災害時に多言語で避難案内、防災防犯ライトの無償設置を開始

一般社団法人大御所会のプレスリリース

「ともしびガイド付き 防災防犯ライト」、地震・津波の情報で全ライトの案内画面が一斉に避難場所の案内へ。平常時は多言語の案内板、停電時も点灯

報道関係者各位
2026年10月14日(水)
一般社団法人大御所会

文化財の防災・防犯に取り組む一般社団法人大御所会(大阪市中央区、理事長:大島 勝好)は、2026年10月14日(水)、「ともしびガイド付き 防災防犯ライト」の、文化財・公共施設への無償設置の受付を開始します。

ライトのQRコードから開く自社開発の案内画面「ともしびガイド」は、震度6弱以上の地震や津波警報を受けると、全ライトで一斉に避難場所と道順の多言語表示に切り替わります。

ライトは太陽光で発電し、停電しても点灯します。平常時は多言語の案内板となり、防犯カメラも備えます。

費用は支援企業のご支援でまかない、施設の負担も工事もありません。ライト本体の国内設置127台(2026年8月時点)から、1,000台への拡大を目指します。

ともしびガイド付き 防災防犯ライト。災害時は、QRコードから開く案内画面が自動で避難案内に切り替わる(写真は設置イメージ。画面は開発中のデモで、施設名は例示)

ふだんの案内板が、災害時にはそのまま避難案内に

  • 災害時:全ライトの案内画面が一斉に避難案内へ。ライトは停電しても点灯・充電

  • 平常時:トイレ・AED・ごみ箱などを多言語で案内

  • いつでも:防犯カメラで見守り。利用状況は施設がデータで確認

  • 施設の負担:設置・運用・保守の費用なし。工事不要

ともしびガイド付き 防災防犯ライトの4つの役割。災害時の避難案内、平常時の多言語の案内板、防犯の見守り、施設の費用負担なし

背景:防災情報は「事前に調べた人」にしか届かない

自宅近くの避難場所が「どこにあるのかわからない」人は60%でした。勤務先・通学先の近くでは、有職者・学生の89%が「わからない」と答えています(※1)。

防災アプリやウェブサイトは、事前に知って調べておくことが前提です。旅行者や、初めてその場所を訪れた人には、その前提がありません。

2025年の訪日外客数は推計4,268万人で、過去最多となりました(※2)。訪日客が旅行中に困ったことの1位は「ごみ箱の少なさ」(17.2%)でした。「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」も10.9%ありました(※3)。災害時の避難だけでなく、ふだんの「どこにあるか」にも、多言語の案内が求められています。

文化財や公園には、電線や基礎工事を入れにくい場所が多くあります。案内板や防犯灯を増やしたくても、工事や費用が壁になります。

QRコードの案内だけでは、設置場所の電源や停電時の備えが課題になります。灯りだけでは、避難場所やトイレの場所までは伝えられません。大御所会は、独立電源の灯りと多言語の案内、災害時の自動切替を1台にまとめました。

自宅近くの避難場所が「わからない」人は60%、勤務先・通学先の近くでは89%。2025年の訪日外客数は4,268万人で過去最多(出典は本文の※1〜※3)
災害時の利用シーン。停電で周りの灯りが消えてもライトは灯り、訪日客はQRコードから開く案内画面で避難場所を確認し、近くの人はスマートフォンを充電できる(AIで生成したイメージ)

※1 株式会社クロス・マーケティング「防災に関する調査(2025年)備え・実践編」(2025年7月16日〜18日、全国の20〜79歳の男女3,000人、インターネット調査)https://www.cross-m.co.jp/report/20250807bousai

※2 日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月および年間推計値)」2026年1月21日発表 https://www.jnto.go.jp/news/press/20260121_monthly.html

※3 観光庁「令和7年度 訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」(2025年11月18日〜2026年1月13日、出国前の訪日外国人旅行者4,110件)https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_00039.html

特徴1:地震・津波などの情報で、全ライトの案内画面が一斉に避難場所の案内へ

ともしびガイドは、気象庁の地震・津波・大雨などの情報を受け取ります。基準に達すると、施設のすべてのライトの案内画面が一斉に災害時の表示(災害モード)へ切り替わります。同時に、施設の責任者へメールで知らせます。職員が不在のときも、操作を待たずに切り替わります。

標準の基準は次のとおりです。

  • 地震:震度6弱以上

  • 津波:津波警報以上

  • 大雨・土砂災害・河川の氾濫・高潮:警戒レベル5(特別警報)

  • 暴風(台風など):暴風特別警報

  • 火山:噴火警戒レベル4以上

基準は、海沿い・川沿いといった施設の立地に合わせて変えられます。手動でもボタン1つで切り替えられ、大御所会からの一括切替にも対応します。

災害モードの画面では、最寄りの避難場所と道順を表示し、支援企業の表示はすべて止めます。避難情報は参考情報として提供し、その旨を画面に明記します。

案内画面は、スマートフォンに入っている書体だけで表示します。書体(フォント)のデータを読み込まないため、通信量が少なく、すばやく表示できます。

気象庁の情報を受けて、施設内すべてのライトの案内画面が一斉に避難案内に切り替わる。右は切り替えの標準の基準(画面は開発中のデモで、施設名は例示)

特徴2:停電しても灯るソーラー式の防災ライト。スマートフォンの充電にも

ライトは太陽光で発電・蓄電する独立電源です。施設の電源や配線は使わず、停電時も点灯します。

スマートフォン充電用のUSBポートは6口(Type-A×3、Type-C×3)で、無料で使えます。充電用の電池は照明と別系統のため、停電時も明かりを消さずに充電できます。帰宅困難者や来訪者が、その場で連絡手段を確保できます。

停電したときの違い。ともしびガイド付き 防災防犯ライトは、点灯・充電・案内を続ける
防災防犯ライト「マイグレーションライト」の主な機能。ソーラー独立電源・USB充電6口・防犯カメラ・工事不要の置き型(写真は設置イメージ)

特徴3:平常時は、9つのボタンの多言語案内板

QRコードを読むとブラウザで開き、アプリのインストールや登録は不要です。対応言語は、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の5言語です。スマートフォンの言語設定に合わせて自動で切り替わります。

ボタンの絵記号は、標準案内用図記号(JIS Z 8210)を基本にしています。駅や空港の案内と同じ考え方で、言葉に頼らず形で伝わるよう作りました。看板にも同じ9つのボタンが並びます。

  • 避難場所:最寄りの場所と道順

  • トイレ:車いす対応やおむつ替えの設備で絞り込み

  • AED・救護:最寄りのAEDと使える時間。119番・110番にワンタップ

  • 休憩・飲食:日陰・ベンチ・自販機・水飲み場など

  • このほか、喫煙所、ごみ箱、パンフレット、充電スポット、Wi-Fi(対応施設のみ)

施設が日本語でお知らせを入力すると、各言語の訳文も同時に表示されます。公式サイトや寄付、イベント情報へのリンクも最大4つ置けます。変更はその場で来訪者の画面に反映されます。

平常時の利用シーン。旅行者の家族がライトのQRコードを読み、車いすの方も付き添いの人とトイレなどの場所をスマートフォンで確認する(AIで生成したイメージ)
看板と同じ9つのボタンを、スマートフォンの言語で表示する多言語の案内板(画面は開発中のデモで、施設名は例示。「ひなた損保」は架空の企業名)

特徴4:防犯カメラ付きの防犯灯として、いたずらを抑止

人感センサーと赤外線LEDを備えた防犯カメラを搭載しています。いたずらを抑止し、24時間、施設を見守ります。

特徴5:どのボタンが何語で使われたか、施設がデータで確認できる

施設は管理画面の利用レポートで、どのライトで、どのボタンが、何語で使われたかを確認できます。

来訪者が何を探しているか、どの言語の案内が必要かを、実際の利用状況から把握できます。

施設の管理画面「利用レポート」。日ごと・時間帯別・言語別の利用状況を確認できる(開発中のデモ画面。数値はすべて仮データ)

特徴6:工事不要、施設の費用負担なし。支援企業の表示は施設が選べる

ライトは地面を掘らない置き型です。行事や季節に合わせて、設置後に場所を変えることもできます。文化財の周辺でも設置を検討しやすい設計です。設置の可否は、所管の機関と事前に確認します。

設置・運用・保守、故障への対応、事業終了時の撤去と原状回復は、大御所会が行います。施設にお願いするのは、設置場所と場所情報のご提供、必要なときのお知らせ・災害モードの操作です。

費用は、地域で防災・案内を支える支援企業のご支援でまかないます。ご支援は、ライトとガイドの運営・維持のほか、設置施設や国内の文化財への寄付に充てます。

支援企業は「Supported by」の控えめな表示とし、避難情報より前には出しません。看板への表示は、施設が「ロゴ」「社名1行」「載せない」から選べます(載せない場合も案内画面には表示します)。載せない業種も、施設ごとに設定できます。看板に企業名を載せる場合は、設置前に自治体の条例に照らして、担当課と施設に確認します。

ともしびガイド付き 防災防犯ライトのしくみ。費用は支援企業のご支援でまかない、設置施設の負担はない
ともしびガイド付き 防災防犯ライトの設置イメージ(街なか・城跡・海辺・駐車場)。地面を掘らない置き型で、設置後に場所を変えられる

ライト本体の実績

ライト本体の「マイグレーションライト」は、国内127台(2026年8月時点)の設置実績があります。大阪・関西万博や国宝 久能山東照宮などで採用され、東京都との実証実験(東京 芝公園)や豊崎美らSUNビーチ(沖縄県)にも設置されています。

導入までの流れ

導入までの流れ。ご相談から運用開始まで、施設の費用負担はない

①ご相談・現地確認 ②設置場所・台数・表示内容のご相談 ③トイレなどの案内情報の準備 ④設置(工事不要) ⑤運用開始

概要

  • 名称:ともしびガイド付き 防災防犯ライト

  • 構成:ソーラー式の防災防犯ライト「マイグレーションライト」+案内画面「ともしびガイド」(大御所会が自社開発)

  • 設置の対象:文化財、公園・観光施設などの公共施設、自治体

  • 施設の費用:設置費・運用費・保守費はかかりません

  • 利用者の費用:無料(アプリ・登録不要)

  • 受付開始日:2026年10月14日(水)

  • あわせて募集:運営を支える支援企業

  • 詳しい説明:https://www.oogosho.com/tomoshibi-guide/

  • デモ画面(スマートフォンで平常時と災害時の画面を体験できます):https://oogosho-demo.vercel.app/

  • お申し込み:大御所会 お問い合わせフォーム(https://www.oogosho.com/?c=tg-setup#contact)

よくある質問

Q. 施設の費用は本当にかからないのですか。

A. 設置費・運用費・保守費はかかりません。故障への対応や、事業終了時の撤去・原状回復も大御所会が行います。

Q. 避難場所の情報は誰が登録しますか。

A. 施設からご提供いただく場所情報をもとに、設置前に登録します。避難場所は災害の種類ごとに切り替えず、登録した場所を案内します。

Q. 自治体の避難指示とはどう関係しますか。

A. 現在のともしびガイドは、気象庁の情報で切り替わります。避難情報は参考情報です。自治体の避難情報との連携は、2026年12月以降、「Lアラート」への順次対応を予定しています。

Q. 通信がつながりにくい場所でも使えますか。

A. 案内画面はスマートフォンの通信で開きます。書体のデータを読み込まないため通信量が少なく、すばやく表示します。対応施設では、ライトのフリーWi-Fiも使えます。

Q. 支援企業の名前は画面に出ますか。

A. 「Supported by」として控えめに表示します。避難情報より前には出さず、災害時は表示を止めます。企業サイトへの誘導やクーポンは載せません。

Q. 利用データで個人が特定されることはありますか。

A. 利用レポートは、ライト・ボタン・言語ごとの利用状況です。個人は特定しません。

Q. 防犯カメラの映像は誰が管理しますか。

A. 映像は、設置施設または施設の管理団体が管理します。

理事長コメント

一般社団法人大御所会 理事長 大島 勝好

「防災の情報は、事前に調べた人にしか届かないことが多くあります。初めて訪れた場所で災害に遭っても、目の前の灯りから避難場所を確かめられる。そうした備えを、施設のご負担なく全国に広げてまいります。国宝の境内で生まれた団体として、文化財と、そこを訪れる方の安全に役立ててまいります。」

今後の展望

文化財や公共施設を中心に、ライト本体の設置を現在の127台から国内1,000台へ広げることを目標に取り組みます。ともしびガイド付きの設置が決まった施設は、順次お知らせします。

2026年10月17日(土)・18日(日)に鳥取県倉吉市で開かれる「ぼうさいこくたい2026」(第11回防災推進国民大会)に出展します。

「Lアラート」への対応後は、自治体が発信する避難情報との連携を目指します。

一般社団法人大御所会について

2007年、徳川家康公をお祀りする国宝 久能山東照宮の境内で設立。文化財を後世へ守り伝えることを目的に、防災・防犯と文化財保護を結ぶ活動に取り組んでいます。2023年に一般社団法人化。関東・中部・関西・中国・沖縄の5支部で活動しています。全国国宝重要文化財所有者連盟 賛助会員。

所在地:大阪府大阪市中央区大手通2-3-14 ツムラ大手通ビル101号
代表者:理事長 大島 勝好
設立:2007年(2023年法人化)
事業内容:文化財・神社仏閣の破損調査、電源不要自動点灯ライト・防犯カメラの設置、文化財・神社仏閣の観光プロモーション撮影
URL:https://www.oogosho.com/

本件に関するお問い合わせ先

【報道関係のお問い合わせ】
一般社団法人大御所会 広報担当:石井
TEL:06-6125-5090 E-mail:info@oogosho.com

【設置・ご支援に関するお問い合わせ】
一般社団法人大御所会
TEL:06-6125-5090 E-mail:info@oogosho.com
設置のご相談:https://www.oogosho.com/?c=tg-setup#contact
支援企業のご相談:https://www.oogosho.com/?c=tg-support#contact

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