インターコンチネンタル リヨンにて、HERALBONY Art Prize2025グランプリのエヴリン・ポスティックの展覧会が開催

歴史的建築と現代アート、ホスピタリティを結びつけ、新たな体験を提案

株式会社ヘラルボニーのプレスリリース

株式会社ヘラルボニーの欧州子会社であるHERALBONY EUROPEは、「HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia」にてグランプリを受賞したフランス人作家 エヴリン・ポスティックの展覧会を、インターコンチネンタル リヨン にて開催することをお知らせします。

HERALBONY Art Prizeは、受賞作家のその後の活躍までを見据えた「出口のあるアワード」を目指しています。ヘラルボニーは、受賞後も作品が社会と出会う機会を創出するため、企業や文化施設などのパートナーとの連携を通じて、国内外で新たな展示やプロジェクトを展開しています。

今回のインターコンチネンタル リヨンでの展覧会も、その取り組みから生まれたプロジェクトの一つです。きっかけとなったのは、ヘラルボニーとインターコンチネンタル リヨン総支配人のニコラ・メルシエ氏との出会いでした。リヨンの古地図をもとに制作されたエヴリン・ポスティックの作品に同氏が深く共鳴したことから、本展の開催へとつながりました。

インターコンチネンタル リヨンは、15世紀から2010年まで実際に「オテル・デュー・ド・リヨン(市民病院)」として機能していた歴史的な建造物を大規模リノベーションし、2019年に誕生した5つ星ホテルです。かつて、市民病院として機能を果たしていた時代、エヴリン・ポスティックはこの病院で生まれました。作家の生誕地である特別な場所で展覧会を行うことは、大きな意義を持つ出来事となります。

「その土地に深く根ざした体験と地域の物語をゲストへ届ける」という、インターコンチネンタル リヨンの想いと、エヴリン・ポスティックの芸術世界との共鳴によって、本プロジェクトを実現することができました。

《Mystères(ミステリー)》エヴリン・ポスティック

アートを五感で楽しむ、限定スイーツとカクテル、フラワーアレンジメント

今回のプロジェクトは、展覧会だけにはとどまりません。パティシエ特製スイーツ2種、日本から着想を得たシグネチャーカクテル、そしてこのコラボレーションのために制作されたフラワーアレンジメントを通して、五感でアートを体験できる空間が用意されました。

シェフ・パティシエであるヴァンサン・トマサン氏が手がけた「スモークアプリコットのタルト」は、展示作品のひとつである《Chaudronnerie n°14》から着想を得た一品。作品に通じるスモーキーなニュアンスと渦を描くような造形を、デザートで表現しています。

《Chaudronnerie n°14》エヴリン・ポスティック
作品から着想を得た「スモークアプリコットのタルト」

また、「レモンとフランボワーズのトロペジェンヌ」は、《Peurs Profondes》をモチーフに制作。支持体となっているサン=トロペからマントンにかけての古地図と、鮮やかな色彩の世界観をスイーツに落とし込みました。

《Peurs Profondes》エヴリン・ポスティック
「レモンとフランボワーズのトロペジェンヌ」

さらに、隣接するバーでは、日本の夏から「Natsu」と名付けられたシグネチャーカクテルも提供。ジャパニーズジンを使用し、HERALBONYのルーツである日本へのオマージュと、夏の爽やかな情景を表現しています。

このほか、リヨンのフローリスト「Amarylice」が本展のために制作した特別なフラワーアレンジメントも展示され、アートの世界観を空間全体でお楽しみいただけます。

©︎ Nathan Gassie

開催概要

  • 会期:2026年7月9日(木)~9月1日(火)

  • 会場:インターコンチネンタル リヨン内「Bar Le Dôme」

  • 開場時間:12:00~24:00(ティータイム 15:00~18:00)

  • 料金:入場無料(バーでのご注文が必要です)

  • 公式サイト:https://lyon.intercontinental.com/bar-le-dome/

インターコンチネンタル リヨンとエヴリン・ポスティックの繋がり

©︎ Eric Cuvillier

インターコンチネンタル リヨンは、街の歴史を象徴する建物のひとつとして、ユネスコ世界遺産「リヨン歴史地区」の中心に位置しています。建物自体が建設されたのは12世紀で、聖地巡礼や十字軍遠征に向かう、聖職者や巡礼者、戦士を受け入れる施設として設計されました。避難所にとどまらず、次第に医療施設としての機能を持つようになり、やがてリヨンを代表する病院のひとつへと発展していきました。

4年間にわたる大規模な修復を経て、2019年にインターコンチネンタル リヨンとして生まれ変わりました。長い歴史と現代的なデザインが調和する美しい空間は、世界中の旅行者から注目と称賛を集めています。

インターコンチネンタル リヨンは、歴史的建造物であるだけでなく、市民の集合的な記憶の一部でもあります。病院としての機能を果たしていたため、リヨン市民のおよそ3人に1人がこの場所で生まれており、エヴリン・ポスティックもその一人です。この場所は自身の個人史と深く結びついた、特別な思いの詰まった場所です。

ドキュメンタリー:インターコンチネンタル リヨン前に立つエヴリン・ポスティック

エヴリン・ポスティックのコメント

©︎ Nathan Gassie

このたび、歴史あるインターコンチネンタル リヨンで私の作品を展示していただけることを、大変光栄に思います。このホテルは、かつての旧リヨン市立病院を改修した特別な場所です。私自身も多くのリヨン市民と同じようにこの場所で生まれました。豊かな歴史を受け継ぎながら新たな命を吹き込まれたこの場所で、私は今でも静かな回廊や中庭を散策し、その穏やかな空気を楽しんでいます。このような特別な場所で作品を展示する機会をくださったインターコンチネンタル リヨン総支配人のニコラ・メルシエ氏、そして本展を企画し、アーティストとして支え続けてくださるヘラルボニーに心より感謝します。今を生きるアーティストに光を当て、その活動を支えてくださるすべての皆さまに、心から感謝します。

プロフィール

1989年、フランス・グルノーブルにて独学で絵画、彫刻、ドローイングを始める。 線が絵になる瞬間、彼女は日常から解放される夢をみる。 そして、自由に形を創造することで無限の表現への可能性は、彼女の大きな力となるという。自然界に存在する驚くべき形や色彩に着目しながら、人と植物、動物とを溶け合わせることで、豊かで多層的な世界を憂いている。 長い時間をかけて綿密な点描を重ね、無数のディテールを描き込んでいくことで、作品に独特の味わいを生み出していく。 キャンバス、トレーシングペーパー、古い海図や歴史を宿す古い紙など、多様な素材を置くことも彼女に新たな着想をもたらし、未知の旅へと導かれている。

インターコンチネンタル リヨン 総支配人 ニコラ・メルシエ氏のコメント

©︎ Seasons Production

HERALBONY EUROPEのCGOであるMegumiと出会ったとき、彼女の言葉に私は深く心を動かされ、すぐに心に響きました。というのも、障害というテーマは、私自身の人生とも深い関わりがあるからです。その後、エヴリン・ポスティックの作品をプレゼンしてもらってからは、コラボレーションは自然な流れで実現しました。ヘラルボニーが私たちにもたらしてくれたのは、単に展示するための作品ではなく、一人の作家の物語、豊かな感性、そして人間としての深い魅力でした。だからこそ、このプロジェクトには特別な意味があります。私たちが目指したのは、展覧会を開催することだけではありません。作品、オープニングレセプション、そして作品世界から着想を得たアフタヌーンティーを通じて、エヴリンの世界へ没入するような、ひとつの体験をお客様に届けたいと考えたのです。

HERALBONY Art Prizeについて

特設サイト:https://artprize.heralbony.jp/

「HERALBONY Art Prize」は、障害のあるアーティストの才能を国際的に称えるアート賞として2024年に創設されました。創設から3年で、100の国と地域から延べ7,500点を超える応募が寄せられ、年齢や国籍を問わず、多様で独創的な表現が集まっています。国際的な審査の場に挑戦する作品は、「障害とアート」という従来の枠組みを超え、社会に新しい価値観や視点をもたらしています。ヘラルボニーはこのプライズを通じて、障害のある方々の創造性が社会に与える影響力を持続的に高めていくと共に、唯一無二の表現を多くの観客に届け、アーティストたちの長期的な成長と活躍を後押しする場を開拓していきます。

株式会社ヘラルボニーについて

「異彩を、 放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024年7月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。

会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.

所在地:〒020-0026岩手県盛岡市開運橋通2-38(本社)、〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付(東京拠点)

代表者:松田 崇弥、松田 文登

コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp

オンラインストア:https://store.heralbony.jp/

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