港区立みなと科学館 2026 夏の企画展「海の生きもののカタチ」開催について

株式会社トータルメディア開発研究所のプレスリリース

 港区立みなと科学館 (所在地:東京都港区虎ノ門 館長:布施直人) では、7月15日 (水) から9月13日 (日) まで、2026夏の企画展として「海の生きもののカタチ」を開催いたします。

 本企画展では、港区の身近な海を入口に、標本、模型、映像、体験展示を通して、さまざまな環境にくらす海の生きものの多様なカタチと、そのカタチが生き方や環境とどのように関わっているのかを紹介します。海には「どうしてこんなカタチなんだろう?」と不思議に感じる生きものが数多く生息しています。横に大きく広がった頭や飛び出した眼、耳のように見えるヒレなど、その特徴的な姿には、それぞれの生き方を支えるさまざまな工夫が隠されています。

 会場では、全長5メートルを超える世界最大のエイの仲間・オニイトマキエイの実寸模型を展示するほか、本企画展に合わせて制作した、透明な頭部の中に目をもつ深海魚デメニギスの拡大模型、本来の色彩や質感を残したメンダコの色彩保存標本など、日ごろ目にする機会の少ない海の生きものを展示します。

 会期中は、本企画展監修の茂木正人氏、イラスト制作のきのしたちひろ氏をそれぞれ講師に迎えての講演会を開催するほか、関連イベントも多数開催予定です。子どもから大人まで、海の生きものの多様な“カタチ”に驚きながら、その姿に込められた意味や環境とのつながりに思いを巡らせる企画展です。

【開催概要】

1.  企画展名称:港区立みなと科学館 2026 夏の企画展「海の生きもののカタチ」

2.主催:港区立みなと科学館

3.監修:東京海洋大学 マリンサイエンスミュージアム

4.協力:東京海洋大学 マリンサイエンスミュージアム、神奈川県立生命の星・地球博物館、

不思議博物館、アクアワールド茨城県大洗水族館、サンシャイン水族館、

国立研究開発法人海洋研究開発機構、NPO法人 Science and Art、

東京都市大学 古生物学研究室、北海道立オホーツク流氷科学センター、鳥羽水族館

ほか(順不同、敬称略)

5.会期:2026 年 7 月 15 日 (水) ~ 2026 年 9 月 13 日 (日) 計 60 日間

〔会期中、8月24日 (月) は休館日〕

6.会場:港区立みなと科学館   多目的ロビー

1.展示構成

 夏の企画展「海の生きもののカタチ」は、「プロローグ 海の生きもののカタチの色々」「本編 この形、何のため? ~海の生きもののすがた~」「エピローグ もっと知りたい、伝えたい」の3つの章で構成されています。

プロローグ 海の生きもののカタチの色々 

 港区から見える東京湾の先には、どのような海の世界が広がっているのでしょうか。みなと科学館のある港区の目の前には、比較的浅く広い東京湾が広がっています。プロローグでは、その身近な海を入口に、浅い海から広い海、深い海へと視野を広げながら、海の世界にはさまざまな環境が広がり、多様な“カタチ”の生きものがくらしていることを紹介します。

 また、海洋イラストレーター・きのしたちひろ氏による海洋断面の大型グラフィックを通して、海の世界の広がりや生きものの姿をたどります。海の生きものたちのさまざまな“カタチ”は、海の中でのくらし方や周囲の環境と深く関わっています。「なぜこの形なのだろう」という視点を持ちながら、海の生きものの世界を見つめてみましょう。

海洋断面大型グラフィック ©きのしたちひろ

本編 この形、何のため? ~海の生きもののすがた~

 海の生きものたちは、それぞれのくらしに合わせて多様な“カタチ”に進化させてきました。透明な頭、大きく開く口、翼のようなヒレ、海そうそっくりの姿。一見すると不思議に見える形にも、食べる、見つける、身を守る、移動するといった生きるための理由が隠されています。本編では、深い海、広い海、浅い海・身近な海という異なる環境にくらす生きものを取り上げながら、それぞれの“カタチ”がどのように役立っているのかを紹介します。標本や模型、映像、体験展示を通して、「なぜこの形なのだろう」という視点で海の生きものを観察する楽しさに触れることができます。

■深い海で出会う生きもの

 光がほとんど届かず、獲物に出会う機会も限られる深海には、私たちの想像を超えるような姿の生きものがくらしています。本エリアでは、デメニギスやフウセンウナギ、メンダコ、コウモリダコ、ボウエンギョ、ミツクリエナガチョウチンアンコウなどを展示し、深海という特殊な環境でくらす生きものの多様な“カタチ”を紹介します。さらに、ホネクイハナムシや鯨骨生物群集のコラム展示、ピンポンツリーカイメンやコトクラゲなどの映像展示も通して、深海の知られざる世界に迫ります。

1.デメニギス

 透明な頭部の中に筒状の目をもつ、不思議な姿の深海魚です。頭の中の目は、上から届くわずかな光や獲物の影を見つけるために役立つと考えられています。模型と映像で、その独特な姿を紹介します。

(模型:不思議博物館/映像協力:モントレーベイ水族館研究所)

2.メンダコ

 丸く平たい体と、耳のように見えるひれが特徴の深海生物です。今回展示する色彩保存標本では、本来の赤い色彩や柔らかな質感を観察することができます。深海をふわりと漂うための体のつくりにも注目です。(標本:サンシャイン水族館)

3.フウセンウナギ

 細長い体に対して非常に大きな口をもつ深海魚です。深海ではえさに出会う機会が少ないため、出会った獲物を逃さず取り込めるような体のつくりをしています。体と口の大きさの対比は必見です。

(模型:不思議博物館)

4.タカアシガニ

 世界最大級のカニとして知られ、日本近海の深海にくらしています。クモのように長い脚を広げた迫力ある姿から、深海でのくらしとの関わりを考えます。

(標本:東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム)

デメニギス(模型)
メンダコ(標本)
フウセンウナギ(模型)
タカアシガニ(標本)

■広い海で出会う生きもの

 外洋と呼ばれる広大な海には、長い距離を移動したり、大量のえさを集めたりしながらくらす大型の生きものが数多くいます。本エリアでは、オニイトマキエイ、マンボウ、リュウグウノツカイ、イッカクに加え、地球最大の動物であるシロナガスクジラや、“流氷の天使”と呼ばれるクリオネも紹介します。それぞれの生きものが広い海で生き抜くために獲得した特徴的な“カタチ”に注目します。

1.オニイトマキエイ

 全長5メートルを超える世界最大のエイの仲間です。ロビー正面には実寸模型を展示。大きく広がる胸びれや口元のひれなど、プランクトンを効率よく集めるための体のつくりを観察できます。

(模型:神奈川県立生命の星・地球博物館)

2.マンボウ

 円盤のように丸く平たい体が特徴の大型魚です。一般的な魚とは大きく異なる体形をしており、その役割は現在も研究が続けられています。

(標本:東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム)

3.リュウグウノツカイ

銀色に輝く細長い体と赤いひれをもつ深海魚です。生きた姿が観察される機会は少なく、その神秘的な姿から“竜宮の使い”と呼ばれています。

(模型:不思議博物館)

4. イッカク

北極圏の海にくらす海洋哺乳類です。長く伸びた牙のような部分は実は歯であり、その役割には今も多くの謎が残されています。

(模型:東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム)

マンボウ(標本)
リュウグウノツカイ(模型)
イッカク(模型)

■浅い海・身近な海で出会う生きもの

 海の生きものの不思議な“カタチ”は、遠い深海だけでなく、私たちの身近な海にも数多く見られます。本エリアでは、メガネモチノウオやシュモクザメ、コブセミエビ、アオイガイ、サメの卵殻などを展示します。また、リーフィーシードラゴンやミミックオクトパス、コノハガニを題材にした擬態・カモフラージュ体験や、サメ肌の触察展示など、実際に見て、触れて学べる体験展示も楽しめます。

1.シュモクザメ

 ハンマーのように左右へ広がった頭部が特徴です。頭部には獲物を探すための感覚器官が多く集まり、広い視野を確保する役割があると考えられています。

(標本:東京都市大学 古生物学研究室)

2.メガネモチノウオ

別名「ナポレオンフィッシュ」。成長すると目の上に大きなこぶが現れ、厚い唇をもつことが特徴です。このこぶはメスへのアピールに役立つと考えられており、1メートルを超える大型模型でその特徴的な姿を観察できます。

(模型:神奈川県立生命の星・地球博物館)

3.コブセミエビ

せんべいのように平たい体と板状の触角が特徴です。大きなハサミをもたず、平たい体と触角を生かして岩場や海底に身を隠してくらしています。

 (標本:東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム)

メガネモチノウオ(模型)
コブセミエビ(標本)

エピローグ もっと知りたい、伝えたい

 展示を通して出会った海の生きもの。その不思議な“カタチ”には、まだまだたくさんの発見が隠されています。エピローグでは、海の世界への興味や探究心をさらに広げながら、企画展を締めくくります。

 会場内には、海の生きものにまつわる意外な知識や驚きの生態を紹介する「海洋生物豆知識」のミニカードを点在させて掲示します。展示を巡りながらミニカードを探すことで、海の世界に隠されたさまざまな発見を楽しむことができ、展示全体の回遊性を高める仕掛けにもなっています。

 また、「気になる海の生きもの人気投票」では、企画展で出会った海の生きものの中から形や姿が気になった生きものに投票することができます。どの生きものに心をひかれたのかを振り返りながら、それぞれの“カタチ”や魅力について改めて考えるきっかけとなります。

 さらに、海の生きものや海洋環境に関する本を集めた図書コーナーでは、展示を通して生まれた疑問や興味をもとに、さらに学びを深めることができます。展示で得た発見や疑問を振り返りながら、海の生きものたちの多様な“カタチ”に触れ、「なぜこの形なのだろう」という視点で、生きものへの興味や理解をさらに深めてみましょう。

2.関連イベント 

 企画展の開催期間中には、以下の関連イベントを開催いたします。その他関連イベントについては、ホームページをご確認ください。

テーブルサイエンス(※)「パクパクザメをつくろう!」

(※)テーブルサイエンスとは、机上で短時間に楽しめる実験や工作プログラムです。

■内容:

サメに関するクイズに挑戦しながら、口がパクパク開くサメを作ってみよう!
サメの歯はどんな形をしているかな?
工作を通して楽しく学びます。

■日時:会期中毎日開催、10:00~18:00 (最終受付17:45)

■所要時間:約 15 分間

■場所:多目的ロビー

■定員:1 回につき 5 人程度

■対象:どなたでも(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:予約不要(随時受付)

■参加費:無料

講演会「イラストで学ぼう!海の生きもののカタチ」

講師:農学博士/イラストレーター きのしたちひろ 氏

ウミガメなどの海洋動物の行動生態学・潜水生理学を専門とし、東京大学大学院農学生命科学研究科卒豪後、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2023年よりイラストレーターとして活躍。生きものの生態や行動を、楽しみやすいイラストで伝える活動を行っており、著書に「最新研究で迫る 生き物の生態図鑑」、「ポケモン生態図鑑」などがある。

みなと科学館の企画展では、メインビジュアルのほか、展示に登場する海洋生物のイラスト制作を担当。

■内容:

企画展のイラストを担当するきのしたちひろ氏を講師に迎え、海洋生物の形の面白さや、生きものを描くときの観察のポイントを紹介します。

当日は、子ウミガメの標本を実際に観察しながら、甲羅の形や模様を描く体験も行います。よく見て、触れて、描くことで、海の生きものの体にかくれたひみつを探し、「なぜこんな形をしているのか?」を一緒に考えます。

■日時:2026年8月29日(土) 13:30~14:40

■所要時間:約 70 分間

■場所:実験室+オンライン

■定員:36 人(会場)+200人(オンライン)

■対象:小学生~大人

(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:みなと科学館HPよりお申込みください

■参加費:無料

講演会「深海魚 その不思議なカタチのひみつ」

講師:東京海洋大学 マリンサイエンスミュージアム 館長

 茂木 正人 氏

水産学博士、東京海洋大学海洋環境科学部門 教授、国立極地研究所 教授、マリンサイエンスミュージアム 館長

専門は魚類学。南極海の魚類・生態系について長年研究を行っている。「食材魚貝大百科(平凡社)」他執筆。本企画展では、魚類分野の監修および東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム所蔵標本の出展に協力。

■内容:

人間が宇宙に行く時代になって久しいですが、地球上の深海と呼ばれる領域は、未だに我々を魅了する何かを持っています。

テレビやインターネットでは、有人・無人潜水艦で撮影された不思議な姿を見ることができるようになりましたが、深海魚を正しく説明している情報は意外と少ないようです。講演では、深海魚がどんな生きものなのか、どんな暮らしをしているのか、その不思議なカタチの持つ意味をひも解きます。

■日時:2026年8月30日(日) 14:30~15:40

■所要時間:約 70 分間

■場所:実験室+オンライン

■定員:36 人(会場)+200人(オンライン)

■対象:小学校4年生~大人

■お申込み方法:みなと科学館HPよりお申込みください

■参加費:無料

特別体験展示「移動博物館~さわって学ぶ海の生きもののカタチ」

講師:NPO法人 Science and Art

子どもから大人まで幅広い世代に身近な自然や科学の楽しさを伝えることを目的に、実物標本を用いた観察会やワークショップを企画・運営している非営利団体。2025年より、標本を自由に観察し触れることができる施設『小さな博物館』を開館。学校や地域とも連携し、新しい学びの形を提案している

■内容:

みなと科学館に普段博物館で見ている標本たちが大集合!標本を実際に見て、触って、細部まで詳しく観察し、海の生きもののカタチについて考えます。

■日時:2026年7月24日(金)、25日(土)、9月6日(日)

    ①10:00~12:00 (最終受付11:45)

    ②14:00~16:00 (最終受付15:45)

■所要時間:約 30 分間

■場所:実験室

■定員:なし

■対象:どなたでも

(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:予約不要(随時受付)

■参加費:無料

イベント「シュモクザメ大調査!~見て学ぶサメのからだと標本づくりの裏側~」

■内容:

シュモクザメの頭は、なぜハンマーのような形をしているのでしょう?サメ肌は、どうしてザラザラしているのでしょう?アカシュモクザメの外側と内側をじっくり観察しながら、サメの体のつくりとくらしの関係を探ります。

サメ肌に触れる体験や、講師による解剖デモを通して、鰓・肝臓・胃などの内部構造も観察します。さらに、標本の種類や作り方、研究や展示での使われ方も紹介します。

サメの「形」には、どんなひみつがかくれているのか?実物を見ながら、一緒に調査してみましょう!

■日時:2026年8月1日(土) 14:30~15:30

■所要時間:約 60 分間

■場所:実験室

■定員:36 人

■対象:どなたでも

(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:みなと科学館HPよりお申込みください

■参加費:無料

イベント「深海生物釣り体験!」

■内容:

暗い深海の世界に、生きものがかくれています。つりざおを使って、どんな深海生物がいるのか探してみましょう!大きな口、不思議な目、変わった体の形など、つれた生きものをじっくり観察するのがポイントです。深海探査隊の気分で、生きものの「カタチ」のひみつを見つけてみませんか?

■日時:会期中毎日開催、10:00~18:00 (最終受付17:45)

■所要時間:約 5 分間

■場所:多目的ロビー

■定員:1 回2 人程度

■対象:どなたでも(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:予約不要(随時受付)

■参加費:無料

イベント「海の生きもの祭り!」

■内容:

夏の企画展「海の生きもののカタチ」に関連した工作が楽しめます。今回は3つのブースを用意しています。当日参加可能です。ぜひご参加ください。

➀ 海の生きものヘッドバンド 
➁ ぽこぽこイカ・タコ 
➂ みなと海洋調査隊!(輪投げ)

■日時:2026年7月19日(日)、8月2日(日)
① 10:00~12:00 (最終受付 11:45)
② 14:00~16:00 (最終受付 15:45)

■所要時間:1ブースにつき約 15 分間

■場所:実験室

■定員:なし

■対象:どなたでも

(小学校3年生以下は18歳以上の保護者同伴)

■お申込み方法:予約不要(随時受付)

■参加費:無料

●港区立みなと科学館概要

所在地:東京都港区虎ノ門 3-6-9

開館時間:9:00~20:00(最終入館時間 19:30)

休館日:毎月第二月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)※臨時休館日あり

入館料:無料 プラネタリウムは有料 一般投影(1 回分)大人 600 円/小・中・高 100 円

みなと科学館公式サイト: https://minato-kagaku.tokyo/

公式X:@minato_kagaku

公式 LINE:@minato-science

公式 youtube:@user-qe9tu7fh1f

【問い合わせ先】港区立みなと科学館     広報担当

電話:03-6381-5041(9:00~20:00)     FAX: 03-3578-3719

e-mail:koho@minato-kagaku.tokyo

「海の生きもののカタチ」ビジュアル
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