地域産業を未来へつなぐ観光モデルとして、越前鯖江での取り組みが評価
一般社団法人SOEのプレスリリース

一般社団法人SOE(福井県鯖江市、代表理事:内田徹)は、日本各地でその土地ならではの体験価値を創出し、観光・体験産業の未来を切り拓く事業者を表彰する「Forbes JAPAN Destinations of the Year 2026」において、「The 30 Collection」に選出されました。
地域産業を100年先へつなぐ手段として観光を位置づけ、職人や地域事業者と共に価値を磨き上げながら、訪日外国人旅行者に向けた高付加価値な観光体験の創出と地域内での経済循環の創出に取り組んでいる点が評価されました。
伝統を未来へつなぐ観光地域づくり
SOEは2022年に設立した、越前鯖江地域(福井県鯖江市・越前市・越前町)を拠点とする観光地域づくり法人です。越前鯖江地域には、越前漆器、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥、越前焼、眼鏡、繊維といった7つの地場産業が半径約10km圏内に集積しています。
SOEでは、地域に根づくものづくりや精神文化、食文化を、その土地ならではの体験として編み直し、地域産業の価値向上と文化継承につながる観光地域づくりを進めています。
代表的な取り組みであるオープンファクトリーイベント「RENEW」は、約120社が参加し、3日間で延べ5.5万人が来場するイベントへと成長しました。また2025年には、越前和紙を体感する工芸宿「SUKU」を開業し、地域事業者と連携することで、年間を通じて工房見学や体験の受入体制を整備し、国内外からの誘客を推進しています。


「体験そのものが旅の目的地になる」デスティネーションへ
また、SOEは、福井県を拠点とすローカルDMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)として、「ZEN × CRAFT × FOOD」をテーマに、地域資源を活かした高付加価値な観光コンテンツの企画・造成に取り組んでいます。
曹洞宗大本山永平寺をはじめとする精神文化、越前漆器や越前和紙などの伝統工芸、そして地域の食文化を一つのストーリーとしてつなぎ合わせることで、福井ならではの滞在価値を創出しています。
工芸や食を個別の観光資源として消費するのではなく、地域で受け継がれてきた文化や価値観に触れる体験として届けることで、「体験そのものが旅の目的地になる」デスティネーションづくりを目指しています。
また、本物の文化や地域とのつながりを求める欧米豪を中心とした海外市場に向けて、職人や料理人、地域の人々との出会いを通じ、その土地に息づく価値観に触れる体験を提供し、福井ならではの文化や精神性を深く味わう滞在を通じて、その魅力を世界へ届けています。


観光を地域産業の継承につなげる
SOEでは、観光を地域産業の未来につなげる循環の仕組みとして位置づけています。
オープンファクトリーイベント「RENEW」を通じて地域の魅力を発信し、国内外から訪れた旅行者が工房見学やものづくり体験を通して地域への理解を深める。そして宿泊や地域での消費、工芸品の購入やふるさと納税、さらには二拠点居住や移住、事業参画など、継続的な関係へとつながる循環を目指しています。
地域の職人や料理人、寺院、自治体など多様な主体と連携しながら、「越前鯖江のつくるをつなぐ」というビジョンのもと、地域経済と文化継承の両立に取り組んでいます。
SOEの取り組みの詳細は、下記HPよりご確認いただけます。
https://soe.or.jp/media-award/pid1773/
今回の評価について
今回の選出では、地域文化を活かした独自性の高い体験づくり、地域事業者と連携した持続可能な観光モデル、観光を通じて地域経済と文化継承を両立させる取り組みなどが評価され、「Forbes JAPAN Destinations of the Year 2026」の「The 30 Collection」に選出されました。
2026年8月6日には、受賞事業者やアドバイザリーボード、来賓が一堂に会する「Forbes JAPAN Destinations of the Year 2026 AWARD & RECEPTION」が東京ステーションホテルにて開催され、受賞事業者の表彰が行われます。
また、本アワードの内容は、2026年8月25日発売予定の『Forbes JAPAN』2026年10月号「Destinations of the Year 2026」特集にも掲載される予定です。
一般社団法人SOE 代表理事 内田 徹 コメント
この度、「Forbes JAPAN Destinations of the Year 2026」の「The 30 Collection」に選出いただきましたことを大変光栄に思います。
今回の評価は、日頃より福井を訪れてくださる国内外のお客様をはじめ、地域の事業者、職人の皆様、自治体や観光関係者の皆様など、多くの方々のご支援とご協力によって築かれたものです。
私たちは、福井の本質的な価値は、単なる観光資源ではなく、長い歴史の中で育まれてきた精神文化、ものづくりの技術、そして地域に根づく人々の暮らしそのものにあると考えています。
私たちの取り組みの原点には、産地の工房を開放し、作り手と訪れる人が直接出会う場を創出してきたオープンファクトリーイベント「RENEW」の思想があります。工芸やものづくりを「見るもの」から「人や地域との関係性の中で体験し、価値を共有するもの」へと転換してきた挑戦が、現在の通年型の地域づくりやクラフトツーリズムへとつながっています。
私たちは、観光とは地域文化を一時的に消費するものではなく、その価値を次世代へ継承していくための仕組みであると考えています。
これからも地域の皆様と共に、クラフトツーリズムを軸に、地域に根づく精神文化、ものづくり、食、そして人との出会いを未来へつなぐ滞在価値を創造し、福井を世界から選ばれる、日本を代表する持続可能な文化的デスティネーションへと成長させるとともに、未来へつながる観光モデルを世界へ発信してまいります。
「Forbes JAPAN Destinations of the Year 2026」について

地域の価値を体験へと昇華し、体験そのものが旅の目的地になる、新しい観光のあり方として、文化と経済の循環を生み出すプレイヤーに光を当てるアワードです。地域固有の文化・自然・食・ものづくり、人とのつながりなど、その土地ならではの資源を“体験”という形に磨き、持続可能な地域づくりに挑戦する事業者を称えることを目的としています。4つの評価基準軸「文化の進化性」「地域固有性」「循環型のビジネスモデル」「持続可能性」に基づいて、アドバイザリーボードによる選考を経て、全国から30の事業が「The 30 Collection」として選出されました。
一般社団法人SOE

一般社団法人SOE(ソエ)は、越前鯖江地域(福井県鯖江市・越前市・越前町)の観光地域づくり法人です。「越前鯖江のつくるをつなぐ」をビジョンに掲げ、オープンファクトリーイベント「RENEW」の運営や、通年で楽しめる産業観光を推進するための観光コンテンツ開発、産地ツアーの実施、宿運営、ふるさと納税業務など、地域資源を活かした多角的な事業を展開しています。
所在地:福井県鯖江市片山町7-10-4
本件に関するお問い合わせ: 一般社団法人SOE pr@soe.or.jp

