がったかを尋ねたところ、「非常にそう思う(49.3%)」と「そう思う(34.3%)」を合わせた肯定層の合計が85.1%となりました。
全国から集まる多様なバックグラウンドを持つ仲間や、現地住民との深い交流が日常的に発生するリゾートバイトならではの環境が、参加者にとって自身の生き方や多様性を前向きに見つめ直す極めて有意義な機会となっている実態が伺えます。
 
Q.ご自身の状況に近いものを選択してください

約8割が、沖縄の「自然環境や文化保全」に対する理解・関心の深まりを自覚

意識の変化があった層に対し、地域の自然環境や文化保全に対する理解や関心が深まったかを尋ねたところ、「そう思う(44.8%)」と「非常にそう思う(35.8%)」を合わせた肯定層の合計が80.6%にのぼりました。一時的な訪問客としての立場から、現地での生活や労働を経験することで、「美しい自然や貴重な文化を次世代へ守り伝えるべき」という、より深い関心や環境意識を抱くようになる実態が伺えます。
 
Q.沖縄の自然や伝統文化を、大切に守っていきたい意識が強まった
 

意識変化があった層の約6割が、今後のキャリアにおいて「地域貢献や地方就職」への関心を表明

意識の変化があった層に対し、今後のキャリア選択において地域貢献や地方での就職に対する関心が深まったかを尋ねたところ、「そう思う(32.8%)」と「非常にそう思う(34.3%)」を合わせた肯定層の合計が61.2%となりました。
都市部から離れて地方の現場で働く中で培った経験が、今後のライフプランやキャリア形成において「地方を支える仕事に携わる」という新たな選択肢を生み出す契機になっている傾向が伺えます。
 
Q.自分のキャリアに対し、沖縄移住や拠点移動などの新しい選択肢が見えた

同世代の仲間との繋がりを最多の半数超が重視「地域住民との深い交流」も4割以上が期待

就業期間中に重視したい関係性について尋ねたところ、「同世代・リゾバイト仲間とのつながり」が52.7%で最多となりました。次いで「地域住民との深い交流」が43.0%、「他職種のプロ人材とのつながり(31.2%)」、「職場の先輩との深いつながり(30.1%)」と続いています。
同じ目的を持って集まる同世代の仲間との横の繋がりを大切にしつつも、4割以上が地域社会や住民との一歩踏み込んだ交流を求めていることが分かります。単に稼ぐための労働環境としてだけでなく、現地の人々や多様な人材と関わるコミュニティ形成の場としての価値をリゾートバイトに見出している傾向が伺えます。
Q.沖縄での就業期間中、どのような「繋がり(コミュニティ)」を最も重視したいですか?(複数回答可)
 

◆沖縄での就業中、地元の人との交流や、景色・文化に触れて「ここに住みたい」と心が動いた瞬間を教えてください(自由回答)※一部抜粋


・「買い物もバスを使わないと全て揃えられない不便な環境でしたが、地元の人が声をかけて下さり、自宅に招いて御馳走してくださった。優しい心に触れ感謝しか言葉が出てきません。沖縄は私にとって心のふるさとです」(20代・女性)
・「地元スーパーでの勤務であったので、近所のおじいおばぁがいつも話しかけて構ってくれる優しさに癒されました。イベントにも積極的に参加して『島の一員になれたかも!』と感じた時、住んでみたいなぁ!と心が揺れました」(30代・女性)
・「現地の人が地域の祭りに誘ってくれたり、地域の事を教えてくれたりと、積極的にかかわってくれた。人の優しさと友人ができた事が移住を考えるきっかけになった」(30代・男性)
・「現地の方と触れ合う機会も多く、名前を憶えて頂いたことは大きかった。地域の方やその土地に対し『そのお返しがしたい』というような細やかな思いが、確実に住みたい気持ちになりました。今は隣の島で地域おこし協力隊の仕事を見つけ、挑戦できています」(30代・女性)
・「地域活動をしている際、居心地が良かった」(50代・女性)
 
■調査概要
調査名称 :2026年|沖縄移住への意識調査調査期間 :2026年5月19日~2026年5月25日
調査方法 :Googleフォームによる回収調査対象 :沖縄県内でのリゾートバイト就業経験者および現在就業中の男女
有効回答数:93名
実施主体 :株式会社ダイブ

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